2007年9月 県内でたった一つのJRの終着駅へ。

このページをアップした現在は2010年の2月。
2年半近く前という古いものではありますが
りりんの鉄活動の最も初期のものとして
満を持して(?)ようやくお披露目させていただきます。

2007年の9月、県内でたった一つのJR終着駅と知り、
揖斐川を越えたお隣の町、大垣にある「JR美濃赤坂駅」へ。

開業は大正8年、木造駅舎の雰囲気がとても良い。


この駅の特筆すべきところとしては、
美濃赤坂支線と呼称されているものの
れっきとしたJR東海道「本」線の終着駅であるということ。

それから。
本線からピコッと飛び出した5kmほどのこの路線、
いわゆる盲腸線の先端にある「盲腸駅」だということなのです。

光沢の出た木製の長椅子、
磨りガラスが趣き深いです。

この駅ははるか山口にもつながっている。

山口県の観光ポスターが貼ってありました。
この駅は世界への扉、出発点でもあるかのような
そんな印象を抱きました。

この頃は(今もだけど)写真を撮り始めたばかりの頃なので
ほとんどうまく撮れてませんが
よろしくお付き合いくださいませ(拝)

光の、時の回廊へ。

美濃赤坂駅は無人駅、
だけど建物内には西濃鉄道の事務所があって
西濃鉄道の職員さんはつねにいらっしゃる模様です。

この駅には無料のレンタサイクルがありますょw
西濃鉄道の職員さんが
レンタサイクルの管理もされているのかな?

こくぞうさんの坂道からの町の景色がおすすめです。
(かなり坂がきついけど)

終点ですょ〜って標識だそうです。

奥には車止め。
手前の一本がJRの線路。右手に何本かあるのは
西濃鉄道の貨物ヤードの線路です。

矢橋工業の石灰貨物が一日に数本往来しており。
りりんちの裏の東海道線を通って
名古屋まで行くそうです。

ホームから駅舎を振り返って。

駅舎の中央あたりにレンタサイクルが並んでいます。

この駅の特徴として
よく挙げられていることがもう一つw
「駅舎からホームまでだいぶ離れてる」

だいたいは駅舎にホームがくっついてて、
というか線路に沿うように駅舎がある、のですが。。

終着駅ゆえにだろうかしら。
これもまたいい風情、かな?
地元の人のご意見もあろうけれど。

駅舎の方に向けられた信号灯。

「下7出」、「下2出」ってなんでしょう?
くわしくないのでまったく分かりませんが
シンプルで可愛らしい信号灯です。

その後こんな情報をいただきました。
この信号灯は車掌さんが発車時刻になったことを
確認するために用いられるそうです。
定刻になると点灯するとのこと。

「下2出」とは「下り2番線出発」の略だそうですょ。
デンキチさん、ありがとうございました。

ホームの先端から荒尾方面を眺める。

貨物ヤードにはコンテナを載せたトレーラーの荷台があったり。
線路にはタンク車が連なっていたり。
真夏の暑さをしのいだ雑草が
元気よく青々としています。

JRの線路のとこだけ除草してあるんかな?

貨物ヤードには荷物がいっぱい。

貨物ヤードにあるのはコンテナ輸送用なのか
袋詰めされた消石灰っぽいものがいっぱいです。

美濃赤坂駅のホーム、すっごく奥行きがあります。
端っこまで来ると駅舎がちっちゃい!

ホームの裏手の先には機関車が。

もう使われてないのかな?
線路っぽいものの上に乗ってはいますが。

西濃鉄道の機関車ですね。
矢橋工業の石灰石を昼飯線や市橋線から
運んでくるのに活躍してたのでしょうね。

昼飯線は全線廃止で市橋線は部分廃止となってます。
ここいらの工場発で貨物輸送が残ってるのは
矢橋の石灰貨物だけになってしまいました。。

ちょっと気になる。これってなんだろう。

資材置き場というか廃材置き場というか
こんな小屋も置いてあった。

どんなことに使われるのでしょうか。
さっきから疑問ばっかりだな(汗)

終着駅に着いた〜って感じのする一枚。

駅を降りるとそこは中山道のとある宿場町。
海に面しているわけでもなく
高い山がそびえて行く手を遮ることもなく。

雅な歴史と、化石と鉱山の町が迎えてくれます。

電車はここで止まるようです。

電車の停止位置から駅舎までもちょっと距離がある感じ。
駅名標もここが終点だと語っております。

電車がいつ来るのかまったく気にせず訪ねたので
電車には一度も会えずじまい。
お昼近辺だと3時間近く運行がなかったような。。

次の機会にはしっかりダイヤ確認して
車輌も撮影できるといいなぁ。

JR東海道「本」線、美濃赤坂駅からお届けしましたw

なつかしい記録を引っ張り出してきましたが
それを踏まえて今年の目標は
西濃鉄道探訪と、この赤坂駅の再訪w

かなうように励みたいと思います。


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