おにぎり三兄弟+堂山縦走 2014年3月29日(土) |
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■おにぎり3兄弟+堂山…香川県高松市 @狭箱山(はざこやま158m) A伽藍山(がらんやま216m) B六ッ目山(むつめやま317m) C堂山(どうやま304m) 【コースタイム】午前9時40分(狭箱山登山口発)〜午前9時55分(狭箱山頂)〜午前10時30分(伽藍山頂) 〜午後12時5分(六ッ目山頂)〜午後1時40分(堂山頂)〜午後2時10分(龍王宮展望所) 〜午後15時10分(堂山下山) 【天気】曇り 【同行者】アルバイト先の仲間7名、小学生1名…私を含めて9名 |
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香川県の平野部にある小山は県外の人から見ると非常に特徴的なのだそうだ。調べてみると、屋島や五色台は「メサ」、クレーター5座などは「ビュート」という地形らしい。詳しくは、「香川県五色台少年自然センター」の読み物をご覧いただきたい。 高松市の西部にまさに「ビュート」を代表する見事なおにぎり山が3つ並んでいる。最高峰の長男「六ッ目山」は高松市のほぼ全域からみられる非常に端正な富士山型のおにぎり山だ。中にはこの山を「讃岐富士」と勘違いしている人もいる。次男の「伽藍山」は高速の高松道から迫力ある岩壁がのぞめる。ただ、三男の「狭箱山」が低すぎて目立たないのが惜しまれる。しかし、私のトレーニング場の雨山や日山からは、きれいに並んだ三兄弟が見られて、それらの山とさらに南に連なる堂山を縦走することが長年の夢だった。
本番登山当日、駐車場のあるゴール予定地の「堂山南登山口」に集合し、私の車でスタート地点の「狭箱山登山口」へ移動。皆、思い思いに準備運動をしてから午前9時40分、登山開始。 まずは、いちばん低い「狭箱山」からだ。傾斜は急だが約15分で登頂。これは、ウォーミングアップ。
次は、「伽藍山」。7〜9合目の急斜面にロープが張ってあるが、慣れない人は最初難儀していたが、なんとかクリア。
午前10時30分、「伽藍山」登頂。この山はいにしえの霊場らしく、頂上には石の祠、直下には「石鉄(鎚)山別院」の石像などがあり、何とも身が引き締まる。里山はこんな遺構があるので興味深い。ところが、眼下にはショッピングモールや高速道路が見え、古代と現代の建造物が対照的だ。
「伽藍山」の下山は、一部岩場がありなかなかスリルがある。中腹には、薬師堂と岩壁を彫った不動明王の像がある(当ページ最下部に写真)。
「伽藍山」を下りると、このコース唯一の車道歩きがある。そして、高速道路上の歩道橋を渡ると、「六ッ目山登山口」に至る。
さぁ、この登りが今日一番の山場だ。5〜9合目まで延々とロープが張ってあり、非常にきつい登りが続く。
5・6回休憩をはさんだものの、皆あえぎながら何とか登頂。ここで、昼食。手弁当の人、コンビニ弁当の人、袋麺をバーナーで作っている人など思い思いに昼食をとっていた。30分休憩後に、再出発。
下りも延々とロープのある急傾斜。半数の人が、膝が笑うと嘆いていた。そして、「六ッ目山〜堂山」間のわずかな距離の鞍部をのんびり歩いた後、なくてもいい小ピークをいくつか越える。
そして、やっとこさ「堂山」の最高峰304mに午後1時40分、到着。10分ほど休んだ後、またまたいくつかの小ピークを越えて、最終休憩地の「龍王宮展望所」に到着。ここは、非常に眺望が良い。高松のほぼ全域が見渡せ、瀬戸内海も見える。今日は天気が下り坂のためかすんでいたが、先日登ったクレーター5座もよく見えた。
ここで、お楽しみの野鳥の手乗り給餌を行う。最初、まったく野鳥がいなかったが、口笛を吹いていると2・3匹やって来た。5人で手の平にヒマワリの種を載せて待っていたが、なぜかおっさんのYM君にしか寄ってこない。みんなに「鳥が寄ってくるのは汗臭いからや」とか「加齢臭のせいや」とか言ってからかわれたので、YM君が「そんなことはない」と反論し、小学生のサキちゃんと場所交代。すると、来た来たかわいいヤマガラちゃんが。次は、2番目に若い女性のブンちゃんがトライ。これも成功。これでYM君の無実が証明された。とにもかくにも、きつい登山のあとの癒しの時間だ。
45分ほど野鳥と遊んだあと、最後の下り。予定より10分遅れで午後3時10分、ゴール。「いゃぁ〜」、クレーター5座ほどではなかったもののなかなかきつい登山だった。それでも、ひとりの脱落者もなく全員が完歩。いつも思うが、仕事柄みんな根性がある。
下山後は、温泉と飲み会。今日も楽しい一日だった。
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