帯化タカサゴユリの花
穴山 彊 (2024年3月18日)

植物の成長旺盛な部分いわゆる生長点の細胞は遺伝情報通りに分裂して根や茎や葉や花を作る。この現象を帯化という。
遺伝情報が狂うと死なないまでも細胞分裂が狂うことがある。
井之上準教授が助手だった頃、玄米に8アザグアニンを強制吸収させて試験管培養したら、一本だけ万年青のような葉の出方をする稲が出来たのを見たことがある。

一年草のタカサゴユリが風で飛んで来て毎年花を咲かせ始めた。
花に紫の線が入ってないのだけ残して毎年鑑賞してたら2022年に二本並んで帯化した。
そのままにしておいたら、♪ 見た事も - 無い - - - 花 - の♪ 咲き方が見られた。
種子はできなかった。
7月下旬と8月下旬の写真をご覧いただく。

 
 

発信者 Tsutomu ANAYAMA Dr.Agr., Prof. Emeritus Toyama Univ. ホームページへ