■ Version 5 シリーズは、
.NET Framework 4 に基づく
             RS-232C Monitor and Analyzer です ■


以下、Version 5 シリーズの特徴について概説します

RS-232C Monitor and Analyzer をお使いいただくには、理由があります!

新しい開発プラットフォームで将来も安心

現在の開発プラットフォームは、下記の通りです。

      ■ Microsoft Visual Studio 2017
      ■ .NET Framework 4

秋山製作所では、適宜、開発プラットフォームを検討・判断し、最適なプラットフォームで開発された RS-232C Monitor and Analyzer を提供させていただきます。
末永く安心してお使いいただけるアプリケーションソフトウェアです。


※ .NET Framework を最新の .NET Framework 4.8.x にしない理由は、Windows XP 上でも動作させるためです。
  Windows XP の終息状況により、今後、ベースとする .NET Framework のバージョンを変更させていただくことがございます。

もちろん、今後、さらに新しい開発プラットフォームが出てきた場合には、タイミングを見ながら追いかけます!
新しい Windows オペレーションシステム上での動作にも随時対応していきます!


※ 最新の開発環境は、2023年7月時点で Visual Studio 2022 ですが、Visual Studio 2019 および 2022 は、書式などの各種ルールを一方的に押しつけてくるため、鬱陶しく、どうもしっくりきません。このため、今回のリリースも、Visual Studio 2017 を使用しています。


抜群の安定性を継承

RS-232C Monitor and Analyzer は、長時間の連続動作試験を行っておりますので、安心してお使いいただけます。

Version 5.13.0.0 では、合計250時間以上の連続「データ置き換え」動作、および合計250時間の連続「擬似対向」動作、の試験を行っております。

Version 5.13.0.0 の主な改版理由が「擬似対向機能」と「データ置き換え機能」の機能追加なので、連続モニターではなく、これらの Debug 支援機能の連続動作試験を実施。
※ 動作試験は、Windows 11 Pro x64 (22621.1848) 日本語版の環境を使用。
※ 連続「データ置き換え」動作: Port 1 を置き換えて Port 2 へ中継と、Port 2 を置き換えて Port 1 へ中継を行う。
    ・Port 1: 2023年06月07日 00:27 〜 6月12日 16:28 の 136 時間, 230400bps, ロングラン記録で実施。
    ・Port 2: 2023年06月13日 15:34 〜 6月18日 20:34 の 125 時間, 230400bps, ロングラン記録で実施。
※ 連続「擬似対向」動作: DCE として動作と、DTE として動作を 125時間ずつ行う。
    ・DCE として: 2023年06月18日 20:43 〜 6月24日 20:43 の 125 時間, 921600bps, 100ms インターバル, ロングラン記録で実施。
    ・DTE として: 2023年06月24日 02:38 〜 6月29日 07:38 の 125 時間, 921600bps, 100ms インターバル, ロングラン記録で実施。

Version 5.12.0.0 では、中継接続で 250時間、直結接続で250 時間、(延べ 500時間) の連続モニター動作試験を行っております。

※ 連続動作試験は、Windows 11 Pro x64 (22000.376) 日本語版の環境上で、2 方向から 921600bps で実施。
※ 中継接続: 2021年12月18日 12:24:44 〜 12月28日 22:24:44 の 250 時間, メモリ記録 (RING) で試験。
※ 直結接続: 2021年12月29日 23:45:49 〜 01月09日 09:45:49 の 250 時間, ロングラン記録 (USB2.0 外付け HDD へ出力, 自動デフラグなし) で試験。


ライセンスも継続します

正規ユーザー様は、現在のライセンス (ユーザー ID) で、旧版から最新版まで、全ての RS-232C Monitor and Analyzer (Model: AKM-RSM-100) をお使いいただけます。

これもまた、RS-232C Monitor and Analyzer をお使いいただく上での安心材料です。


※ 将来的に、RS-232C Monitor and Analyzer のモデル番号 (AKM-RSM-100) が変わった場合には、別製品として再度ライセンスをご購入いただくことがございます。

但し、2019年11月に、残念な事案が発生しましたので、やむなく、認証メカニズムを変更しました。
このため、ユーザー ID のご購入時期により、今後は下表のような対応となります。

 ユーザー ID ご購入時期 →  〜2019年11月15日    2019年11月16日〜 
ご利用可能なバージョン →  Version 1.0.0.0〜  Ver. 4 シリーズ: Ver. 4.8.5.0〜
Ver .5 シリーズ: Ver. 5.5.0.0〜


アプリケーションのみ (※1) での機能実現にこだわります

ある海外の正規ユーザー様から、オシロスコープの波形画像を添付の上で、「回線モニターのタイミングが合わない」 とのお問い合わせをいただき、「USB-シリアル変換ケーブルの型番を絞って、デバイスドライバーを作ってはどうか」 というアドバイスをいただきました。
確かに、オシロスコープで見るレベルの精度を必要とされているならば、ごもっともなご意見です。

しかし、秋山製作所では、RS-232C Monitor and Analyzer については、アプリケーションのみ
(※1) での機能実現にこだわります。

なぜなら・・・
USB-シリアル変換ケーブルの型番を絞ると、RS-232C Monitor and Analyzer のカバー範囲や用途の可能性が狭まるからです。

RS-232C Monitor and Analyzer は、日本国内でご理解を得やすいように RS-232C という名前になっていますが、RS-232C Monitor and Analyzer をインストールする PC で、非同期の COM ポート (VCP (Virtual COM Port) も含む) に見えるポートであれば、RS-422 や RS-485 でもモニターが可能なはずです。
まだ弊所での評価は行っておりませんが、現に、RS-422 や RS-485 の通信をモニターしているというお客様も、すでにいらっしゃいます。

「入手が容易な汎用のハードウェアしか要らない」、「古くて非力な PC でも有効活用できる」、お手軽なシリアルポート回線モニターのアプリケーション、それが RS-232C Monitor and Analyzer なのです。


※1: 「特殊な、専用のハードウェアや専用のデバイスドライバーを必要としない」 という意味です。PC に標準 COM ポートが無ければ、「入手が容易な汎用のハードウェア (USB-シリアル変換ケーブル)」 は必要です。