ウレタン防水<平屋根 鋳物排水口(排水ドレン)を交換した例>
<工事要点>
階建てビル 平屋根の屋上に鉢植えや不用品がたくさんある。排水廻りから下の部屋に雨漏り
工事内容:2009年6月 台東区上野
- 鉢植えや不用品を撤去し、きれいに清掃
- 平面部のひび割れは多いが雨漏りは排水口からと考えられる(雨漏り個所から)
- 多用されている鋳物製の排水口。これはシール処理などをしてもまた雨漏りするので交換する(鉛製)
- 平場はウレタン防水とした。現在では軟質FRP防水も良い。
- 屋上へのドアも閉まりにくく重たいので交換
<予算>
下地状態、現場の条件により工事内容がかなり変わる場合が多い
一般的にウレタン防水、シート防水、FRP防水は \8,000~\10,000/㎡ 位(税込み)で出来る場合が一般的(一般的な下地処理、プライマ、トップコート含む)
状態によっては\6,000~\8,000/㎡位で出来る場合もある
一般住宅のベランダなどは面積が小さいと一式工事で考えることが多いが、平米数がある場合は面積を計算すれば概算がわかる
他に現場に応じた下地処理や他の工事代が発生したり(全く必要ない場合もある)、残材処理費、諸経費(現場管理費、交通費)が必要となる
今回のようにゴミ撤去などは人件費やゴミ処理(産業廃棄物)代などもかかる
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リフォーム前の現場
とにかく鉢物が多い。泥が多く出るので排水口が詰まりやすい
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リフォーム前の現場
花などを多く置く場合は常に排水口の清掃に気をつけたい
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交換予定のドア
ドアも閉まりが悪く傷んでいるので交換予定
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ゴミを撤去
ゴミをとり清掃する
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ゴミ撤去
反対側の様子
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排水口廻り
ビルなどで良く見る排水口。以前も漏ったので廻りのシールが見える。しかしシールは耐久が5年程などでシールに頼らない修理が望ましい
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排水口廻り:発泡剤を注入
すべて取り去り廻りに発泡剤を注入する。隙間に入り込み水分と反応して固まる
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改修ドレン
新しい排水口。鉛製です
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改修ドレンを設置
現場に合わせて鉛製の排水口を設置
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清掃する
防水処理の前にデッキブラシなどを使ってできるだけきれいに清掃する
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下地処理&プライマ塗布
下地のひび割れや傷んだ部分をあらかじめモルタルで修理しておく。処理しにくい部分からプライマを塗布してゆく
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隅からウレタン塗布
同じくウレタンを塗布
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ウレタン塗布
平場をウレタン塗布中
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トップコート塗布
ウレタンが乾いたら(翌日)ウレタン保護の為、トップコートを塗布する
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ウレタン工事完成
完成写真。塔屋の上もウレタン処理
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ドアも交換
ドアも新しいものに交換 ウレタン層の下の水分を逃がす脱気塔も設置