讃岐矢筈山・昼寝城址
 2009年11月3日(火・文化の日)

讃岐矢筈山(789m)…香川県さぬき市
【時間】 午後2時20分〜2時50分   【天気】 曇り時々晴れ   【同行者】 YY君


昼寝城址…香川県さぬき市
【時間】 午後3時40分〜4時10分   【天気】 曇り時々晴れ   【同行者】 YY君

 今日は午前中、枌所の里山で草刈りをした後、午後からでもいいから登山がしたかった。2日前の日曜日に雨のため石鎚方面の登山が中止になったからだ。

 三木町から矢筈山を遠望。ピークは多分見えてない。
 1週間の連続休暇に入ったYY君を誘い、午後1時出発。時間的に遠方へは行けないので県内だ。15年ほど前アルバイトしていた森林組合の作業場の山々が懐かしくなったので、さぬき市の長尾方面を選んだ。県道志度山川線の前山ダムを過ぎて左に降り、林道矢筈太郎兵衛線に入る。九十九折れの山道を走り、標高を上げながら周囲を見渡すと、「いやー、本当に懐かしいなぁ」。私事で恐縮だが、20代後半、今の仕事が嫌になり、林業に転職しようと、昼間、森林組合でアルバイトをしていた現場だ。当時は植林して間なしだったので、木が小さく見晴らしが良かったのだが、15年もたつとさすがにヒノキが10m以上になっていて、うっそうとしている。YY君には迷惑だが、「おっ、ここで草刈りやった。」とか、「そこで、弁当食べた。」とか、「あそこで滑って、10mくらい落ちた。」とか、一人でペラペラしゃべってた。紅葉はまだのようでほんの一部だった。

 矢筈山登山口でYY君。
 そんなこんなで、矢筈山登山口に到着。ここは高松以東が一望できる。瀬戸内海、屋島・五剣山、小豆島、サンポートのシンボルタワーや県庁ビルも見える。はるか西方には讃岐富士が上半身を覗かしていた。
 アルバイトしていた当時の冬の夕方、仕事上がりにここからの夜景を眺めて感動したものだ。皆さん、この夜景は一見の価値あり、機会があれば是非訪れてみてください。
 話がそれまくりましたが、午後2時20分、登山開始。10分ほどで、最初のピークに到達するがここはさらに景色が良い。今度、夜に来よう。でも、怖いだろうなぁ。

 最初のピークから高松方面を一望。今日はちょっと
 霞んでいた。

 最初のピークから南側を望む。右下に88番札所の
 大窪寺があるのだが見えなかった。

 このピークからは両側が切れ落ちており、意外とスリルがあった。写真をとった後すぐに本ピークに向かう。登山開始から約20分、あっという間に矢筈山頂上に到達。ここは、あまり見晴らしがよくない。すぐに下山。往復35分であっけなく終了。

 矢筈山頂上。
 車で来た道を戻り、途中で30分ほどマツタケ探し。あるわけがない(笑)。でも、赤松林を這いずりまわるのは楽しい。
 矢筈山登山があまりにも物足りなかったので往路で見つけた昼寝城址に突入だ。入り口の案内板には所要時間や距離を書いていないので不安だ。山道に入るとだらだらと上りが続くので良い運動にはなった。途中の山道はかなり荒れていたが20分ほどで本丸跡らしき山頂に到着。20uと50uほどの広場があり、一方に祠があるだけで案内板などは何もない。と、思っていたら手書きのプレートが倒れていた。昼寝のイラストがコミカルだ。途中も頂上も城跡らしき土塁や石塁などの遺構は一切見当たらず。古い山城址はこんなもんなのかなぁ。すぐに下山。ここも往復35分。

 昼寝城入り口で私。

 頂上(本丸跡)にある祠。


 コミカルなプレート。
 でも、懐かしい場所巡り、矢筈山登山、マツタケ探し、昼寝城址訪問と短時間の割にいろんなことができて意外と楽しかったなぁ。とにもかくにも自然の中に身を置いていると機嫌が良い私でした。

付記:
 帰ってから調べたのだが、「昼寝城」は東讃の名族寒川氏の居城で、いったん立て篭もると難攻不落のため、昼寝をしていても落ちないことから名付けられたらしい。