ここでは、ドラマ「虹のエアポート」を語るに当たって、参考になるようなものを、
公開したいと思っているページです。
虹のエアポート、オープニングに
出てくる飛行機は、このモヒカン塗装の
ボーイング727-200でした。
尾翼の部分から前方に伸びるブルーのラインは、
尾翼と一体化したエンジンを意識しての
デザインなのでしょうか?
テレビフレームを通して見る727は、これらの
ラインが、黄金分割ラインに一致しているようで、
大変美しい映像に撮られています。
シニアスチュワーデスのイシハラジュンコ役を
演じていた浅茅陽子さん の着ていたのが、
この5代目のユニホームです。
「トライスタールック」とも呼ばれ、
オレンジ ・ ブルー ・ ベージュの色があり、
服の種類も、スカートの他にパンタロンがあり、
当時 斬新なデザインとして
注目を集めていました。
帽子の左側の鍔を、ウイングレット風に立てて、
前の鍔を下げ気味にし、やや深めにかぶるのが、
ポイントです。
ブルーのパンタロンのユニホームで、
颯爽と飛行機に乗り込む浅茅陽子さん が、印象に
残っています。
写真は、
ANA UNIFORM COLLECTION 5th UNIFORM
と、1/500 ダイキャストモデル トライスター
ドラマの制作上、乗り込んだ機体と、タキシングの
機体と、降機した機体と、全て機体番号が違って
います。JA8744は、ブロックアウトからタキシング
までのシーンで、撮影された機体ですが、
このサイトでは、JA8744を松木健一の
ファーストフライトの機体としたいと思います。
写真は、
1/200 ダイキャストモデル YS-11 モヒカン
JA8744は、エアーニッポンの機体として
最後まで残された機体の1つとして
さようならYS-11のロゴをつけ、
丘珠空港をベースに2003年まで飛び続けました。
写真は
1/200 ダイキャストモデル YS-11 ANK仕様
第9話では、BEFORE START CHECK の項目が
読まれています。
成田 航空科学博物館にて (2005年)撮影
第11話で登場したセスナ175 JA3136
現在は、成田にある航空科学博物館の
屋外展示物として、展示されています。
ドラマ放送当時は、東邦航空所属だったらしく
垂直尾翼に東邦航空のマークがついており、
機体のカラーも赤が基調になっていました。
セスナ175コクピット
左側のキャプテンシートに、松木が座り
隣の席に 華 やジュンコを乗せてフライトする
シーンが出てきます。
操縦桿はドラマ当時の形を残しているみたいです。
また、MAX-POWERで、センターの白いノブを引く
シーンが出てきました。
演出上の小道具
ドラマの登場人物のキャラクターを説明する方法として、、
タバコが持道具の一つとして利用されているのが、
70年代ドラマの特徴です。
タバコの銘柄で、登用人物の嗜好がわかり、
吸い方で、性格や、その時の心情を表現するという。
演出の一つとして利用されていました。
セブンスター
第5話で、寮長のデンパチが、スナック「スカイメイト」のカウンターに
腰掛けた時、傍らに置いてあったのが、セブンスターでした。
第6話で、居酒屋「おてもやん」で飲み会が行なわれた時
ナカクラの傍らにあったのが、セブンスターでした。
第8話で、松木とイズミダが、竹内とケイコの後を追って、入った喫茶店
「トレビアン」で、別のテーブルから竹内とケイコの様子を見ているときに、
イズミダの吸っていたタバコがセブンスターでした。
ショートホープ
第8話で、松木とイズミダが、竹内とケイコの後を追って、入った喫茶店
「トレビアン」で、別のテーブルから竹内とケイコの様子を見ているときに、
松木の吸っていたタバコがショートホープでした。
ハイライト
第9話で、寮の松木の部屋で、松木から見合いに行くジュンコの事を
相談されたアワグチが、自分の身の上話として松木に話した時、
アワグチの吸っていたタバコが、ハイライトでした。
第8話で、松木が初めてラインデビューしたYS-11のコクピットで、
緊張してガチガチになっている松木に、竹内が「吸うんだろ」と言って
差し出したのが、マールボロです。
1975年当時 外国製のタバコは高価なものでした。
竹内のキャプテンとしてのステータスが、こんな所からも、
推測することができます。
どのシーンも、タバコのパッケージのアップショットはありません。
しかし、さりげなく置いてある、そのパッケージの色や図案から、
どのタバコか推測できる。
これが、持道具による演出の面白さでしょう。
マールボロ