川虫VSみみず 2012年4月19日(木) |
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■穴吹川 【釣行時間】午前8:00〜午後1:45 【天気】小雨 【同行者】銀次郎さん 【エサ】ミミズ |
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銀次郎さんは、約10年の渓流釣り歴の中で、エサに関してはミミズ、毛鉤、川虫など試行錯誤を繰り返してきた。しかし、先日奈良のお師匠さんのところへ行って、川虫での釣りを復習し、原点に立ち戻ろうと思ったのか、川虫での釣りを再開するようだ。そこで、私も興味があるがやったことがない川虫での釣りを見せてもらうことになった。 午前6時、私の自宅近くのスーパーで待ち合わせ。私は午後2時までに納竿、銀次郎さんは夕方までやるので車は別々で出発する。
午前8時、大堰堤の上から入渓。まずは平瀬で川虫採り。銀次郎さんが石をめくると、いるわいるわ川虫が。銀次郎さんが、「穴吹川にこんなに川虫がいるとは、うれしいなぁ」と喜んでいた。私からみるとどれも同じように見えるのだが、「これは硬いから食いが悪い」とか「これは大きすぎる」とか言いながら、主にヒラタを採っていたようだ(帰ってネットで調べた)。
20分ほど川虫採りを見学して、私はいつものミミズで釣りを開始する。銀次郎さんはあと20分ほど川虫採りを続けていた。今日は、内心、どれほど川虫が釣れるのかミミズと比較したかったのだ。 一般的には渓流釣りには川虫が最良のエサだと言われているが、私の場合、今年は今のところミミズでも十分釣れている。確かに場所や時期によっては、ミミズでサッパリのことはあるが、そんなときはブドウムシを代用している。しかし、私の釣り場はあまり釣り人の多くない小谷や源流のため、魚があまりスレておらず、それで通用していることは否めない。今日は、釣り人が多そうな場所なのではっきりと結果が出そうだ。 銀次郎さんも釣り開始。川虫の付け方も教えてもらった。ハリが隠れるように2・3匹付けるようだ。私も最初だけ川虫でやってみると、あっさり1匹釣れた。そして、堰堤上の平瀬で2人ともポンポンと2・3匹、18p前後を釣り上げ、「今日は爆釣かっ」と、期待して進む。
約100mの平瀬が終わると、いい感じの渕が現れた。そこで小物が1匹釣れたが、その後も一級ポイントが次々と現れる。実は先日、中流部から入渓した時には、堰堤が5・6基連続して、その間に銀次郎さん好みの平瀬が多くあったので、下流部もそんな渓相を予想していたのだが、その予想は見事にハズレた。今日の7・800m区間は、平瀬は最初だけで、堰堤も納竿地点にあっただけ。傾斜はそんなに急ではないが、岩が大きく乗り越えるのが大変。銀次郎さん、遡行の際、四肢を全部使う久しぶりのハード釣行となって申し訳なかった。
釣果のほうは、いかにもというポイントが連続するがさっぱり釣れない。渓の規模から言って、釣り切られているはずはなく、事実、まったく魚が居ないわけではなく、時々黒い影が走るし瀞場でたまにミミズを見に来たりもするが、素通りか引き返し。典型的なスレ魚のパターン。
午後1時30分、ため息の納竿。結局、二人とも一桁の釣果に終わった。とぼとぼ車道を歩いて、車止めに戻る。今日の場所は渋すぎて、川虫VSミミズの勝負にはならなかった。 午後2時、私は帰路へ。銀次郎さんは5・6年ぶりの懐かしい川上地区へと去っていった。あとで電話で聞くと、いつもの入渓地点に「立入禁止」の看板があったので、引き返して支流に入ると、25.5cmの良型が釣れたらしい。これを聞くとやはり川虫に分があったのかと思う。 でも、川虫採りが意外に簡単なことがわかったので、今後、時間の余裕があるときはやってみようと思う。銀次郎さん、ご教授ありがとうございました。 【本日のデータ】
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