■□ 第8回目 □■

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2002年8月10日


旅の始り
燈花会の事が載っている季刊誌が奈良倶楽部より送られて来ました。
今年は帰省しないので思い切って行く事にしたが、急遽予定を立てたので
安い宿泊施設は満員。日帰り(夜行高速バス)で行く事に。
1日目
朝6時25分近鉄奈良駅前に到着。


大池越しに。
入江氏の写真集に掲載されていた、大池越しに見る薬師寺の塔と伽藍。これを撮りたくて西の京へ。
朝日を浴びて水面がキラキラ光っている。
その中に写る東塔、西塔、
見ているだけで満足しそうになり、
慌ててカメラを出して撮りました。
太陽が上っていくに従い段々蒸し暑くなってきた。
うへ〜あぢーい!

試しの大仏殿と言われている喜光寺へ向う。
しかし、夏の奈良は蒸し暑い・・・。盆地なので暑いとは聞いていましたが、
こんなに蒸し暑いとは。尼ヶ辻で下車、クーラーともお別れ。
折角コピーした地図なのに忘れてしまって。
薄っすらと覚えている地図を思い出しながら、油照りの中歩いて行くと大きな通りの向こうに、ミニサイズの大仏殿の屋根が見えてきました。
無人の入り口で拝観料を払い、誰も居ない境内を散策。200鉢余りの蓮の花。
名札が差してあり読んでいくと和名や洋名あって、品種の多さにビックリ。
時おり聞こえてくる蝉の泣き声、その声も聞こえなくなる程暖かさを感じる阿弥陀さまに見入ってました。西大寺まで歩こう!と思ってましたが、暑さで断念。
電車で西大寺まで戻る事にした。電車のクーラーが心地良い!一息つけたような感じです。
蓮と本堂 万葉の思い・・・

茶筅の里・高山へ。富雄からバスに乗り上北本で下車。
ふと空を見ると、一筋の飛行機雲が夏の空に映えて眩しい。
帰りのバスの時間を確認して、畑?の脇を通りお店へ。
「翠竹園」では野点セットを友人の誕生日プレゼント用に買って、
自分には茶筅を買った。ミニ茶筅のイヤリングもあって、店内は見ているだけで楽しい。
帰りのバスは、乗ってきた時と同じ運転手さんだったので、ちょっと恥ずかしかった。

電車で西大寺に戻り、秋篠寺の技芸天に会いに行く。
夏の日差しに参ったのか今日は元気の無い苔達。苔と竹林の道を抜けると本堂が見えて来ました。ヒンヤリした土間に立ち、暗い堂内に目が慣れるのを待つ事数分。
伎芸天の前へ行って、「又、会いにきたよ、お久しぶり。」と心で話かける。
穏やかで静寂な時間が流れていく。ふと気が付くと私一人になっていた。
緑の絨毯 本堂

興福寺の東金堂は、なぜかいつも前を通るだけだったのですが、燈花会まで時間があるので拝観する事にしました。堂内に入る頃、生駒方面に黒い雨雲がわき立ち一瞬の閃き。程なく大粒の雨が落ちて来ました。境内に居る人も、鹿も慌てている。
私も慌てて堂の中へ入った。雨音を聞きながら、仏像を拝見するのも良いものです。
そのうち雨雲も、雷の音も遠くへいき、少し涼しくなった。
突然の雨に。 鹿も涼しそう

雨も上がり、そろそろ火が入る準備かなぁ、それとも中止?
と考えながら、浮雲園地へ行くと、テントが張ってあり、販売の準備をしてました。
お土産に、燈花会に使うカップを1個購入した。
園地では、雨が入ったカップを逆さにして水出し作業をしていた。
定刻になり、ボランティの方々が、カップ1個1個に火を入れていきます。
奈良燈花会・・・、多くのボランティの方々に支えられているんだなぁ〜。
準備中 点火中

写真を撮っていると、なにやら賑やかな団体さんが来ました。
写真倶楽部のメンバーらしい。浮雲園地から東大寺の池へ行き、
池に移る大仏殿を撮っていたら、先程のメンバーがいました。
フラッシュをたいて写していたので、夜景の撮り方は・・・、と教えてくれました。
そして、一緒に回りましょうと誘って頂き、露出や夜景を撮るときの必需品や
コツなど教えてくれました。そして、帰りのバスの時間まで気にしてくれて・・・。
感謝!&楽しい時間でした。
鏡池 浅茅ヶ原 浮見堂

奈良交通のラインハウスから、10時過ぎに出るバスに乗り我が家へ。
あっと言う間の一日でした。とても楽しかった。


                        ■拝観券

喜光寺 秋篠寺


■□今回訪れた社寺、他
社寺 奈良 喜光寺、秋篠寺、興福寺
その他 翠竹園(生駒;高山)

奈良さんさくへ戻る