■□ 第6回目 □■ |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2001年11月9日〜11日
旅の始り
会社から女性だけの旅行を計画したと回覧が回ってきた。
しかも行き先は「奈良」2泊!ツアーに参加する形なので2組に分かれての参加です。◎1日目
新横浜駅に朝8時半集合。幹事さんが添乗員さんと打ち合わせしている。
どうやら新幹線の席と人数確認らしい。
ホームで新幹線到着を待つ間のお喋りもウキウキモード。
一人と違って大勢ってやっぱり楽しい。新幹線の車窓を見ては会話が弾み、
始終口が動いていている。(お菓子を食べたり)京都駅に着くと、近鉄特急橿原行きに乗り込む。
添乗員さんからお弁当を渡されて電車の中で昼食。
西大寺を過ぎて、進行方向左側に薬師寺の塔が見えてきたので、
取り合えず回りの人達に「薬師寺が見えてきたよ」とお知らせ。
ちょうど一週間前に、友人と奈良に来たので何だか不思議な感じ。
神宮前駅に到着。奈良交通のバスに乗換えて「大和路の旅」へ。
ツアー中は席替えがあるみたいですが、私達は16人の団体なので、
添乗員さんと幹事さんが話してツアー中は、後ろの席にして頂いたようです。
他の方々は殆どが熟年のご夫婦、女3人かしまし娘?もいらした。まずは高松塚古墳へ。壁画館内部はヒンヤリとした空気に包まれていた。
教科書で見た絵が目の前に・・・。東西南北を朱雀とか青龍という言葉で
表していると館員から説明があった。外に出てお約束の記念撮影。
(会社の旅行は必ず名称のある所で記念撮影する)
無人販売所にミカンがあったので、帰り道に買っていこうと思っていたら売り切れでした。
橘寺へ。私達が境内に着く頃にはガイドさんの説明は半分終っていた。
「また奈良に行くの〜」と呆れられてた私に「ここは?これは?」と聞いてくる。
ガイドブックの受け売りの説明で、たいした事は言っていないのですが、
「本当?!」「成る程ねー」と言ってくれるので嬉しいです。
山門
歩いても近い場所だが、石舞台へバスで移動。
石舞台は今は料金を取ってますが、昔?は「奈良に居た頃は自由に入れたのに」
と言っていました。それにしてもこの石は何処から運んで来たんだろう?
現代はトラックやパワーショベルなどの重機があるけれど、太古の昔は当然、
人の手で切り出し、牛?で運ぶことになるのだろうが・・・
ここでも記念撮影?
バスに乗り次の訪問先、飛鳥寺へ向う。
ここはお寺の方が説明をして下さるので、皆神妙な顔で聞いていました。
外へ出ると皆は五輪塔へ行ってましたが、私はちょっと遠慮しようっと・・・。
境内に「飛鳥の蘇」が売ってましたが、悩んでいる間に集合時間に。
甘樫の丘へ。前回来た時、私は坂道を上っていったのだが、階段もあったらしい。
頂上に到着、ここでも説明は半分位終っていた。
全員揃わない内に説明するので聞けない。
(半分くらいの人が集まると説明が始るみたい・・・。)
以前来た時はどの山が?って思っていた大和三山も今回はちゃんと皆に説明出来た。
秋の陽は釣る瓶落とし。あっと言う間に辺りは暮れて行く・・・
陽が落ちて肌寒くなってきたので、急いで?バスへ戻る。
宿泊先の橿原のホテルへ到着。
幹事さんから、部屋割りと鍵を受け取り同室人と部屋へ。夕食まで少し時間があり、
出掛ける人、部屋でくつろぐ人、様々な時間を過ごしていたようです。
今井町までタクシーで往復した人もいたらしい。
私は「飛鳥の蘇」が駅構内の売店にあると聞き、買いに行った。
夕食は会席料理風、楽しい夕食でした。
幹事さんの部屋でお喋りして、解散。
畝傍山 天香久山 耳成山
◎2日目
朝食はバイキングだった。これが一番良いみたいですね。
ロビーに集合。バスに乗込み、橿原神宮へ。
朝のヒンヤリした空気の中、玉砂利の音だけが響く。神宮に参拝してると
ヤタガラスのキャラクターが来た。こんなに朝早くからご苦労様ですと言いそうになった。
キャラクターが好きな人がいて、早速ツーショットでの写真を頼まれました。
拍手を打つとパァーンと響く。一瞬、厳粛な気持ちになった。
境内には大きな絵馬が奉納されています。
外拝殿へ 回廊
次の訪問地、二上山麓の當麻寺まではガイドさんの楽しい話を聞きながら移動。
参道を歩いていると不思議なもの発見。
塀の上に瓦の人形が飾ってありましたが、何か意味があるのかな?
仁王門をくぐり本堂へ。金網越しの曼荼羅を拝見しながら中将姫等について
お寺の方から説明がありました。お堂の中なのに金網・・・。糞害予防なのかな?
