軽量瓦 <ビス締め付けが強すぎてクラックが大量に出た例 (悪徳業者の手口も紹介)>
<悪徳業者の手口>
- 以前の業者の事業を引き継いだと言って点検
- クラックがあるのでその処理をした。瓦の塗装が必要と言う
- うまく言いくるめて高額のリフォームにする
このような手口です。
(そもそもこのような場合は計画倒産で、社名を変えただけで同じ組織の場合がほとんどです)
以前の工事そのものが不良。もし修理なら無料のはず
塗装はメーカーの話でもこの材料の場合は不要とのこと。見た目の傷み具合から見てもこの上に不用意に塗装すると剥がれやすいと思われる。
セメント瓦なども下地の傷み具合を良く見て塗装しないと剥がれやすい。(金属屋根なども最初の塗装の種類によっては、あまり傷んでいない上に塗装すると剥がれやすいので注意する)
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軽量瓦(瓦のクラック)
瓦 → 軽量瓦にリフォームした家
リフォームした業者は倒産、事業を引き継いだ業者が尋ねてきて「屋根を点検します」と言うので見てもらった。 -
軽量瓦(修理前)
業者は「点検した所、クラック(ひび割れ)が多数発生している。シールして塗装しないと雨漏りする。とりあえずシールのみ施工したので見積を出します」と言ったとのこと
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クラック部シール写真
業者が施工したシール(ねずみ色)。ビスの締め付けトルク(力)が強すぎてクラックが発生したと考えられる。ビスが打ってある列(上から下まで)にのみクラックがある。他の列にはクラックが見当たらない
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棟もクラックあり
業者が施工したシール(ねずみ色)
ビスの締め付けトルクはメーカーが指定している。指定どおりであれば問題は出ない。ただ実際の現場では感覚で打つので不具合が出やすい -
補修板
メーカーは松下だったのでメーカーに電話
幸いメーカーに補修の板があったのでこれを施工した。シールだと紫外線で傷み5~7年位でまた再シールをしなくてはいけなくなる -
補修板を入れた写真
業者が施工したシール(ねずみ色)下の部分はクラックが見える
真ん中下黒く見えるのは右の写真の補修板です -
銅板の穴あきも補修
銅板の穴あきも補修して完成(銅板の穴あき補修もご覧下さい)