ドン底の後は浮上するだけ


こちらはちと真面目な語り。あくまで個人的意見ということで……。暴言もあるかな、ご注意を。

 

騎士で創作活動している方々は多かれ少なかれ同様ではないかと思うが、私は幻水2における騎士設定のボッコボコな穴に苦笑し、「もーちっと説明欲しいよなー、くそう〜」とぼやきながら、煩悩をこねくり回して隙間を埋めてみたり、過去を捏造したり、未来を予想したりしてきた。
そうしているうちに自分なりの騎士世界がある程度出来上がり、また各所で色々な青赤と出会っては「おお、この設定萌え!」「この○は素敵だ……v」と幸せに浸ってきたのがこの二年弱あまりの日々。
それはゲームの設定自体が適当(笑)であったことが幸いしたとも言えるかもしれない。後日談ひとつ取っても「はて、これはどっちなんじゃ?」といったファジーさが、創作の幅を特大風呂敷まで広げられる要因となったとも考えられる。

 

なかなか衰えない本編ゲーム人気の勢いにメーカーが乗ったとしか思えない外伝だが(苦笑)、2年ぶりに会う騎士に期待半分恐ろしさ半分といった心情だった。まあ、本編から2年も経っているわけだし、今更「新事実が!!!」とかやられてもねー……というのはキャラガイドが発売された時から感じていたこと(笑)
何だかんだ首を捻りながら、結局プレイしちゃうだろうなーとあっさりメーカーに負け気分だったとき、例の電撃な情報が……!!

 

いや、別にあそこで出た設定にケチつけるつもりは……。「おれ」や「貧乏騎士次男」設定に「よっしゃあ!!」と喜ばれた方もいらっしゃるだろうし(いや、貧乏はいないか?)、それが公式設定なのだと言われればしょうがない。
あれを読んで、ご自分の創作の路線を修正なさった方がおられるか否かはさて置いて、腹が立ったのは

『これまで明かされた設定がシカトされていること』

だった。
リッチモンドさんの調査や、キャラガイド(これも個人的には泣いたが)での情報を綺麗さっぱり忘れているとしか思えない小話っぷり。「新たな事実が!!」なら、せめて誰もが頷けるくらいの内容を作れないものか。
おまけに外伝2プレイ後の今では、あの小話は何処へ繋がるのかも謎。外伝2の後に続く? なら、再興途中だってのにグラスランドくんだりまで出てきていたのか? それでいいんですか、団長!!!
あの小話、何方の作だったか忘れたけれど、製作者側があの姿勢、最初から外伝2における騎士の扱いの粗雑さを覚悟出来るというものだ。

 

とまあ、つまりここでドン底へ行き着いたということである。
一人でプレイして「ぎゃあ!」「嘘っ!」「萎え……」となるのはイマイチ避けたかったので、よしんば悲鳴の坩堝となっても笑い飛ばせるよう、仲間うちでプレイしたのは正解だったかもしれない。

 

結果。

 

良い意味で予想通りだった(笑)
本編での扱いはここでも継続され、結局ファジーはファジーのまま。
必然のない過去話、意味もなく幼馴染みが飛び出すも、「ほうら、ホモですよう」と画面に微笑まれた気分……。
何が変なのかわからないけれど何だか変なキャラ設定図の赤、雑誌掲載の立て看板みたいな赤に比べたら、赤の顔グラの美人なこと! 
青にしても、2〜3笑える顔はあったものの(オイ)、倒れ伏したキャラ設定図に比べればナンボか男前。
「この台詞……言うか?」ってのもあるにはあるし、青が刺身のツマ状態だったりするが、そこはもう諦めて。
小話から使われた情報は「カマロ自由騎士云々」くらい。あの小話は何だったんだ……??
新たに生まれた疑問は地理的・政治的なものくらいか。まあ、これも……これまで通り微笑んで悩むしか(苦笑)

 

つまり、外伝2は楽しかった。
ドン底を見た後には浮上するしかないということもあるが、多分我らは騎士に多大な夢を見ていないのだということで意見が一致した(苦笑)
青赤というセットに対してなら幾らでも熱くなれるが、個別キャラに「○はこうでなきゃ!!」といった執着がないだけに何でもアリなのだろう。
青と赤が出て、会話して動いてるだけで充分に幸せになれるあたり、メーカーの格好の餌食と思われる。

という訳で。
ヤング青赤のCG、ポストカードにしてください。買います。

 

そして以降の章。
ミリーは何処? メグは……??
毎度のことながら女の子キャラは滅茶苦茶可愛かった。
ナッシュの物語はいつのまにか終わっていた……(笑)
ま、青赤人だからしょーがない。

 


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