日時:2021年12月1日 pM6時300分~7時45分
場所:高岡市ふれあい福祉センター

会長L関勝挨拶(第167回例会)
11月22日呉安浦小学校の「ピヨピヨ文庫」本贈呈式に参加しました。その日の午後から岡山みらライオンズクラブ認証5周年記念式典に参加して、ラッキーカード一等賞の大当たり、商品は松坂牛500グラム頂きました。
11月25日第2回2R合同ガバナー諮問委員会が開催されました。11月30日には高岡市社会福祉行議会と高岡市地区7クラブにおいて災害時における連携協定調印式の出席いたしました。

今日のゲストスピーチは「ごみの出し方について」ですが「ひと絞り1億円」運動があります。各自、各家庭のゴミ出しに注意すればエネルギー使用が減ります。
※燃やせるごみの約60%は生ごみで、そのうち約85%は水分です。そこで生ごみの減量には水切りが重要になります。生ごみを絞ったり、天日干しなどをするだけで、約10%減量できます。各家庭で1日大さじ3杯(45cc)程度の水切りができれば、減量できます。皆さんのほんのひと手間が大きな減量を生み出します。
ごみの減量化により、ごみ収集の軽減、ごみ処理経費の節減、地球温暖化の原因となるCO2の排出量を削減することができます。家庭で、事業所で生ごみの減量に取り組みましょう!
高岡市環境サービス課の河上智大様に後ご講演をいただきます。昨日の立山連峰の純白の衣に包まれ冬到来であります。
かってインドには四季を通じて雪が消えない極寒の「雪山」があったと仏教説話に説かれています。その山に寒苦鳥という宿無鳥がいました。夜になると寒さに耐えかね夜が明けたら巣を作ろうと鳴く。だが朝日が昇ると、その暖かさに夜の苦しみもどこえやら。〝今を楽しまなければもったいない〟と巣作りを怠った。その繰り返しで一生むなしく過ごしてしまう。
※笑えない人もいるかもしれない。今やるべき課題を先延ばしにしかちな人間のさがを突いた教訓であります。寒苦鳥が〝作る巣〟とは「確固たる信念」の例えであり「楽しみに流されず苦しみに負けない性根のすわりどころを示唆しているようです」。当クラブ幹事は決して寒苦鳥でないことを言っておきます。
講演 高岡市感興サービス課 副課長 河上智大様
令和3年12月1日(水)
高岡市まちづ<り出前講座 ごみの出し方教室
~ごみの出し方とリサイクル~
高岡市のごみ処理の概要
(1)これまでのごみ処理の経緯
・ ごみの収集連搬は、昭和8年、荷車による市街中心部の各戸週1回の積込収集で開始。同年、内免地内に焼却炉(処理能力:40トン/日)を建設し、本格的な処理事業を開始。
・その後、隣接町村との合併やごみの増加等に伴い、ステーション方式の導入、収集車両の機械化を図り、衛生的処理の推進と収集効率の向上に努めてきた。
・昭和39年、長慶寺地内に焼却炉を建設。
・増え続けるごみ量と多様化するごみ質に対応するため、昭和55年、5連続燃焼式焼却炉(処理能力:270トン/日)を建設し、隣接する室内温水プールへ余熱供給を開始。
・平成7年6月、大量に排出される容器包装廃棄物のリサイクルを促進するため、国が「容器包装リサイクル法」を制定。
・平成8年11月に「高岡市容器包装廃棄物分別収集計画」を策定し、市民の理解と協力を求めながら、一層の分別の徹底とごみの適正処理体制の確立に努めてい<こととした。
・平成9年4月から「牛乳パック」、平成10年10月から「飲食用の缶・ びん・ぺットボトル」の分別収集を開始した。
・平成10年9月、展示室・工房・研修室等を備えた廃棄物再生利用施設「高岡市リサイクルプラザ」(処理能力:46トン/5時間)を建設し、ごみの減量化・資源化の推進に取り組む。
(同プラザは、平成26年9月末で廃止。同年10月からストックヤードとして活用し、現ストックヤード稼働に伴い、令和2年3月末で受入停止。)
・平成14年度から「プラスチック容器」と「紙箱・包装紙」の全市域収集を実施し、容器包装リサイクル法に規定する8種10品目(アルミ缶、スチール缶、ガラスびん、紙パック、段ボール容器、紙製容器、ペットボトル、プラ製容器)全ての分別収集体制を確立した。
・平成26年10月からのごみ分別見直しにより、飲食用の缶(アルミ、スチール)・びん(無色、茶色、その他色)・ペットボトルをそれぞれ分別して収集することとした。
