2023年最近の釣り 2024年1月14日(日) |
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しかし、渓流釣り歴30年に迫った今、釣行回数は500回を越え、アマゴもイワナも生涯目標サイズを釣り、自分なりに円熟期に入ったと思われる。事実、今年は尺物こそ釣れなかったものの、1回の平均釣果(総数)が20匹を超え、その中に毎回8寸が3・4匹以上まじり(下記の『2023年渓流釣り総括表』参照)、釣り場選びに外れなく、道迷いもなく、派手な転倒や怪我を負うことなく、スムーズな釣行ができた。 その結果、特筆することがなくなったので、釣行記を書かなくなったのである。
①源流釣りの釣技が確立した。 ②釣り竿や仕掛け、足回り、その他携行品に迷いがなくなった。 ③エサが確定した。 ④枝掛かりや根掛かりが激減して、仕掛けを替える時間が減り、釣りに集中できるようになった。 ⑤長年、穴吹川や祖谷川に偏って釣行を重ねるうちに、釣れる谷・釣れるポイントを把握した。 ⑥これは、なんの根拠もない憶測だが、地元の名人たちが高齢化して源流や秘境に入らなくなったので、アマゴが残るようになった。 以下、各項目について詳細に記述したい。併せて右側の写真で私の現在常用している道具や装備を紹介する。ただし、私はブランド品を自慢げに見せびらかすのは嫌いだ(そもそもそんな高価な品物は持っていないが)。これはあくまでも、お金を掛けず純粋に渓流釣りを楽しみたいという方に向けたグッズの紹介だと思ってほしい。
① 渓流釣りを始めて最初の10年は、就餌ポイントや就餌のタイミングが分からず、流心ばかり流し、魚がエサに食いつく前に仕掛けを上げていたようだ。また、2・3投して釣れなければすぐに移動していた。初期の低迷はこれが最大の原因だと思われる。 それから一時期、小さなポイントでも大きなおもりを付けて白泡の下に落とし込む釣りばかりしていたので釣果が上がらなかった。 最近は、流心を流す場合はナチュラルドリフトに徹し、流れがなくなっても仕掛けを水の中に少し長い間入れておくことにした。また、流心だけでなく、渕尻や瀞場、流心から離れた岩のエグレなど様々なポイントも狙うようにしている。そして、小場所でも最低5投はしてから移動するようにした。
ハリスについて、かつては0.4号にしたりナイロンやフロロカーボンをとっかえひっかえ使ったり、いろんな針やおもりを試したりしていたが、今ではハリスの太さは渇水時や平水時は0.6号、増水の細(ささ)濁り時は0.8号で、安定した品質で表示号数の0.2号増しと思われる強度の「シーガーのグランドマックス」を使っている。 針は魚の口から外しやすいように7~9号の大きめのものを使っている。 おもりはゴム張りのできるだけ軽くて小さいものをポイントや水流の状況に応じて使い分けている。 仕掛けは2.8mをメインに2.0~3.5mを5セットほど用意している。足回りは、3月~GW、9月末はヒップウェーダー。それ以外はコンプレッションタイツに登山用の速乾ズボン。靴はオーソドックスな渓流シューズ。
③ エサは3~4月はミミズとブドウムシを半々くらいの割合で使っている。5月以降は、一応両方携行しているが、ブドウムシの使用が8割。エサに関しても、もう迷いはない。 ④ これだけの年数・回数通っていれば当然のこと。 ⑤ 私は人からの情報はあまり信用せず(そもそもあまり多くの釣り人と交流がないので情報が入らない)、とにかく自ら足を運んで実釣してみてから、釣れる谷・釣れない谷を判断する。新規開拓の場合、たまたま渇水やピーカンで活性が悪くても、これまでの経験からその谷に見込みがあるかないかなんとなく分かる。何年かかけて同じ谷を5回以上釣行すると、その谷の渓相や釣れるポイントがほぼ分かる。
私は、穴吹川・祖谷川についてはほぼ釣れる谷や釣れるポイントは把握したつもりだ。よって、釣れない谷には行かないし、苦労してでもできるだけ歩いて釣れる谷やポイントへ向かうようにしている。結局は、楽な谷では釣れないということを身をもって認知している。 具体的な釣り場について、最近めっきり釣行回数の減った穴吹川でいえば、中流域の支流で1本、上流・源流域で3本よく通う谷がある。祖谷川は、中流域で4本、上流・源流域で5本、最近はそれらの谷以外はほとんど行かない。貞光川はまだまだ地元の手練れが健在だと思われるので、祖谷川からの帰路ちょっと寄るくらいで、最近はほとんど本格釣行しない。 ⑥ これはここ4・5年で実感している事項である。以前は、釣り道がはっきりしている谷が多く、難所にはロープが掛けられており、時々そのロープが張り替えられ、その谷の専門家(多くは地元のベテラン)が居ることが容易に想像できた。ところが、最近はその釣り道が荒れがちで、古いロープが多くなった。 客観的に見て、山村の高齢化・過疎化、限界集落が増えている今、穴吹川や祖谷川の奥地の集落の名人級の釣り師が減ったことは自明であろう。街の渓流マンが増えているかどうかは知らないが、彼らがいくら頑張ってもそう簡単には大物が居付く源流部にアプローチできず、数釣ることもできないため地元の名人たちが引退すれば、自ずから源流部の魚が残るようになる。 一方、地元の釣り師たちは漁協の組合員が多く、放流事業にも携わっているため、彼らが引退すればそれに伴って源流部への放流がなされなくなる。そのため、魚が残るには自然豊かな自然繁殖できる谷の源流部に限られることになる。源流部が釣り荒れするか自然繁殖するかは微妙なバランスで均衡していると思われるのだが、今年いくつかの源流に入った感触からは、源流部の魚が極端に減っているような実感はなかった(30年も昔はもっといたのだろうが)。
現在57歳。さすがに若い頃の体力はないが、このところのトレーニングによって40代後半程度の体力・脚力は維持できていると思う。また、長年の経験からくる余裕や粘り、釣り場を見極める力などを備えたため、まだまだやれるという自信がある。 せめて70歳までは、私のライフワークかつ至高の趣味である源流釣りを続けたい。 若手の皆さん、またこれから源流釣りを始めようと考えている皆さん、私のホームページや釣行記を参考に、私が25年余りかかって達したこの領域(名人にはほど遠いが、剣術でいえば目録くらいか)に少しでも早く達するよう、足しげく渓に通ってくれれば幸いです。 |
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