◇人 生 1 2 0 年 時 代 へ !
先日、「 LIFE SPAN(ライフ スパン)老いなき世界」と題する書物を紹介され読んでみました。
著者は、デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラントの共著となっています。
デビッドは、ハーバード大学医学大学院の教授で、老化の原因と若返りの方法に関する研究の第一人者であり、マシューは、ユタ州立大学の准教授
です。
本書の初めの頃は、やや専門的な用語が多く難しいところもありますが、徐々に慣れもあって面白くなっていきます。
長文ですが、本書で最も主張したいところは、次のような所かと思います。
1つ目は、「老化は病気である」ということ。
2つ目は、「老化の原因が分かってきた」ということ。
3つ目は、「肉体を若返らせる方法が分かってきた」ということです。
1つ目の「老化は病気」というのは、今の医学では老化は当然と考えられていて、病気とはみなされていません。
しかし、老化に伴う疾患として、糖尿病、心臓病、アルツハイマー病、骨そしょう症などで多くの人々は苦しみ、高齢者の医療費は国にとっても大
変な負担になっています。
今日の医療行為のまま、老化を病気と認めると、治療ができないうえに、さらに医療費が嵩むことになりますから認めることは難しいのです。
これが、肉体細胞へのサポートで解決されるなら、治療が可能となり、医療費の軽減も図られることになるでしょう。
この辺のところは、今日の医療に伴う利権が絡むことから、人類にとっても、医療関係者にとっても、分子生物学研究者にとっても良いものとする
環境を作り出す必要があり、これには多少時間がかかるものと思われます。
しかし、本書が、世界20カ国で読まれることにより、諸国の人々も黙っていないでしょうから、今後、急速に変化する可能性があります。
2つ目は、加齢に伴ってNAD(ニコチンアミドアデニンジニクレオチド)が失われ、サーチュインというエピゲノム調節酵素の働きが衰える。こ
れが老化に特有の病気を発症する大きな理由の1つであるということです。
このように長寿関連遺伝子に関係するのは、サーチュイン以外にもいくつか見つかっているようです。
また、1日2食程度がよく、食べすぎは良くないということも言っています。
3つ目は、サーチュイン酵素を活性化させることで、DNAの修復が進み、記憶力が向上し、運動持久力が高まり、何を食べても太りにくくなるこ
とが分かったということです。これは、大変な成果ですが一例にすぎません。
また、細胞に適度なストレスがかかると、長寿遺伝子が働きだすということで、それの活用も有効なようです。
これらをコントロールするため、現在、知られている酵素の活性化を狙い、毎日、少量の成分を摂取するだけで、若返りにかなりの効果があるとい
うことです。これにより、現在50歳までの方は、肉体時計の針を逆に回すことができるようです。
これらの研究から、DNA解析により、腫瘍に入り込んでいる細菌の種類がすべてわかり、無力化することもできるということで、医療行為そのも
のが大きく変わらざるを得ない発見へとつながっているようです。
これらのことを踏まえ、最低でも「誰もが人生120年時代を若く生きられる!」と著者は主張しているのです。
この研究に関連して、今後、日本においても注目されることは間違いなく、大きな変化が起りそうな予感がいたします。
2021.5.24(月) K・W
◇宇宙の意識は見ている!
誰が行ったか分からなければ、人間、何をするか分かりません。
仮に、見つかる可能性が100%ない、という状況であったらどうでしょう?
誰であるかが100%分からない、特定されないのですから、それが自己の望んでいることであれば、法的にも人道的にも問題があったとしても、
実行する人は多いのではないでしょうか?
小さなことで言えば、他人が見ているか否かで行動が異なる場合があります。
歩いていて、赤信号で停止したものの、車も人も誰もいない。
こんな場合、どうするでしょうか?
この状況が、昼間なのか、夜中頃なのか、大きな道なのか、小さな道なのかで判断は異なるでしょうか?
このようなことから、どのようなことが考えられるでしょうか?
仮に、先の状況において、自分の望むことを行うとすれば、〝誰も見ていない(誰にも分からない)〟からでしょう。
もちろん、行う範囲は、軽易なものから犯罪に至るまでの差があります。
一方、〝行わない〟とするなら、その理由は、万が一見つかれば、法律違反で罰せられたり、目撃者からの批判という罰を受けるからでしょう。
つまり、〝罰〟を受けるのが嫌だという理由が初めにあるはずです。
あるいは、他人に迷惑をかけたくないからとか、決まりであるから行わないという人もいるでしょう。
ここで問題なのは、〝罰を受けるから行わない〟という人は、100%見つからなければ〝行う〟人と同類であるということです。
重要なのは、法の問題よりも、自分が望むことであっても〝他人に迷惑をかけたくないから行わない〟という精神なのだと思います。
こうした心、相手を思う精神は、人間として大変重要なものであると思います。
このような心を、今日の人々は、忘れかけているように思います。
このところSNS上で、特定の個人を相手に誹謗や中傷を継続的に行い、相手の精神を傷みつけ、自殺へ追い込むケースが少なくありません。
このような事件は、相手に顔が見えない、誰かも分からない(事件となれば特定できますが・・)というところからきています。
相手を思いやる心を失っては、人間としての心を持ち合わせていないに等しいと思います。
〝誰も見ていなくても神は見ている〟。これは、真の信仰心なのだと思います。真の信仰心は、宗教としてのものではなく、真の人間が宇宙に共通
する、偉大なる何者か(サムシング・グレート)に対して抱くものであり、最も重要な精神的な支柱であると思います。
言い換えれば、宇宙哲学の信奉、あるいは宇宙哲学としての信念です。
私たち、アダムスキー支持者からすると、常に〝宇宙の意識は見ている〟ということになります。
これを信じ切れるのかどうかは、過去世を含め、各人の研鑽の結果、理解度に比例するものです。
このことを、決して忘れることなく、歩み続けたいと思います。
2021.5.24(月) K・W