・ 近隣市町村との効率的なごみの適正処理のため、高岡地区広域圈事務組合(高岡市、氷見市、小矢部市)において、ごみ焼却施設建設に着手し、平成26年10月から「高岡広域エコ・クリーンセンター」(処理能力:255トン/日)が氷見市上田子地内で稼働開始。旧焼却施設は、
平成26年9月末で廃止。
・ 旧焼却施設跡地に「高岡市ストックヤード」を建設、令和2年4月
から家庭系一般廃棄物の受入を行っている(受入日:火曜日~土曜日(祝日、年末年始除く) 8:30~16:30)。
(2) 高岡市のごみの現状
①ごみの排出量H28~R2年度)
年間約60,000~62,000トンの間で推移しています。
うち、約6割が家庭系ごみ、約4割が事業系ごみとなっています。
平成28年度から令和2年度までの5年間で、約4~5%の削減率となっています。
② 家庭系ごみ排出量の内訳(H28~R2年度)
近年は、年間約32,000トンで推移し、微減傾向にありましたが、令和2年度は、コロナ禍の影響等により、排出量が増加しました。
特に燃やせないごみが、約300トンと前年から約5%増加しました。
③事業系ごみ排出量の内訳(H28~R2年度)
近年は、年間約26,000トンで推移し、微増傾向にありましたが、令和2年度は、コロナ禍の影響等により、排出量が約2,400トン減となり、前年度から約10%減少しました。
③ 市民1人当たりの排出量(H28~R2年度)
市民1人が、家庭から1日に出すごみ量の平均は約500gです。1世帯当たりの1目のごみ量は、約1,300gとなっています。
事業系ごみを含むと、1人1日当たりのごみ量は約1,000g弱となります。
2 ごみの減量化・資源化の現状
①資源ごみ、不燃物等の搬入・処理量の推移(H28~R2年度)
年間約10,000トンの資源ごみ、 不燃物等のうち約9,000トンが資源化されています。
②資源再生品集団回収事業奨励金交付制度(H3年度~)
地域の自主的な資源回収団体が回収する資源再生品(古紙・ アルミ缶・スチール缶・びん・布類)に対し1㎏あたり3円の回収奨励金制度を設け、活動を支援しています。
③ リサイクル率の推移(H28~R2年度)
・リサイクル率
資源化量と集団回収量の合計が市のごみの総排出量全体(可燃・不燃含む) に占める割合。
・発電を加えたリサイクル率
資源化量と集団回収量、高岡広域エコ・クリーンセンターでの発電に寄与した可燃ごみの量の合計が、ごみの総排出量に占める割合。
リサイクル率は、近年横ばいで推移しており、より一層の分別収集及び再資源化により、リサイクル率の向上を目指します。
④広報・啓発活動
「家庭系ごみの分け方と出し方」を2年に1回作成し、全世帯に配布
外国人用(英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語)のごみの分け方と出し方を作成
市ホームページ「ほっとホット高岡」にごみの分け方を掲載
⑤食品ロス・食品廃棄物対策
・ 市民団体と連携し、食品ロス・食品廃棄物削減の周知・啓発を行っています。
・平成30年度からフードドライブを実施し、市民から提供を受けた食品を市内の福祉施設へ寄付しています(令和2年度計2,993 品の提供あり)。
3 ごみの分別について
(1) 集積場に出せないごみ・市で回収できないごみ
① 集積場に出せないごみ(ストックヤード又は埋立処分場への持ち込み、戸別収集では回収できます)
大きさ等により、ごみ収集車で回収できないものや、一部特別な処理を要するもの。
・木製の家具(机、いす、たんす等)
・コンクリート製ブロツク
・概ね1mを超えるもの
・パソコン
・除湿器
②市で回収できないごみ(ストックヤード等への持ち込みや戸別収集もできないもの)法律等で処理ルートが決められているものや、処理に専門の設備や高度な処理が必要になるもの、危険物等。
・家電リサイクル品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)
・ タイヤ、バッテリー等の自動車・バイク用の部品
・ ボタン式電池、=力ド・リチウム電池等の充電式電池
・消火器
・ 中身の残ったスプレ一缶・力セットボンベ
・劇楽や注射器等の危険物 ・・・等
③ 市の指定袋を使用せずに出されたごみ
④市の分け方と出し方に従わず、分別されていないごみ
⑤ ごみ収集車の回収後に集積場に出されたごみ(出す時間が守られないごみ)
