当神社は第29代欽明天皇の頃(約1500年前)に小碓命(日本武尊)の後裔太田の君、
守の君の氏族が先祖の遺跡を訪ねてこの地を開き、筑紫の国宗像の御神霊を迎え大氏神 として鎮斎せられたのに始まります。
文武天皇慶雲2年勅願により社殿等の造営がなされ、その折京都から藤原綾足が神官
として赴任し京都の楽人により舞楽が奉納されました。以来十二段舞楽は今日まで連綿 と伝承されてきています。
神社・社殿は、室町時代に焼失し、一時衰退をしましたが、徳川家康公によって社殿
が造営され、その後修営にあたって、遠州横須賀城主の隠岐守西尾忠成公を奉行に幕府 の直参棟梁の甲良豊前宗賀によって完成したのが現在の社殿であるといわれています。
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