イワナの谷再釣行 2007年6月10日(日) |
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■穴吹川 【釣行時間】午前5:30〜午後4:00 【天気】曇り時々晴れ 【同行者】洋弓氏 【エサ】ブドウムシ・ミミズ |
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今日は3日前釣行し、災難だらけだった穴吹川のイワナの谷へ再釣行。前回は魚影があるのに釣れないかったのでリベンジの意味もあるし、それ以上に深山幽谷のすばらしい渓相が気に入ったので、是非洋弓氏にも見せてあげたいという気持ちもあった。前回負傷した尻や向うずねがまだ痛いものの、来週から塾の生徒のテスト期間中で忙しくなるため、無理を押して釣行した。 洋弓氏とともに、午前3時出発。前回同様、今回も予期せぬことが起こる。穴吹川の「土場の立堰」横の電光掲示板に「木屋平川上通行止め」という表示があり、貞光経由で行こうと引き返すが、中尾山経由の道を思い出し再びユーターン。さらに、午前4時過ぎ、前回通行制限をしていた宮内の手前で、今日も通行止めに引っかかる。たった3分遅れでで50分待ちはあまりにも不運なため、警備員に「えー、冗談やろぉ!!」と、ついつい怒声を放ってしまった。前回教えてもらった迂回路の沈下橋はダメだったので、かなり時間のロスにはなるが再び貞光経由にしようと考えた。一応念のため、別の迂回路を聞いてみると、今回の警備員は前回とは別のルートを教えてくれたが、非常に狭いので行けるかどうか定かではないとのことだった。狭い道や荒れた道は若い頃、幾度となく通っているので不足はない。当然、その迂回路へ向かう。確かに、狭く、一部両側から茂った雑草で路面が半分隠れているところもあったが、この程度なら問題なく通過できた。
午前5時15分に車止めに到着。夏至に近いので、すでに日は昇っており、向こうに見える斜面の日向と日陰のコントラストが美しい。少し肌寒いものの空気は澄んでおり、非常にさわやかだ。洋弓氏が「すばらしい」の言葉を連発していた。 前置きが長くなったが、5時30分入渓。今回は、最終堰堤手前から入渓。前回もあったニホンジカの死骸の横を通過し、最終堰堤下を狙うが今日も全く反応なし。その堰堤超えの途中、今度はカモシカの死骸が追加されていた。とにかく臭い。2頭ともどうしたのだろう。
前回ミミズがダメだったので、今回は高価だが試しにブドウムシでやった。上流二又までに、ちょくちょくはブドウムシに寄ってはくるものの、前回のミミズ同様素通りや引き返しが多くなかなか食わない。二又の少し手前で、洋弓氏に7寸くらいのが掛かるが、足元まで寄せてきてから痛恨のバラシ。これによって洋弓氏はイワナの存在が確信できたのか、ここからやる気モードになった。
話は戻るが、洋弓氏はその後、15分おきに15〜26pイワナをポンポン釣り上げる。一方、私のほうは前半と状況は変わらず、アタリすらない。二又から5・600mほど上ったところでやっと23.5cmが釣れたものの、マグレっぽい。
途中で洋弓氏に仕掛けを見せてもらうが、ハリスは0.4号で同じ、エサも同じブドウムシ、オモリも同じくらい。違うのは、洋弓氏は5.4mの長竿、私は3.9mの短竿。洋弓氏の推察では、@短竿ゆえにポイントに近づきすぎ、A白いヘルメットが目立ちすぎ だと言うのだが、アマゴ釣りでも過去3年間ずっと短竿を使ってきたし、アプローチやポジションにもかなり気を使っているつもりなので、納得がいかない。そもそも、渓流釣りの先輩が後輩に負けたのが悔しくて仕方がない。 そんなこんなで、前回の退渓地点の10mの滝にやってきた。今日は仕事が休みなのでまだ時間がある。そこで、魚止めを確定するためにその滝を高巻いた。足場の岩がボロボロで非常に危なくヒヤヒヤものだったが、なんとか滝の上に下り立った。そして、そこから約100m釣り上ったが、渓が急に狭まり魚の姿も見えなくなったので納竿。よって魚止めは確定した。
午後4時、車止めを出発。最近、気付いたのだが300円以上の栄養ドリンクを飲むと眠気がしない。香川に戻って、途中うどんを食べて、午後6時10分、帰宅。 最後に、なぜ私に釣れなかったのかを分析して今日の釣行記を締めくくりたい。確かに、今日の釣行先は徳島では珍しいイワナの谷として有名で、我々のように興味本位でやって来る釣り人が多いため、非常に釣り荒れしているのは間違いない。今日も途中まで昨日と思われる足跡があった。しかし、洋弓氏には釣れた。腕の差といわれればそれまでだが、渓流釣り歴10年以上の私の釣技がそれほど劣っているとは思えないので、何か別の原因があるはずだ。この谷で良くある私のパターンは、エサに寄って来ても素通りや引き返し。ということは、エサやハリスが見破られているからではないだろうか。洋弓氏の仕掛けと比べて、ハリスの太さ、エサやエサの付け方、オモリはほぼ同じ。唯一異なるのはハリスの色か。洋弓氏は渓流専用の高価なのを使っているが、私はシーガーの最安値の糸。前者は薄青色をしているが、後者は透明だ。また、シーガーはすれたりオモリを移動するとすぐに白く扁平になる。もしかすると、水中で派手に見えているのかもしれない。早速、渓流釣り専用のハリスを仕入れようと思う。
とにかく、私にイワナが釣れない原因を早く究明しなければ、夜も眠れない(笑)。今度は、リベンジも兼ねて、気になっている上流二又の向かって右支流に入ってみたいと思う。 【今日の釣果】すべてイワナ ◆私 総数1匹、キープ1匹(23.5cm) ◆洋弓氏 総数15匹、キープ8匹(19、20×3、22.5、24.5、26、32cm) |