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秋山草堂〇〇七部屋・その他書籍〈関連作品・パスティーシュ等〉「角のロワイヤル」

DATA

角のロワイヤル
〜定吉七番シリーズ・3〜

1986年度作品
東郷 隆著

あらすじ

芦屋の富豪、六代目豆屋善兵衛の一人息子が、NATTOの女スパイに骨抜きにされている事実を知った土佐堀の御隠居は、若旦那を救出する任務を定吉に命じる。
一方その頃、スペインの片田舎で、一人の老兵が立ち上がった。
仇敵を殺し、自らの人生にケリをつけるために。
やがて、人々の想いは運命に導かれるように、軽井沢ロワイヤル・パレスに集結する…!

解説

シリーズ三作目。
今回は完全オリジナル。
定吉の活躍と平行して描かれるフランス人老兵の物語は、雰囲気も渋くとても魅力的です。
しかし、その他の部分は、笑えないギャグが多く、どうも空回りしている様に思えます。
全編を彩るバブル全盛期の描写も、今となっては薄ら寒い印象が強く、笑えなさに拍車をかけている気がします。

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