宇宙に想う!  



新型コロナウイルスに想う・・
 人は、一人では生きられません。人と人とが協力し連携すれば、小さな家族という単位から、地域が生まれ、やがて国家が誕生するようになり、それが、地球規
  模に広がって世界を形成していきます。

  こうした中で、人は、国境を越えて集まり、スポーツの祭典を行ったり、芸術鑑賞をしたり、時には宴を開いては他者を讃えあいながら楽しく過ごしてきました。
  しかし、今日の新型コロナウイルスの出現は、こうしたすべてを否定しています。人々の様々な喜びが、世界に十分広がるより先に、新型コロナウイルスは広ま
  ってしまった感じです。

  〝すべてを否定〟というのは、世界的なものと限らず、感染を広げないために3密(密閉、密集、密接)のいずれかに該当する行為は、行わないこととされている
  からです。
  今日まで、人を集めることを生業としてきた業種は多く、文化・芸術(芸能)やスポーツ分野だけではなく、アミューズメント関係や飲食業、さらに、「今は来ない
  で」と、歓迎旗から拒否旗へと切り替えた観光業は深刻な状態です。

  何とも、人との接触を拒み、人を集めてはいけない現況から、私たちは、何を感じ、学ばなければならないのでしょうか?

  思い起こせば、2011年3月11日。
  東日本大震災では、地震による衝撃と津波による崩壊、そして、原子力発電所の持つ真の脅威が表出するといった大惨事になりました。これらは、どちらかと言
  うとハード面、物理的な力による惨事でした。このようなことから、科学力などの自惚れに対する戒めとして感じるところがありました。

  一方、今回は、人が苦しむところでは共通していますが、すべての人に降りかかる、目に見えない脅威というソフト面での惨事と見ることができます。

  旧約聖書の中には、バベルの塔の話があります。
  ノアの子孫のニムロデが権力者であった時、人々は、天に登るほどの塔を作って、自らの偉大さを誇示し、神に対抗するような行動となった時、神の怒りによって
  人々の言葉はそれぞれに分かれ、世界に散らされてコミュニケーションがとれなくなったというものです。

  こんなこと書くと叱られそうですが、今回の新型コロナウイルスも、なぜか、似ているように感じるのです。
  地球上における家族や地域、そして国と国は、仲良くしているようで実体はそうではない。神を敬うどころか危険な遺伝子操作を行い、神は死んだ、存在しないと
  言う知識人も少なくない。このように思いあがった人間、仲が悪い人々は、分断したほうが良いとの裁きなのではないかと見られるのです。

  ここで神というのは、宇宙を創造し人間を創造した偉大なる何者かで、サムシング・グレートとも言えますが、アダムスキー的に言うと「宇宙の意識」ということにな
  ります。

  言い方を変えると、今までの人間生活における偽りや、積もり積もった歪みが露呈してきたのではないかと思います。
  これらは、最も大切なことをないがしろにしてきていることが理由であると考えています。

  人間とは何か? そして、何を指針に生きるべきなのか? という、最も本質的なところに考えが及ばないからです。
  新型コロナウイルスでは、著名人を含め多くの人々が亡くなられました。何とも残念なことで、心からお悔やみを申し上げます。

  自分が、新型コロナウイルスに感染しない注意と、罹っているかも知れないのでうつさない注意、そして他者はすべて大切な存在であるという事実。こうしたこと
  は、当然に学び直す必要がありますが、加えて、真の生き方に目覚め、二度とこのようなことが起こらないよう本質的なことを考える必要がありそうです。

  人と人との交流分断は、人間の基本行為の否定であり誰にとって苦痛となります。
  今後、しばらく闘いは続きますが、何とか早く効果ある治療方法や治療薬が開発され、医療崩壊することなく感染規模縮小へつながることを願うばかりです。


                                       2020.5.4(月) K・W



地球の歴史・・そこから何を学ぶ?
  アダムスキーの書物をはじめ、その他の書物などから、地球の歴史を考えることがあります。

  何万年、あるいは何十万年前か分かりませんが、地球が住める惑星になったかどうか、トリテリアの人々が長い期間調査に来ていたようです。
  環境が整うと、この太陽系を中心に裸一貫、新たな惑星で、やり直しを行う人々が地球に降ろされました。

  そして、自己の知識を活用しながら、自然と共生できるよう見守る人々もいて、その人々は、地球と他の惑星をつなぐ役割も持っていました。
  特定の地域では、それが顕著になっていて、天からのメッセージを受け取る習慣もあったようです。
  しかし、一方では、こうしたつながりを拒む人々もいましたから、地球人の自主性を重視することが基本でした。

  それから、数百年も経つと集落ができ、千年も過ぎるころには大きな集落として国も形成されましたが、地域と地域、国と国との対立が常に起こっていました。
 
  衣食住が、ある程度安定しているところでは、工芸をはじめ土木、医学、文化などの高揚や技術の高まりがあったようです。しかし、自然現象や人的な影響によ
  って、大きなダメージを受けて、その文明は滅んでしまったようです。ある程度の文化や科学技術を持ちながら、滅んでしまった世界が6回ほどあったように思い
  ます。

  直近では、約1万2千年前に沈没したとされるムー大陸やアトランティス大陸なのではないかと考えています。
  オーパーツ(場違いな工芸品)と呼ばれる品々が、世界各国から発見されていますが、それは、進んだ文明がある程度の範囲で存在していたことを示していると
  思われます。

  今日のように、地球全体に人が溢れ、文化、芸術、科学技術などの平均レベルが高いのは、初めてのことだと推測しています。

  地球では、100年前の歴史さえ、よく分からないこともありますから、千年前、2千年前となると、遺跡や少ない古文書などから推理するしかありません。歴史は、
  勝者が書き換えたり、廃棄したりしますから、真実のところはなかなかわからないのです。

  しかし、私たちは、人々の生活である歴史から、多くのことを学んできましたし、今後も学ばなくてはなりません。仮に、詳細がわからないとしても、事の概要が推
  定されるのであれば、その顛末などから、多くのことを学ぶことはできるはずです。直近の戦争からでも、多くのことを学ぶことができるでしょう。

  オーパーツの存在は、私たちの知らない高度な文明が太古に存在していたことを証明していると考えます。
  その一部では、他の惑星に移送された人々もいたでしょうが、多くは、滅んでしまった文明の痕跡ではないかと想定されます。

  スペースピープルは、〝地球人は成長と破壊の繰り返しである〟と語っています。
  アダムスキーとともに関わったスぺ―スピープルが、地球の歴史に詳しいのは、地球の歴史の始まりから、見守ってくれた人々だからです。
  しかし、なぜ、進歩しているのに、そのすべてを失うような破壊を行ってしまうのか? 

  今日を見れば、その理由や危うさを推測することができます。
  かつての失敗を繰り返すことがないよう、多くの人々が自覚して、確かな未来へと続く道を、しっかりと歩いてゆかなければならないと感じています。


                                     2020.5.20(水) K・W   


 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。
    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。