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秋山草堂〇〇七部屋・コミック「007 サンダーボール作戦」

DATA

007 サンダーボール作戦

1966年作
イアン・フレミング原作
さいとう・たかを著

あらすじ

ペタッチと言う男に付き纏われていた娘を助けたボンド。
しかし、それをきっかけにボンドと娘は命を狙われはじめる。
小さな事件を糸口に調査を始めるボンドだったが、やがて世界を揺るがすほどの大犯罪が姿を現す!

解説

さいとう・たかをによる007シリーズの劇画化第2作。
原作を上手くアレンジして、見事な活劇に仕上がっています。

特に序盤は、原作にあった不自然さや無駄な部分が無くなり、すっきりと納得のいく展開になっています。
さいとう・たかをの007シリーズ第1作「死ぬのは奴らだ」の敵のボスだったミスター・ビッグが、ここでは国際犯罪結社「スペクトル」のボスとして再登場。
と言う訳で、ブロフェルドは登場しません。
それどころかドミノもライターも登場しません。

原作で、各国諜報機関への情報の斡旋や暗殺代行などのスペクトルの表の顔として説明されていた部分を膨らませて、私設情報売買業という組織を第三勢力として登場させたのは上手いアレンジだと思います。
そして、スペクトルは分かりやすい悪の組織に(笑)。

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