( 2015年 )7月20日〜8月4日   第2次スイス登山・旅行      D


シャモニー遠征  

7/28日(火) 晴れのちくもり
 前日、私は明日早朝に出発するので、今ここでホテルのチェックアウト精算をすると言ったら、このホテルの主人はカード支払い後、現金で10フランくれたのだ。Breakfast 分かな?、4日前にも今夜はヘルンリヒュッテで宿泊して留守にすると申し出た時も、握りこぶし大のフルーツが詰まったパンケーキをいただいた。ホテル名からしてHotel Weisshorn いかにも昔山男の経営ホテルといったところだ。

 5:30 ホテルを出てツェルマットからVispで乗換えマルティニまで行き、そこでシャモニ・モンブランの往復切符?を買った。というのも、お金を払ったが、この切符が片道切符か往復切符なのか判別つかない?そこでシャモニ駅に着いたら聞いてみようと。
 Why 英語ならVALID のはず、記載はVALABLE :スイス・ハーフウェイカードの有効日が記入されているようだ。私のQ=往復券は2日間有効?だが。 行き先の名称はドイツ語でもフランス語でもアルファベットのまま覚えているから解るが、項目名はドイツ語で意味まったく不明です。このことはケーブル・ロープウエイのチケットでも同じようなことがあった。スイスも観光用に看板などは英語併記しているところも多くあるが、まだまだの感がする。ツェルマット駅構内などは日本語放送案内も一部しているが、それはどうかと思う。
 昨年のことだが、ジュネーブ行きの列車ではベルンの西方面あたりから、車内放送がドイツ語からフランス語に変わったのは驚いた。

 スイス側のマルティニから国境ヴァロルシヌで乗換えフランス側に入る。 そしてシャモニ・モンブランに10:10 に着いた。 駅をでたら見慣れた景色であった。 シャモニ観光協会に行って天気予報とモンブラン登山情報を聞こうと、ベルナデッドさんを訪ねたら午後3時から居るとのことであったので、このままベルビュー行きのバスに乗るつもりで停留所で待っていたら、日本人の年配グループの方から悪いニュースを聞いた。モンブランで大崩落が発生して登山が禁止とか、グーテヒュッテは閉鎖されているとか。。。
   
 ベルビューからロープウエイ、ケーブルカーを乗り継いで 13:25 登山口のニ・デーグルに着いた。そこで最新情報に接した。 1週間前の日本を出るときにはそんな情報はなかったが、どうやらグーテヒュッテへのバイヨ岩稜滞に入る手前の問題箇所のクーロアールでの大崩落らしい! とりあえずは今日の予定地テート・ルースヒュッテまでは行けそうだ。 だがモンブランはまたしてもダメ!
2年続いて不運に見舞われる。
  
 このような状況なので宿泊者はわづか10人足らず。5人のみ夕食を希望していた、もちろん私もだ。この小屋の食事は良いと評判なのを聞いていたので楽しみだ。5人が向かい合って、私の向かいは若いイタリア人でMt.自転車で旅の途中だと、それなりに英語を話す。そして隣の若いフランス人と向かいの中年配の連れ合いは明朝 2:00 起きてアタックするという。モンブランに精通しているのであろう。 その若いフランス人はしきりに英語で話しかけてきてくれた。ありがたいことだ。 私はツェルマットでのこと、昨年のことなど話した。 一般的に年配者は英語は話せない話さない、特にフランス人は!。 若い人はいい!お友達になれそうな雰囲気・・・・・・
 夕食は豆をベースにした濃いスープ、ジャガイモのチーズたっぷりの煮てオーブンで焼いたもの、その焦げ目が旨い、厚めの豚肉をトマトで煮込んだもの、山小屋にしては最高だ。 各自、皿に盛り、満足ぎみ。 


シャモニ・モンブラン駅

ニ・デーグル登山電車終点駅 2380m

モンブランへの登山口

ビオナセイ氷河が登山口まで張出し


7/29日(水) 雨くもり
 7:00 小屋の朝食を食べ終えて、7:40 小屋を出た。小屋から尾根筋まで戻る200m足らずの緩い傾斜のトラバースだが凍っててアイゼンを装着する。 すぐに取り外してニ・デーグルまで1時間半でついた。

 ニ・デーグルをちょっと上がったところで日本人の2人パーティに出合った。立ち止まって上の状況(岩稜帯を上がった稜線上は風が強烈なこと、大崩壊のこと)などを話した。 彼らもモンブラン登山ができないことを知っていてテート・ルースヒュッテまで行くようだ。
 こんな状況下ではシャモニで観光するとか、宿泊する気もなく、予定より1日早くグリンデルワルトに行くことを決心した。だから今日の宿泊は未定のままだ。現地に着いてからさがそう。
 9:40 ニ・デーグルで下りのケーブルカーに乗る。この時間でも登ってくる人はたくさんいたが、散々と散らばって行った、下山のケーブルには4人の家族連れと私のみ、出発してトンネルを抜けたところで急にストップして動かない。

 しばらくして車掌が車内にきて Do you speak English? といった後、30分ぐらいすると下から次のケーブルが上がってくるから、それに乗り換えてもらえばいい!と ・・・・・・ 、30分たったが上がってくる気配もなく。
 10:30 にはこの列車を降りて、この上のトンネルを坂上って始発駅に戻ってくれ。 そこで、12:00にはケーブルは再出発できるだろう!と ・・、又「ベルビューまでの下山乗車の方なら線路を歩いて降りると1時間で着く」から、それがいい!と ・・。 結局1時間待って、1時間歩いて合計2時間の遅れか! 今日中にグリンデルワルトに着けるだろうか??

 シャモニ・モンブランに着いて食事をする余裕もなく、Mont-Blanc Express に乗り、国境を越えてスイスのマルティニに向かう。 ここからも大変なんだ。 Why?・・

 グリンデルワルトまで特急、急行、普通列車を3拠点で乗換えが必要なのです。乗換時間も数分と、こちらに来るときはタブレットで乗継時刻とプラットホームをすべて調べて、記入した用紙を持参していたので、なんとかミスなく来れたが。

 乗り継ぎを駅の窓口に聞いたぐらいで、それをメモしてうまく行けるとは思わない! あ〜あ・・・、ダメもとで聞いてみた。 なんと Connecting list なる紙片をその場で印刷してくれた。 あるんだ!!、 これできちんと目的地へ行けるだろう!

ケーブルカーがトンネルを
出た所でSTOPしてしまった

ケーブルの線路沿いに1時間歩く