ネパール 写真旅行記 (2010年5月1日〜5月6日)
春休みに、ネパールに行って来ました。風景写真で紹介します。
今年の春休みは、諸事情から旅行は無理とあきらめていたのですが、春休みの10日前になってほぼ問題が解決し、旅行が可能となりました。しかし、10日前となると、大手旅行会社はほとんど申し込みを閉めきっており、Yahooトラベルで、申込可能なツアーを探しました。アジア向けは、まだ申込可能なツアーが有りました。
春休みの期間中で、きれいな風景があるところ、の条件で、アムネット社のネパールツアー六日間に決定しました。出発日に、カトマンズ(正確には「カトマンドゥ」が正しいとのこと)に到着するのも、このツアーを選択した理由です。
日本をAM11時にキャセイパシフィック航空で出発して、香港でドラゴンエアに乗り換え、バングラデシュのダッカを経由してPM22時頃にカトマンズに到着しました(日本との時差は、3時間15分)。ビザが必要でしたが、イミグレーションの受付前に隣接してビザ取得の受付があり、簡単に取得できました。
今回のツアーの参加者は、我々2名のみです。我々のわがままを大いに反映させてもらおうと考えていたのですが、着いてびっくりです。
現地のツアー会社(Tour Nepal)のガイドと会って、最初に聞かされたのが、反政府勢力(毛派)が明日からゼネストを計画しており、自由に動けなくなるかもしれないとの事でした。車は動かすと、反政府勢力の設置した関門で、取り囲まれキーを取られてしまうとのことでした。
その時は、反政府勢力って何?、なぜ動けなくなるの? 何もわかりませんでした。日本では、連日、タイのタクシン派の反政府闘争を報道していましたが、ネパールの政治情勢については、なんの報道もありません。
次の早朝、5時頃にホテルの部屋を出て階段を降りていくと、棒に赤旗をつけ階段を降りる集団と一緒になりました。そう、反政府集団です。地方からカトマンズでの闘争のために、ホテルの利用を要求し(もちろん無料で)、我々と一緒に泊まっていたのです。
反政府勢力によるゼネストが始まると、道路に車はなく、店も開いていません。会社も学校も休みで、全国民が休日です。ダンプスへのトレッキング及び宿泊、サランゴットの丘へサンライズハイキング等は中止となり、歩いていける範囲の観光となりました。
しかし、徒歩で回れた分、人々の暮らしに近づけたように感じます。写真もいっぱい撮れました。
ネパールは東西に細長く、本州の東京から下関までの大きさの国です。カトマンズ、ポカラは標高1000mを超え、エベレストなどの高山に近く、涼しいように感じますが、赤道に近く、実は日本より暖かい(暑い)です。カトマンズ、ポカラ共に、盆地性の気候で、朝は涼しいですが、太陽が当たると暑かったです。5月の昼は、半袖で充分です。
ヒンズー教やチベット仏教の国であり、多民族国家です。それぞれの民族は独自の言葉を持ちますが、ネパール語を共通言語として、民族間の会話が交わされます。
ユーゴスラビア、チェコスロバキア、ソビエトは、民族毎に国が分裂し、中国では民族間(漢族
対 チベット族、ウイグル族)の紛争が起きています.。しかし、ネパールは多くの民族が平和に暮らしている国です。あまりに民族の数が多くて、小さな国に分けられないからでしょうか。
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