天社轂は、天宮神社の例祭に際し、神事以外の祭事一切を取り仕切り奉仕する若者の団 体で天正十七年の創設である。 創設当初は、戦乱から神社、村を護るための団体であったが、徳川氏がこの地方を納めるよ うになり、平穏な時代を迎えると神社への奉仕が主となり、祭務規定や御条目も定められた。 役割概要の説明 天正十八年寅二月 御条目 一、御祭礼往古より有り来り候とおり、氏子男たるもの十四才より三十才までの若者と 相定めこの処へ出会い世話致すべき事 一、火の用心大切の事 一、喧嘩狼藉致すべからず事 一、忌服食穢等御社定書をきっと相守り可申事 一、若者交り睦まじく致すべき事 一、舞楽稽古中、見舞見物に来り候人へ対し無礼にこれありまじく候事 現在では、例大祭の約1か月前から神宮寺に集まり、祭典の準備を実施し、舞子の送迎 や、大人舞の練習などを行っている、祭典時には、飾り付けから最後の舞児帰しまで執り行な っている。 獅子舞を見る天社穀一同
舞児を最後まで地面に降ろさないで肩車をして舞い屋に送り、最後に参道下の
公民館で待つ父兄に送り届ける舞児返しがお祭りの終焉となります。
(以前は、自宅まで送り届けるところまでをしておりました。)
神宮寺降り口より 神宮寺にての挨拶
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