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秋山草堂〇〇七部屋・その他書籍〈関連作品・パスティーシュ等〉「ゴールドういろう」

DATA

ゴールドういろう
〜定吉七番シリーズ・4〜

1986年度作品
東郷 隆著

あらすじ

休暇で立ち寄った有馬温泉で、茶目八と言うたいこもちと知りあった定吉は、鯱鉾屋金蔵(しゃちほこやきんぞう)と言う男の、サイコロ賭博でのイカサマを見抜いて欲しいと頼まれる。
見事イカサマを見抜き、鯱鉾屋金蔵に一泡吹かせた定吉だったが、それは二人の対決の序章に過ぎなかった…!

解説

シリーズ四作目。
タイトルからも分かるとおり、今回は「ゴールドフィンガー」のパロディです。
序盤の茶目八と出会うあたりは、原作でボンドがデュポン氏と出会う件のパロディですが、それ以外はほぼ映画版に沿っています。
今回はパロディとしての完成度も高く、最後の方まで笑いの要素があって、バランス良く楽しませてくれます。
裏テーマは「落語」と「カサブランカ」(笑)。

フレミングが興が乗って、まるまる一章使って書いちゃったゴルフのシーンを、ゲートボールに置き換えたうえで、さわりだけ書いてサクッと端折ってしまう辺り笑わせてくれます。

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