虹のエアポート ロケ地散策  熊本編

ドラマ「虹のエアポート」に関連した、ロケ地を散策した写真の熊本編です。
6話と、7話では、熊本の乗員訓練センターが舞台となっています。そのような設定から、
特に6話の場面では、熊本の中心街と思われる場所も出てきます。
(掲載の写真は2005年に撮影したものです)

第6話のオープニングでは、タキシングするトライスターが画面からフレームアウトすると、背景にある
全日空乗員基礎訓練所が現われるという画面構成になっていました。
30年後の今、建物は当時の面影を残していますが、施設そのものは地元の大学に移管されたみたいです

熊本空港 国内線ターミナルビル

第6話と7話で舞台となった
乗員訓練センター

松木ら6名は横断歩道を渡った この場所で、鶴屋を背景にして、観光先を決めます。
松木と、もう1名は 熊本城の観光、イズミダと他の3名は水前寺公園の観光に出かけるということで、
ここで解散することになります。
ドラマに出てきた時と変わらない建物の外観に、何故か親しみを感じました。

ドラマの構成では、前の熊本城のカットの次に、この鶴屋前から横断歩道を6人が渡ってくるというシーンに
繋がります。この編集だと、建物の位置関係(方向性)を考えてない編集になるのですが、それを覚悟で、
編集したと言う事は、それだけ、この建物が熊本を象徴する建物だということを物語っています。

熊本でのイシハラジュンコのステイ先として、
KUMAMOTO HOTEL CASTLE が出てきました。
また、ライトアップされた熊本城を見ながら
ジュンコと松木が語り合うシーン、が撮られたのも、
このホテルの11階の、バー「マルゴー」のようです。

第6話のオープニングで、トライスターが着陸し、ターミナルビルを横切りランウェイエンドまでタキシングする
シーンが出てきます。30年前の当時の映像では、ターミナルビル規模は、この半分位の長さでした。
30年という歳月を感じさせます。

熊本での最初の休日,松木ら訓練生6人は、熊本見物をするのですが、熊本市内のイメージショットの
1カット目が、このような画面でした。現在は、本丸御殿大広間復元工事のため、工事足場の陰になり
天守閣は見えませんが、復元工事が完了する2007年には、新たな景色が見られることでしょう。
30年前の映像と比較すると、周囲の建物が高層化され、構図的に違和感があるものの、
木々の緑と、路面電車の情緒ある調和は、30年の歳月を感じさせません。

市電 「通町筋」ごしに見る熊本城

鶴屋前の横断歩道

KUMAMOTO HOTEL CASTLE

熊本ステイの為、産交のハイヤーで到着したジュンコたち客室乗務員一行。
降車の時に、ジュンコは歩道を歩いている松木たちを発見します。そんなシーンがこのホテルの
車寄せで撮影されました。

ハイヤーからは、3人のスチュワーデスが降りてくるのですが、ジュンコは後部座席の奥から降りてきました
こんなとこからも、ジュンコの位置付けを窺い知ることができます。

松木ら二人組は、この歩道を不開門方面に向かって歩いていました。
ホテルの車寄せで、ジュンコはそれを目にしていました。

坪井川 沿いの歩道

松木たち の観光先
   熊本城    

イズミダたち の観光先 
   水前寺公園    

夜7時に居酒屋「おてもやん」に集合ということで、鶴屋前で解散した6人でしたが、
抜け駆けしてジュンコと会っていた松木だけは、姿を表わせませんでした。

30年後の朝7時の下通り。 アーケードの形は変わり、ロゴも漢字からローマ字に変わっています。
当時の映像では新天街という文字がメインになっていましたが、
現在では、下通りの方が強調されているように思えます。

居酒屋「おてもやん」の設定の場所
下通り

このアーケードの、どこかに「おてもやん」が
あったことでしょう。

第6話で、サンディエゴで訓練を受ける為に、
松木たち 6名が、一旦東京に戻る場面があります。
その時、熊本空港ターミナルでのシーンが出てきます。

熊本空港ターミナルビル 
出発車寄せ

2005年現在、ターミナルビルは増築して、当時よりも大きくなっていますが、
放送当時の映像を見てみると、当時のターミナルビルは、張り出している庇1ブロック分の大きさ
だったように思われます。30年前の映像と比べると、建物の大きさや周囲の様子に大きな変化が
みられるのですが、横断歩道の位置や、植え込み等は、当時のままのように思えます。

ドラマでは、クルーバスで到着した6人が
バスから降り、出発カウンターに入っていく
シーンがありました。

ターミナルビル 出発カウンター

羽田に戻るイズミダを追って、居酒屋「おてもやん」のチハルが出発手続きをしていたカウンター

30年前に比べると、搭乗手続きのカウンターも随分様変わりしてしまいましたが、
カウンターの前に、キャラクターやロゴを使ってPOP広告を展開する方法は、
今も、30年前も、変わることはありませんでした。