香川のしんちゃんとの釣行
 
2007年7月12日(木)

■祖谷川
【釣行時間】午前5:40〜午後1:45  【天気】曇り時々晴れ  【同行者】香川のしんちゃん
【エサ】 ミミズ  【出会った動物】 カモシカ1頭(往路の車中から)


 四国の渓流釣り師の間で有名なサイト、『香川のしんちゃん』」の管理人Kさんとの釣行が実現した。去年ネット上で『香川のしんちゃん』を発見し、過去の釣果に感嘆するとともに渓流釣りに対する情熱に大いに感化された。それ以来、私も奥深い渓を目指すようになり、それまでサッパリだった釣果が飛躍的に上がった。
 実は、「しんちゃん」というのはKさんが飼っている鳥の名前で、Kさん自身の名前とは関係ない。しかし、釣り仲間の間では、Kさんは「しんちゃん」で通っているので、私もホーページ上では「しんちゃん」と呼ぶ。
 しんちゃんは私より少し年下の会社員だが、釣りに対する情熱には目を見張るものがある。私は渓流釣りオンリーだが、しんちゃんは海釣り、ルアー釣り、ヘラ釣りなど何でもやるので、年間の釣行回数は100回を越えている。いわゆる釣りキチだ。
 しんちゃんとは今年の5月に飲み会をしてから親交が始まった。その後何度か渓流釣りに誘い誘われはしたものの、なかなか予定が合わなかった。しかし、今回何とかしんちゃんに平日の休みが取れたので、一緒に釣行することになった。

 しんちゃんが撮ってくれた私の釣り姿。
 午前4時に綾川町の枌所で待ち合わせをして、私の車を路肩に置き、しんちゃんの車で釣り場に向かう。車の中では、お互いの最近の釣り場や釣果、過去の大釣りの話し(私はないが)、失敗談など釣りの話で持ちきり。
 香川を走行中は激しい雨だったが、徳島に入ると雨は上がり、雨後の絶好の状況を期待した。今回は渓流釣りの先輩しんちゃんに釣行先を任せたが、夜仕事のある私を気遣ってくれて、それほど遠くない祖谷川上流支流のなだらかな渓を選んでくれた。私には初めての渓だが、しんちゃんにとってはホームグラウンドのひとつだ
 午前5時45分、支流の小谷から入渓。まずはその小谷で実績のある穴場をしんちゃんが狙うが、反応なし。その後、その小谷をたどって本流に下りたが、本流はアマゴが活性づくほどは水量が増えていないようだ。下降地点からしばらくはあまり釣れないと言うので、約300m遡行に専念する。その間、渓相を観察したところ、私の標準的な釣り場に比べ、渓の規模がやや大きく、水量もやや多い。ただし、非常にゆるやかで砂利や小石の瀬が目立つ。しんちゃんの説明によると、3年前の台風の際、流入した土砂によって良淵がほとんど埋まり平川になってしまったとのこと。

 独特の釣法で小淵を狙うしんちゃん。ちょうちん釣りに見えるかもしれないが、長い仕掛けを水中でたるませている。
 魚影が見え始めたところで、釣り開始。まずは川の曲がり角にできた少し深場にしんちゃんが竿を出す。すると1発で6寸のアマゴを釣り上げた。さすがだ。負けじと私もやるが、川幅が広いので短竿に短仕掛けではうまくいかない。
 ここで2人の釣法の違いを、渓流で頻出するポイント(1m以内の段差の落ち込みのついた2〜4畳ほどの小淵)で解説する。私は短竿(3.9m)に短仕掛け(2.5m前後)で、落ち込みに投入してから仕掛けが水流になじむと、竿先の真下で水流の中層をエサが自然に流れるように竿を動かしていく釣法だ。流れが終わったあたりで仕掛けを引き上げて、再度投入し直す。短竿を除いてはなんの変哲もないナチュラルドラフト釣法だ。一方、しんちゃんの釣り方は、長竿(5.4m)に長仕掛け(竿と同じくらいの長さ)で、上枝のあるなしは関係なく、ほとんど矢引き(ハリスの先を指でつまんで、竿のテンションで弾き飛ばしてポイントに投入する)で投入する。

