◇渋沢栄一とはどんな人?
本年4月、5年後に発行される予定の新札の発表があり、1万円札には、実業家として知られる渋沢栄一氏を採用することとなりました。
また、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公が、渋沢栄一氏であるようです。
正直、渋沢栄一氏とは、どのような人物なのか、よく知りませんでした。
しかし、少し調べてみると、確かに偉大な人であったことがわかりました。
渋沢氏は、1840年に埼玉県深谷市に生まれ、1931年までの91年という長寿を全うされた方ですが、その間、金融関係では国立銀行を創立
し、国の発展にはインフラが重要として、今のJR東日本、京阪電鉄、東京ガス、東京電力など481の企業を創立、600の社会事業に関われた
ようです。その6割が、現代でも残っているということです。
これらの発想は、ナポレオン三世の考え方にある、➀金融の再建 ②インフラ整備 ③人材育成、を取り入れていると言われているようです。この
ようなことから、日本経済発展のための確かな基礎を創られた方であると言って間違いないようです。
このような功績ばかりではなく、生き方が素晴らしく、「論語」の思想を経済でも実践されたということです。
渋沢氏は、公的立場にいたところから、事業界へ転身し、その範を示しながら日本経済を発展させていったということです。
自らの著書、「論語と算盤」には、「人格を磨きつつ利益優先にならずに経済の道を歩むべき」と提唱しているようです。
もともと経済とは、「経世済民」から来ていて、日本においては、世の人々を救う仕組みと考えられますが、あれほど多くの会社に関わりながら、
自らは利益をもらわず、支援したお金が戻ると次の支援にまわしていたのは、正に、そのように生きて来たということです。
その根底には、日本は西洋列強の植民地とはならず、西洋には負けないような国力を持って繁栄して行くということであったようです。
戦前から戦後にかけて、日本経済が発展できたのも、このような人々のお陰であると思われます。
日本には、かつてこのように、〝徳〟の高い人が多く存在していたことは、日本人の誇りであると同時に世界的にも貴重な存在であると思います。
2019.11.13(水) K・W
◇「UAP]はエイリアンクラフトか!?
学研ムー12月号には、表記のタイトルで並木伸一郎氏の記事が掲載されていました。
正式には、『アメリカ海軍がUFO映像を本物と認定した ! ! 未確認航空現象「UAP」はエイリアンクラフトか!?』というものです。
それによると、2017年12月16日に、ペンタゴン(米国防相)の元職員ルイス・エリゾンドがリークしたUFO映像を海軍の公式報道官であるジョセフ・グラディシャ
ーが、映像は〝本物〟であり、映っているものも〝未確認飛行物体〟と認めたというものです。もっとも、これはリークというより、米軍の指定が解除されたもの
を公益法人が一般公開したものということです。
いずれも、米海軍戦闘機F/A-18E/Fスパーフォーネットのパイロットによって撮影されたもので、楕円形あるいは長方形の物体が高性能赤外線センサーに
よって自動追尾される様子が映っているものです。
面白いことに、これらの物体は、いわゆるUFO(Unidentified Flying Object)「未確認飛行物体」ではなく、UAP(Unidentified
Aerial Phenomena)「軍事統制訓練範
囲の空域に侵入した未承認もしくは未確認の航空機、または物体」と呼ぶようです。
実際、この区別は明確ではありませんが、どうも、一般大衆に広く知られるようになったUFOという表現では、異星人の操縦する飛行物体というイメージが強いこ
とから、さらに範囲の広い表現であるUAPを使っているのではないかと推測されます。
しかし、掲載されている飛行物体の状況は、目撃者の一人である海軍のデビッド・フレーバー氏によると、「宇宙から来た存在なのかどうかはわからないが、地球
のものでないことは間違いない」と言わしめるほどの目撃であり、映像が事実であると海軍が認めた時点で、UFOの存在が確実であると言っているようなものだ
と思われます。
少なくとも、日本においては、UFOの目撃が減少しているようで、テレビで特集されることもなく、一般大衆の関心は大変に低くなっているようです。そのため、今
回掲載されているような事態が、事実として起こっていても、その重要性に気づくこともなく、UFOは公的に知られず認められていないと思っているようです。
このような目撃は、海軍ばかりではなく空軍や陸軍でも起こっているはずで、当然に、米国ばかりではなく、世界中で起っていると考えることが妥当であると思い
ます。異星人が操縦する飛行物体、いわるゆUFOは、公的機関に知らしめようと、今なお、世界中で出現し続けているのです。
記事には、写真や目撃状況についても掲載されていますので、是非、確認していただきたいと思います。
2019.11.20(水) K・W