サイディング(窯業系)塗替え工事例
目地とタイル模様の塗り分け 屋根:金属屋根
<工事要点>
現状:窯業系サイディング 目地はかなり傷みがある。切れている部分も多い。最初は新築時のタイル模様が気に入っていらしゃるので、クリア仕上げも検討したが、築年数から色やけ、変色があり断念。手間がかかるが目地を塗り、あとからタイル部分を毛先の短いローラーで仕上げ、目地とタイル部分を塗り分ける工法とする。屋根は金属系、傷みは普通。
ベランダから雨漏りがあるので、雨漏り修理を優先、雨漏りがないことを確認してから、塗装工事を行う。
工事内容 2010年2月 千葉県八千代市
- 窓廻りなどシール傷みが激しいので全て再シール処理(シール専門工に依頼)
- 外壁は目地とタイルを塗り分ける塗装
- 壁は日本ペイント:シリコンセラUV 屋根:サーモアイSi(クールタイプ:遮熱形)を使用。下塗りはサーモアイプライマ
- トヨ、破風などその他部位もシリコン系の塗料とする
- 屋根は棟包み板金の下地板を必ず点検する。傷んでいる場合は交換
<ポイント>
壁は目地とタイル模様を塗り分けるので手間がかかる。(費用がかかる)丁寧に工事をすれば難しいことはない。屋根は金属系、下塗り、中上塗り共に遮熱塗料を使用。塗料の価格差額だけで塗ることができるので、これから屋根は遮熱塗料がおすすめ
<予算>
エアコンカバー、トヨ一部追加&修理、室内換気扇交換なども実施
屋根:145㎡ 壁:190㎡ 約180万円(建物が大きいのと、タイル塗り分け、その他こまごました作業により割高です)
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工事前写真
工事前 目地は全て再シール タイル模様は目地とタイルを塗り分ける工事とする
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足場設置
足場を設置
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金属系の屋根
屋根は金属系 棟包み板金の下地板は必ず点検する
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棟下地板の様子
非常に状態が良いため板は交換しない。ただ釘で打ってある為、少し浮き気味なので、木ネジで全てを固定し直す。また横から板金を止めている釘部分が傷んでいる部分は、場所を変えステンレス釘を打って処理
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目地の様子
目地の様子 傷みが激しい。全て取り去り再シールする
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シール処理
プライマを塗布後、変性シリコンでシールする
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窓廻りの処理
窓周りも全て再シール。屋根(下側の)が白く見えているが、これはさび止め(白色)です
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目地色を塗る
壁:下塗り後、目地色を塗る
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タイル部を塗装
仕上がりを見るため、一部を先行してタイル模様に塗る。お客様に仕上がり(色など)を確認していただいてから全体を塗る。毛先の短いローラーを使用
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完成写真
完成写真(前の写真とタイルが少し色が違って見える)
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塗装完成写真
ベランダ側の完成写真