旧暦について


【★】長寿のお祝い
古 希 (こき) 七十歳のお祝い 唐の詩人、杜甫の[人生七十、古来稀なり]から。
喜 寿 (きじゅ) 七十七歳のお祝い 喜の草書体の略字が七十七に似ているところから。
傘 寿 (さんじゅ) 八十歳のお祝い 傘の俗字が分解すると八と十なるところから。
米 寿 (べいじゅ) 八十八歳のお祝い 八十八を一字にすると米になるから。
卒 寿 (そつじゅ) 九十歳のお祝い 卒の俗字(卆)が分解すると九と十になるところから。
白 寿 (はくじゅ) 九十九歳のお祝い 百の文字から上の一を取れば白という文字になるから。
上 寿 (じょうじゅ) 百歳のお祝い 百二十歳の節もある。


【★】恵方

方位神・歳徳神は吉方位を司る女神。「あきの方よろず吉」と説明されている
「あきの方」は神様がいる方位で日本では恵方と言う。
恵方はその年の十干できまる。

甲、己の年 寅と卯の間(甲)で東北東
乙、庚の年 申と庚の間(庚)で西南西
丙、辛の年 丙と辛の間(丙)で南南東
丁と壬の年 亥と子の間(壬)で北北西
※十干について 中国・殷時代に始まったものなど幾つかの節があるがここでは説明を省いた。
甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)
辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)


【★】六曜の吉凶判断
先 勝 (せんがち) 先んずれば必ず勝つ 一般的に物事を午前中に行えば吉、午後は悪くなる
友 引 (ともびき) 禍が友に及ぶ、凶事に友を引く 朝晩は吉で正午は凶。葬儀は慎む習慣になっている
先 負 (せんまけ) 先んずれば負ける 午前中は悪く、午後は吉。なるべく静かにしておくと無難
仏 滅 (ぶつめつ) すべて空しく終る 祝事や法事など禁忌とされている。
大 安 (たいあん) 万事において吉 祝事、婚礼、開店など行われる。
赤 口 (じゃくこう) 朝夕は吉、午の亥は少々良い 祝事は禁忌。刃物を扱う人々は特に要注意日とされた
※午の亥(午前11時〜午後1時)


【★】二十四節気
立 春 (りっしゅん) 旧暦ではこの日を基準に日を数えていく 正月節(新暦2月4日頃)
雨 水 (うすい) 雪が溶けて雨水になる 正月中(新暦2月20日頃)
啓 蟄 (けいちつ) 冬眠していた虫は穴から出てくる 二月節(新暦3月5日頃)
春 分 (しゅんぶん) この日を境に昼が長く、夜が短くなる 二月中(新暦3月20日頃)
清 明 (せいめい) 芽が出ていた草木が判断できる 三月節(新暦4月4日頃)
穀 雨 (こくう) 穀物を育成する雨が降り始める 三月中(新暦4月20日頃)
立 夏 (りっか) この日から夏に入るという事 四月節(新暦5月5日頃)
小 満 (しょうまん) 生気が充満し果実などが実り草木が繁る 四月中(新暦5月21日頃)
芒 種 (ぼうしゅ) 殻のあるものを取り入れる 五月節(新暦6月5日頃)
夏 至 (げし) 最も日照時間が長い日 五月中(新暦6月21日頃)
小 暑 (しょうしょ) 暑さが次第に増す頃 六月節(新暦7月8日頃)
大 暑 (たいしょ) 一年中で一番暑い日 六月中(新暦7月23日頃)
立 秋 (りっしゅう) この日から秋に入るという事 七月節(新暦8月9日頃)
処 暑 (しょしょ) 暑さが止む頃 七月中(新暦8月23日頃)
白 露 (はくろ) 草木に朝夕、露がおりる頃 八月節(新暦9月7日頃)
秋 分 (しゅうぶん) この日を境に昼が短く、夜が長くなる 八月中(新暦9月23日頃)
寒 露 (かんろ) 野草にも露がおりる頃 九月節(新暦10月9日頃)
霜 降 (そうこう) 初霜がおりる頃 九月中(新暦10月24日頃)
立 冬 (りっとう) この日から冬に入るという事 十月節(新暦11月7日頃)
小 雪 (しょうせつ) 雪がちらつく頃 十月中(新暦11月23日頃)
大 雪 (たいせつ) 雪が多くふる頃 十一月節(新暦12月8日頃)
冬 至 (とうじ) 一年中で一番昼が短く、夜が長い日 十一月中(新暦12月23日頃)
小 寒 (しょうかん) 寒さが厳しくなる頃 十二月節(新暦1月6日頃)
大 寒 (だいかん) 一年中で一番寒い日 十二月中(新暦1月23日頃)


【★】「初」がつくもの
初 子 大黒天の参拝 正月と十一月の最初の子の日
初 丑 うなぎを食べる 夏の土用の最初の丑の日
初 寅 毘沙門天の参拝 正月最初の寅の日
初 卯 神仏にお参りする 正月最初の卯の日
初 辰 防災のまじないをする 正月最初の辰の日
初 巳 弁財天の参拝 正月最初の巳の日
初 午 稲荷神の参拝 二月最初の午の日
初 申 庚申堂や塚の参拝 正月最初の申の日
初 酉 鷲神社の参拝 正月最初の酉の日
初 亥 摩利子天の参拝 正月最初の亥の日


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