宇宙に想う!  



歴史とは何なのだろう?
 時々、想うのですが、〝歴史〟とは何なのか、と。
 人が生きた時の生活をはじめ、環境、知恵、文化、習慣、行動のすべて、あるいは、宇宙形成期等を含めて歴史の対象になるものと思われます。そ
 れも、歴史を探るとなると正確なものが求められます。歴史は、時として政治や文学、今後の指針として活用されるからです。

 しかし、実際には、人が生きた時代の歴史となると、50年、100年、500年と時代をさかのぼるほどに、記録や痕跡は少なくなり真実に迫る
 ことは困難になります。歴史の中には、偽りの事実が加えられたり、戦乱の時代になると、勝者が歴史を書き換えるなど、世界的に行われていたこ
 となのです。

  仮に、一つの事件が起こった場合を考えると、多くの人が関わることで、それぞれの想いが加算されて、事実関係だけでもなかなか真実はわからないものです。
 
  このように考えると、本当に私たちは、正しい歴史を学んできたのか疑わしいかぎりです。
  こうなると、真実はわからないものと考え、悪意ある行為も活きよいづくかもしれません。

  しかし、実際には、それらのすべてを、宇宙の意識は見ていて記録しているわけです。その事件や行為の評価は、いちいちしないけれども、そのすべてを記録に
  残しているのです。

  わかりやすい例で言えば、人間の転生です。アダムスキーは、目的達成のために15回以上の転生の機会が与えられるが、それが達成されなければ、記憶がリ
  セットされると伝えています。これは、個人の魂の記憶が残されているから可能となるのです。

  この宇宙の意識の記憶にアクセスできれば、歴史の真実もわかるものと思われます。アダムスキーは、「生命の科学」の中で、それが人間によって可能であると
  伝えています。 
  おそらく、人類が、後50年継続して発展できるとすれば、そのような機械を開発して、多くの人々は犯罪などできなくなるかもしれません。

  一方では、過去に大罪人とされた人が、実は聖者であったり、偉人とされた人が悪人であるなど、かつての歴史認識が大転換して、人々の意識がそれに追いつ
  かなくなり大混乱するでしょう。

  いずれにせよ、人類は、人類の発祥をはじめ、多くの正しい歴史を知らずに生きています。アダムスキーの体験等についても、それは言えることですが、伝説とさ
  れる事柄や聖典に記載されていることを含め、それらの真実が開示されることを願うものです。

    ※ 従来、漢字で記載していた単語も、今回から、一部ひらがなで表記することとしました。


                                                                  2019.12.11(水) K・W



求められない業績は急速に背後に消え去る!?
 アダムスキーは、「使われない知識は急速に背後に消え去る・・」と言っています。その通りであると思います。この言を使えば、今の世の中は、
 「求められない業績は急速に背後に消え去る」とも言えると思います。

 〝求められない業績〟が、宇宙的に意味の薄いものであればよいのですが、単に人間の好みやお金にならないなどの視点だとすると問題がありま
 す。

 近年、資本主義経済圏において顕著なのは、効率のみが重視され、経費のかからないものを歓迎し、善し悪しよりも、それが求められる
傾向があり
  ます。
  そもそも、何が大切なのかがわからないので、資本主義経済で重視されることを守っているのでしょう。
 
  つまり、本来、人の生にとって良いのかという視点より、お金のことが上位となっているということです。
  しかし、そのような視点が、真理の探究をはじめ、外交や芸術・文化、あるいは安全(防災)よりも優先してくると、平和の実現はかなり遠のくことでしょう。

  一例をあげれば、野辺山宇宙電波観測所では、2022年3月をもって共同利用から、利益を優先した専用利用に移行するということです。これまでも、本館・共
  同利用宿舎の閉鎖、所員は観測棟と機構展示室に移住、旅費の支給の終了、週末、年末年始、ゴールデンウィークの観測終了など、涙ぐましい努力を重ねて
  来たようです。

  野辺山では、直径45mの電波望遠鏡により、超巨大ブラックホールの発見につながった水メーザー輝線の発見や、17個の星間分子の発見など、宇宙の謎解
  明につながる多くの発見がなされましたが、経済的視点における実益は厳しく、多くの人に共感を得られる部分もわずかでしょう。

  基礎研究をはじめ、先端科学分野への国の支援の重要性については、日本人で、ノーベル賞を受賞された方々、最近では山中伸弥博士以降の受賞者が強調
  されています。これは、アメリカなどと比べ、極めて少ない予算で研究を進めている大学などの研究室が多いためです。

  経費を削減しながら、人類に利益をもたらす発見ができるなら、こんなに良いことはありません。
  しかし、経費をかけなければならないものや、一般人には理解されないけれども有益なものが多数あり、その中には、人類の将来にとって利益をもたらす発見な
  どもあるでしょう。

  今後も、安定して有益な発見につなげるためには、経済と科学、そして人類の未来について、しっかりした考え方を確立する必要があります。経費削減が常に優
  位にある現状は、様々な面で人類の輝かしい未来にゆがみを起こしかねないものと憂慮するものです。


                                                                   2019.12.18(水) K・W

 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。

    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。