その後、自由に見学。上にある塔までは時間が無くて拝見できなかった。
昼食の用意が出来たようなのでと言われて、中之坊に上がっていくが、
曲がって上って下ってと迷路みたい。仕出弁当が美味しかった。
帰りは予想通りに迷子になりかける人がいました。(笑)
苔と紅葉 東塔
相輪に鎌が。法隆寺へ。宝物館の百済観音が好きな仏像の一つ。
入ると真直ぐその場所へ行き皆が来るまでの間、拝見してました。
宝物殿ではなく、お堂の中だとどんな雰囲気なんだろうなぁ〜
などと考えていた。夢殿では、救世観音の開扉。
聖徳太子の等身大と言われている仏像でスラリと伸びた手が綺麗でした。金網越しのご対面なので、網目が顔に付くくらい近くに行かないと見えない、他の人が待っているので、
ジーっと見ている時間も無く(苦笑)
駐車場へ戻る途中、参道の店で古布のハギレを一枚買った。
薬師寺に到着。萩の花が咲いている参道を抜けて南門、中門を通り境内へ。
いつもは、西の京駅から入るので、こちらの門は初めてです。
ゾロゾロと講堂へ向い、薬師三尊や講堂の再建について、沢山の納経したこと等を
ジョークを交えながら法話がありました。
東院堂へ行き仏像を拝見しました。建物も良かったし、仏像も良かった。
東院堂は以前来た時は、拝見できなかったので、今回拝観出来て嬉しかった。
次は法話を聞く為、東坊室へ移動。お話が終わり、玄奘三蔵院へ行く。
東塔 東院堂へ
夕食は菊水楼別館の会席料理だった。
いろんな産地の器に盛られた料理は、どれも綺麗で、美味しい。
ただ、品書きでは材料が分からないので、どんなものなのかと尋ねても仲居さんは
分からない様子で、答えが返ってくる頃には料理は胃の中に納まっていた(笑)バスでホテルまで移動し、チェックイン。荷物を置いて、
出掛けようとしていたら電話が・・・。ロビーにと約束して下に行くと約束していた人意外に数人いたので少々ビックリ。三条通リは閉まるのが早い。時間が遅いので急いで行く。
幹事さんから電話が入った、「今どこ?お土産は何処にいけば良い」
という内容。移動中はお土産を買う時間が無かったので、
幹事さんも会社用のお土産を買いに行くようです。大変はお仕事・・・。
暗くて良いから「なら町」に行きたい。と言われて散策することにしました。
でも本当に暗い・・・。じきに諦めてホテルへ。帰る途中、幹事さんと会った。
無事買えたようだ、良かった。数人の人達はラーメンを食べに行ったらしい。
すごい別腹だ。羨ましい。
◎3日目
朝食後、部屋で準備をしていると、幹事さんの特徴ある靴音が・・・。
部屋を訪問して写真を撮っている様子です。悪戯心で隠れていたら、
アッサリと諦めて次の部屋へ。(あれ〜???)
舞台からロビーに集合。最初の訪問地は長谷寺。
一週間前より、紅葉は進んでいた。
階段を上り十一面観音さんと
一週間ぶりのご対面です。
写真を頼まれていた人のカメラが、壊れたらしく、
急遽ピンチヒッター。
彼女のカメラは振るとカチャカチャと硝子の音がしている。
レンズでも壊れたのかな?人物は苦手なので心配。
ゆっくり見物している暇は無い程忙しい。
次は室生寺。皆より一足先に歩き写真を撮る。
五重塔の斜め上の杉木立の中から、会社の人が来るたび幹事さんに
合図して写真を撮りました。大変だけど、結構面白かった。
一通り撮ったようなので、鎧坂下で野点のお抹茶を頂く事に・・・。
紅葉の下で頂くお茶は格別かも。
前回来た時は、花の時期ではなかったので、境内には人影もまばらだったが
紅葉のこの時期は、人で境内が溢れていれ、鎧坂も見えないくらいです。
山門と紅葉 光と影
昼食の時間になり皆で、橋本屋さんに向う。精進料理で美味しかった。
畳敷きの部屋で細長いテーブル・・、修学旅行以来の風景。大勢で、
楽しく話をしながらご飯を頂くのもたまには良いですね。
バスの時間まで微妙な自由時間。
龍穴神社まで行こう、と歩いてみたが往復は無理のようなので引き返した。
これで奈良の予定は全て終了。あっという間の「大和路の旅」でした。バスに乗り、近鉄榛原駅まで行く。ここでガイドさん達ともお別れ。
特急電車で名古屋へ。新幹線の時間まで自由行動。
名古屋出身の人と数人で、地下に行ってコーヒーを飲んだ。
新幹線に乗ると、疲れて寝る人もいた。
結構強行軍だったかも知れない。
新横浜で下車して、ご飯を食べて解散。お疲れ様。
■拝観券
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高松塚古墳 | 石舞台 | 當麻寺 | 長谷寺 |
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橘寺 | 飛鳥寺 | |
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法隆寺 | 薬師寺 | 室生寺 |
■□今回訪れた社寺、他
社寺 | 奈良 | 橘寺、飛鳥寺、當麻寺、法隆寺、薬師寺、長谷寺、室生寺、橿原神宮 |
その他 | 高松塚古墳、石舞台、甘樫の丘 |