私的エロ考察 ・ 小道具編
エロには欠かせぬ、お道具の数々。
間違ってる気がするのは、多分気の所為。
まc
魅惑グッズ | 見解 |
湯上りローブ |
まず、エロに突入する際の重要手順である脱衣。 これに関して、騎士服は非常に至難の衣服と言えよう。 上はいい。問題は下である。 おそらくは自力脱衣しないであろう赤の下衣が、ああもぴったりフィットしていては脱がすにも容易ではない。また、ブーツに隠れた部分がどうなっているかも気になる。もしかすると懐かしの体育館ジャージのように足の裏にゴムが通っているのか、下衣の裾を摘んで「えいやっ」と引っ張るのか、などと余計な詮索をするあまりエロの本分から逸脱した寒さに震えることになってしまう。 その点、ローブは実に都合が良い。行為の前に御身体を清めることによって、さあ行くぞ!的意気込みも感じられる上に、何といってもはだけ易いという利点がある。 床で行為に至る場合は簡易タオルケットとしての役割を果たし、腰紐は場合によっては縛りグッズにもなるので、大変便利。 チラリズム推奨派には「見えない!どうなってるんだ〜〜」的被虐快楽を与えてくれ、全裸満喫派の要望にも即座に応じられる。 個人的には割れた襟や裾から手を突っ込むという状態が最高。 ただし、類似品である綿入れハンテンはクッション性は高いものの、所帯臭さを醸し出すため、使用頻度は下げるべし。 |
手枷・足枷 | 強引行為には欠かせぬアイテム。普段のお楽しみに使用するのは少々危ない。 幻水ワールドでの仕様は今ひとつ定かではないが、板に穴が空いているタイプの品だけはエロにはイマイチ。何とはなしに貧乏臭い上に、少々暴れただけで立派な凶器。受けを拘束して、ほくそ笑んでいる攻めが板切れで殴られて鼻血でも出そうものなら途端にエロから逸脱する。 個人的な好みでは、鉄製の幅5〜6センチ(細かい)腕輪タイプ、色は黒。鎖は細めの頑丈品で多少長め。これは何処かに引っ掛けたり掴んで引き寄せるのに便利であるからだが、逆に長すぎると抵抗時に首を締められる危険があるので、適度な長さの品を用意すべし。 足枷は両足よりも片足拘束が萌え。歩くと転びそうだからではなく、自由になりそうなのに……という受けの葛藤が美味しいため。 |
カーテン | これは様々な堪能方法がある。 カーテンごと抱き寄せる構図は実に良い。独占・拘束・包み込みなど、あらゆる嗜好を満たしてくれる。ときには「見せないよ、へへん」的攻めのイケズな画策に見物人(誰だ)は懊悩する。 一枚の布が作る世界は小宇宙。ヒダの寄り方ひとつでエロ度は果てしなく増す。カーテン前の受けの背後に攻めがいた日には、エロ場面でなくても声援を贈ってしまう。悪戯されて受けにカーテンを掴み締められたりしたら、もう泣いて喜ぶしかない。 ただ、カーテン付近での行為の場合は全裸を避けるべき。感じた受けが引っ張ってカーテンがプチプチ外れるのは萌えるが、全部外れた場合には外から丸見え。通り掛かった他キャラが魂消ないよう、最低限の着衣は心掛けたいもの。これを解決し、安全な本番を楽しむには、窓の高さが腰以上あれば良し。 ちなみにカーテンの柄は濃い色の無地希望。ファンシーな柄はエロに罪悪感を覚えさせ、幾何学模様は目が回る恐れあり。 |
暖炉 | 刻々と変化する炎に照らされての行為は、また一段とオツなもの。 少し前までは暗くて良く見えなかったのに、火勢が増して見えるようになるなど、イルミネーションライトの如き楽しさがある。 色的にも情熱の火色に染まった受けは官能的。暖炉の火に負けないくらいに燃え上がろうという闘争心も沸くかもしれない。 注意点としては、あまり暖炉の傍で行為に至ってはならない。薪が弾けて火の粉が飛んできた場合、思わぬ火傷を負う恐れあり。また、無理して夏場に暖炉を焚いてはならない。暑さで朦朧として行為に没頭出来ない。暖炉脇プレイは寒い季節の醍醐味であることは確実である。一種の季節エロと言えるかもしれない。 |
鏡 | 言わずと知れたときめきグッズ。 ただし、受けが自らの美貌を堪能するための手鏡ではない。 普段見えない自らの痴態を目視することによって受けの羞恥を煽り、「照れ屋だな、カミュー……」という攻めの満足を促す重要な品。 ただし、鏡見せつけプレイに勤しむ場合、あまり素っ頓狂な体位は避けるべき。ふと我に返るとエロ気分は著しく殺がれてしまう。 また、(青赤では心配ない筈だが)攻めの一物が受けよりも卑小である場合も勧められない。思わず見比べて溜め息となる事態はエロ的に望ましくないからである。受けにまじまじと見られて、「ああ、こんな逞しい男に私は……」的恥じらいを感じさせられる自信のある攻めにのみ許された、視覚プレイなのである。 |
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ごく日常的、なおかつ真面目なお勤めに励む場でのエロプレイは非常に罪悪感をそそるものである。 受けは「何で寝室まで我慢出来ないんだ、オイ」的葛藤と「ああ、こんなことをする場所ではないのに……」的焦燥に大いに苛まれていただきたい。 仮にも城の備品である。本来の使用目的に外れているのであるから、「よっしゃ、来ーい」というよりは悶々とするのが騎士のつとめではないかと思われる。 他の場所に移動したい受けを強引に押さえつけてこその机プレイ。精々頑張って机を軋ませて貰いたいものだ。 抗いの途中で机上のインク壷(蓋つき←細かい)やペンなどが落ちて机の下に転がると尚良い。後にお掃除メイド嬢に「あら、何故こんなところにこんなものが……」と楽しい妄想を提供出来るからである。騎士は如何なるときもレディに気配りを欠かしてはならない。 |
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カーテンに類似しているが、こちらは更に拘束プレイに近いものがある。 カーテンの場合、最悪、窓の外に転げ落ちるという脱出方法が望めるが、壁をぶち破って逃げる受けは滅多にいない。 まずは第一段階、攻めは追い詰めた受けの両側の壁に手をついて捕獲。背後を断って接吻(ぷっ)を奪うも良し、壁に押し当てて背後から押し入るも良し(いや、前からでも良いが)。 ただし後者の場合で壁が石造りだったときは、受けの玉のお肌に傷がつかぬよう、着衣は心掛けたいものである。また、受けが壁を掻き毟って爪を剥がしたりすることのないよう、十分配慮せねばならない。 更に、壁の厚み・隣人の性格などにも要注意。結構気を使うプレイのような気がしてきた。 |