ビッグコラット
「チュゥ・・・・。」
正男
「ふうっ、収まったか?」
浩二
「あっ、何か吐き出した。」
正男
「・・・おっ、あの宝石じゃねぇか?こいつを飲み込んで苦しくなっておかしかったのか?」
浩二
「そうかもね。まぁ、結果的に助かったんだからいいんじゃない?」
正男
「まぁいいや。んじゃ、宝石探しを再開するか。」
浩二
「もういいじゃない、4個も見つけたんだから。それより泥棒のこと忘れてない?」
正男
「・・・もちろん、宝石を探すついでに探してるぞ。」
浩二
(忘れてたな・・・。しかもついで?)
「じゃあ、それを売りに行くついでに探せば?
お店はこの島に森を抜けた所の海の近くの町にしかないんだし。
同じ道を通るでしょ?」
正男
「・・・まぁそうだな。もしかしたら泥棒が落としてるかも知れん。
さっさと森抜けて売りに行くぞ!」
浩二
「・・・そういえば、何か動物たちの様子がおかしくない?
普段おとなしいはずのコラットが噛み付いてきたりさ。
ほら、ピカチーの電撃だっていつもは餌とるためだけに飛ばしてるのに
僕たちに飛ばし・・・ってあれっ?兄さーん?」
正男
「おい浩二!何やってんだ!?おいてくぞ!?」
浩二
「えっ!?いつの間にあんな遠くに!?ちょっとぉ、話聞いてたの!?」