(2) 分別がわかりにくいごみの例(※実際に市に問い合わせがあったもの)
①パソコン・携帯電話・スマートフオン
・ パソコンは、メ一カーによる回収があります。
・ 携帯電話・スマートフオンは、購入店での回収があります。
②パソコン・スマートフオン等の資源回収
・ 市役所本庁舎、環境サービス課、福岡支所に設置している小型家電品回収ボックスに入れることができます。
・ ストックヤードでの資源ごみの受入(毎週日曜日 午前10時~午後3時 年末年始除)に出すことができます。
※_ただし、 内部情報は処理しないため、個人情報等は事前に消去して<ださい。・バッテリーが外せるものは、バッテリーを外して出して<ださい
(バッテリーは、 購入先や処理業者等に処理を依頼して<ださい)。
③ コイン型電池(ボタン型電池に比べ薄<大きいもの)
・家電量販店等で購入と同時・同枚数であれば引き取っている等(業者により取り扱いが異なっています)
・業者での引き取りが断られた場合は、環境サービス課までお持ち<ださい(集積場に出しても回収しません)。
コイン型電池 ボタン型電池
・薄く直径が大きい] ・厚<直径が小さい。
・表面に「0R」、「BR」 ・表面に「LR」、「SR」
などと書かれている。 などと書かれている。
④加熱式タバコ
・燃やせないごみの日に「金属類・家電品類」に出してください。
・ 小型家電品回収ボックス、ストックヤードでの資源ごみの受入にも出すことができます。 ,
⑤注射器(インスリン用等)
・針部分
処方した医療機関に返却してください:
(針部分を集積場に出して、収集作業員が負傷した事例あり) ・本体部分(樹脂製)
針部分を外して、燃やせるごみとして出してください。
⑥保冷剤・冷却材(中に液体が入つているもの)
燃やせるごみとして出してください。
(容器はほとんどが高分子系ですが、中の液体が出せないため、リサイクルに適していません)
⑦シーリングライト
・1m以内の大きさであれば、燃やせないごみの日に「金属類・家電品類」に出して<ださい。1mを超える大きさのものは、ストックヤードへ持ち込むか、 戸別収集で回収します(有料)。
・LEDの場合は、そのまま出して<ださい。
・ 董光灯の場合は、蛍光灯を外して分別してください。
⑧ 農業用トラクターの廃油
・産業廃棄物となり、市で回収はできません。
(購入先や農協、産業廃棄物処理業者等にご相談ください)
※ 農業生産活動で発生したごみは、可燃物・不燃物にかかわらず、事業系ごみとなるので、地域の集積場に出すこともストックヤードへ持ち込むこともできません。
4 今後の課題について
・ 家庭系の燃やせるごみのうち、食品廃棄物が占める割合が、約45%(2017年 富山県調査より)となっており、そのうち手つかず食品・食べ残し食品が約9%を占めています(残る約36%は調理くず等)。ごみの減量化を進めていく上で、この食品ロス削減に取り組んでいく必要があります。
・また、燃やせるごみの中には、資源化可能な紙類やプラスチック類の混入が考えられることから、より一層の分別の徹底を啓発していく必要があります。
・ 事業系の燃やせるごみでは、生ごみ、紙類の占める割合が約90%と大多数を占めており、望業者に対して、一層の削減と資源化への協力を要請していく必要があります。
・ 持続可能な循環型社会の実現のため、①発生抑制(リデュース)、(12)再使用(リュース)、③再生利用(リサイクル)の「3R」の推進が求められています。 その実現には、 行政だけではなく、 市民や事業者もそれぞれの立場から、ごみの減量化・資源化に取り組んでいく必要があります。
・ 循環型社会実現のため、市民の皆さまにおかれましても、市が実施するごみ分別や資源化等の各種施策に一層のご協力をお願いいたします。
質問:
L.燕昇司信夫 植木鉢の泥の出し方について
L.藤沢強 コンパネなどの出し方について
L.水野富雄 家庭用償却炉の利用について
L.山田正樹 高岡地区広域圏のごみ焼却について
L.稲垣正太 水分の含み食品の取り扱いについて
上記の質問あがありました。
ご清聴ありがとうございました
高岡市環境サービス課 〒933-0951高岡市長慶寺640
TEL:0766-22-2144 FAX:0766-22-2341e-mai1:kankyo@city.takaoka,1gjp