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秋山草堂〇〇七部屋・小説「007は殺しの番号」

DATA

007は殺しの番号

1958年度作品
イアン・フレミング著

あらすじ

英国情報部カリブ支局から交信が途絶え、責任者であるストレングウェイズと秘書も揃って行方不明となった。
病み上がりのボンドは、休暇代わりの仕事としてその調査を命じられる。
しかし、ジャマイカに飛んだボンドを待ち受けていたのは、ドクター・ノオの恐るべき陰謀だった!

解説

集英社より出版されていた「ジュニア版/世界の推理〈全24巻〉」の一冊として、フレミングの「ドクター・ノオ」を子供向けにリライトしたもの。
フレミング独特のくどい……もとい、細かい描写はアッサリと要約され、子供にも読みやすくなっている上で、原作の雰囲気も残っていて見事な出来です。

ストーリー上の改変は全くと言っていいほどありませんが、さすがにセクシャルな要素は全てカットされてます(ハニーが過去にレイプされた事とか、コール・ガールの事とか、ラストのボンドとハニーのラブシーンとか)。
あと、残念ながらブースロイド少佐も登場しません(笑)。

これを、子供の頃読んだら多分無茶苦茶面白かったと思います。
巨大イカとの対決とか(笑)。
でも、ハニーの鼻がつぶれている所が可愛いなんてこと、子供には分かんないでしょうけどねぇ。

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