2009年7月 長良川鉄道の終点、北濃駅へ

郡上八幡駅に続き、海の日に山へ、第2弾ですw
長良川鉄道の終着駅、北濃駅へやってきました。

北濃駅といったらアレですょ、アレ!
有形文化財の機関車の転車台があるのです!!

待合所の運賃表と時刻表。

終着駅なだけに上り線の方にしか
時刻表の掲載がありません。
本数も一日に8本とずい分少ないです〜。

駅舎に併設しているラーメン屋さんは今は閉店していて
もの寂しさを感じずにはいられません。

ホーロー製の駅名標に国鉄時代の名残が。

ホームからの出口にはホーロー製の駅名標が
古い柱に打ち付けられていました。
国鉄時代の賑わいが感じられるようです。

蒸気機関車の時代には駅員が配備されていたとのことですが
現在は無人駅となっています。

「長良川鉄道終点」との木製の看板が。

ホームから駅舎への渡り口に
「長良川鉄道終点」との看板が。
線路はホームからまだ北へと延びています。
この先へ行ってみることにしました。

線路は草むらに紛れ、そして途切れた。

国鉄時代、この越美南線と
福井県側にある越美北線をつなぐという
計画がありましたが、
それが果たされる日は訪れませんでした。

北濃駅から北に延びた線路は草むらに紛れ、
そして途絶えます。。

登録有形文化財 旧国鉄越美南線北濃駅機関車転車台。

もの寂しげな表現ばかりでしたが
この駅には地元の人々の熱意により結成された保存会により
現在も動かせる状態が維持されている
機関車の転車台があります。

ホームから山ぎわの転車台を眺める。

この転車台は、
蒸気機関車を回転する橋げたの上に乗せて
手押しで180度回転させ、機関車の前後の向きを変え、
走行線路にもどす役割を担っていました。

こんな案内板がありました。転車の仕方の絵があってわかりやすいw

転車台は明治35年にアメリカから輸入され、
東海道本線の岐阜駅で使用されていたそうです。

その後、越美南線が北濃まで開通した昭和9年に
北濃駅に移設されてきたとのことです。

このレバーを解除してバーを押して回転させるようです。

国鉄から第三セクター長良川鉄道に
引き継がれてからもレールバスの転換に
使用されていたとの記載もありました。

最古級の転車台は近年まで活躍していたのですね。
転車台の下には清らかなせせらぎが流れていました。

踏切の制御をしているらしき電気のボックス。

「外箱 踏切制御子用 東邦電機工業株式会社」とある。

電気の知識がないのでよくわかりませんが
ホームにすっくと立つ一本の木のそばの
柱に取り付けられておりました。

駅舎わきの駐車場からホームを眺める。

中央あたりのホームの向こうに転車台
駅舎へは向かって右端のミラーのところから渡ります。

前平公園駅のページで
北濃駅の転車台が見たいと書いていましたが
2年近く経ってようやく訪れることができましたw

長良川鉄道の終点、北濃駅からお届けしました。

運行本数が少ないので
駅に到着したレールバスを見られなかったのが
ちょっともったいなかったかも。。

R156沿いに帰る途中、北濃駅へと向かうレールバスと
すれ違いました〜。
長良川鉄道の終点、北濃駅からお届けしました。


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