キャノンボール
〈原題:THE CANNONBALL RUN〉
1981年度作品
製作総指揮 レイモンド・チョウ
監督 ハル・ニーダム
脚本 ブルック・イエーツ
出演
J・J・マクルーア
…バート・レイノルズ
シーモア
…ロジャー・ムーア
パメラ
…ファラ・フォーセット
ビクター(キャプテン・ケイオス)
…ドム・デルーイズ
ジャミー
…ディーン・マーチン
フェンダーボーム
…サミー・デイビス.Jr
ドクター・ニコラス・ヴァン・ヘルシング
…ジャック・イーラム
ジャッキー・チェン
…ジャッキー・チェン
マイケル・ホイ
…マイケル・ホイ
非合法のアメリカ横断レース、キャノンボール・ラン。
世界中から一癖も二癖もあるスピード自慢達が集まった。
優勝賞金100万ドルを掛けたレースの行方は……?
当時のオールスターキャストで描く、カーアクションコメディ映画。
ストーリーを紹介するのもアホらしいほど中身スッカスカな作品です。
一言で言えば、バカ。
二言で言えば、頭が悪い。
だからといってくだらないかと言うと、すっごくくだらないんです!
……とはいえ、くだらないのは確かなんですが、いい歳こいたスター達が冗談半分で馬鹿やってる様を見てると、「まったくしょうがねえなー、コノヤロー」となぜか微笑ましく見れてしまうんですな。
そんで、まあ、この007コーナーで紹介している理由は、3代目ボンド、ロジャー・ムーア御大が、ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーアに憧れている男を演じると言うセルフパロディをやってるって事だけなんですがね。
セルフパロディと言っても、香港映画ノリのひねりのかけらも無いパロディと脱力ギャグばかりなのですが、本人楽しそうなんで良しとしましょう。
で、乗ってる車が特殊装備付きのアストン・マーチンDB5。
ムーアはアストンに乗ってないだろ、と言う突っ込みはこの際なしで。
ラストも、このアストンとムーアが美味しい所を持っていきます。
とまあそんな感じのバカ映画なんですが、もしご覧になられる機会があるなら“吹替版”を激しくオススメします。
五つ星評価で、★二つ分ぐらいの差がありますので。