 二又にて。向かって右渓をちょっとやった後、左渓を釣り上った。
そして、竿先を下げ長い仕掛けをたるませながら流す。大き目のオモリをつけているので、流れが緩くなったところでエサが底に着く。そこで竿を上げてイトにテンションをかけてアタリをとる。エサが底に落ち着く前、すなわち仕掛けがたるんでいるときに掛かるとアタリが出ないが、そんな場合は何となく違和感があると合わせたり、アマゴの動きを目で見て合わせたりする。なかなか独創的な釣り方だ。
 そんな対照的な釣り方で、上流二又までの堰堤を狙うが、2人とも反応なし。しんちゃんがしきりに「最近人が入ったなぁ」と言うが、確かに砂地にはここ最近の足跡がある。
 上流二又に着くと、まずは向かって右渓に入る。最初100mはまったく反応なし。こちらに先ほどの足跡の続きがあるので、二又に引き返し今度は左渓を釣り上る。

 23cmの良型を釣ってにっこりのしんちゃん。
 最初は堰堤が続くが、こちらも釣れない。この渓は左右とも相当釣り荒れしているようだ。しかし、3つ目の堰堤を越えると、やっと魚影が見え出しアタリも出始めた。しんちゃんが堰堤間の小淵で本日最大の23pを釣り上げニッコリ。私にはアタリがあるものなかなか掛からない。しんちゃんが良淵を譲ってくれて、大きなアタリがあるものの掛からない。先週のイワナ釣りの太ミミズの残りをちぎって使っていたので食いにくいのかもしれない。途中からふつうミミズに変えると1箇所の堰堤で6寸と7寸が掛かった。
 私は、その後バラシ半分でなんとか4匹釣ったが、全体的に小さい。しんちゃんも私の倍の数釣るが、6寸がメイン。そして、たいした盛り上がりもないまま午前11時40分、納竿。
 急傾斜の植林地の作業道を標高で100mほど上り、車道に出て30分くらい歩き下って、車止めに午後12時30分到着。あまりに貧果なので車で移動しながら、しんちゃんの穴場を何ヶ所かポイント釣り。確かに良型がいるのだが、例にもれず見える魚は釣れない。
 今日は釣果よりもしんちゃんと釣行することに重きを置いていたので、納得の納竿。この時期はよほど条件が揃わなければ釣れないのは分かっているので、しんちゃん、私は釣行先に不満は持っていないよ。

 18cm

 本日最大20cm

 19cm

 午後2時車止めを出発。車の中でも釣りの話は尽きない。途中でカレーを食べて、私の車まで送ってくれた。そこで解散。しんちゃんはヘラ釣りに行くといっていたぁ。元気な男だ。
 私は午後4時帰宅。1時間仮眠をとり、シャワーを浴びてから仕事。

 今日の渓の典型的な渓相。なだらかでのんびりと釣ることができた。
 今日は香川のしんちゃんと同行でき、新鮮で楽しい釣りができた。しんちゃんの釣り方はオーソドックスなナチュラルドラフトの釣り人から見れば、「えっ、それで釣れるの!?」というような独特の釣り方だ。しかし、釣り荒れた渓で2桁釣ったし、後で考えると「なるほど」と納得させられる面が多々ある。詳細は割愛するが、やはりたまには人の釣りを見て、よいところはどんどん取り入れていくべきだと思う。
 とにもかくにも、しんちゃん、今後もときどき一緒に釣りに行こうね!!

【今日の釣果】
 ◆私 総数6匹(8〜20cm) キープなし
 ◆しんちゃん 総数11匹(8〜23cm)、キープ1匹(23cm)