宇宙に想う!  

 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。

    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。


 
終末時計:地球最後まで「2分」!
 1月24日、米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は、核戦争の脅威などを評価し、地球最後の日までの時間を概念的に
 示す「終末時計」の時刻を残り「2分」と発表しました。

 これは、昨年と同じで、米ソ冷戦中で水爆開発が過熱していた1953年と並び3回目となる過去最低だそうです。同誌は、「世界は新たな異常事
 態の中にある」と警鐘を鳴らしているということです。

 米ソ(当時)間の軍拡競争が激化していた1984年でさえ、終末時計が3分前であったことからすれば、これは確かに異常な事態でしょう。
 この発表の後、アメリカは、ロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約について破棄通告を発表しましたので、終末時間は更に短縮したものと考
 えられます。

 これらの背景には、中国が条例に縛られずにミサイル開発を続けていることや、ロシアが新型ミサイルの開発に成功するなど、世界的に軍備増強が
 進んでいることがあるようです。

 実態はそのようなことなのでしょう。
 しかし、重要なのは、なぜそのようなことにエネルギーを注いでいるのかということです。
 
 国が、自国の存在を大きく見せ、他国に威圧的に接することの利点を知っているからでしょう。
 何という浅ましいことでしょうか?

 一つしかない地球上で大戦すること、そして土地や資源を取り合うことの愚かさが、分からないはずがないでしょうに
 これらの行為によって、得をする人々がいるとしか考えられません。

 個人個人を見れば、友好的な人々はいますが、国という単位になると、自国の利益のためにおかしなことを平気で行うという事でしょうか?
 それとも、国の後ろに、別の勢力があるということでしょうか?
 これでは、何時になってもスペースピープルの仲間にはなれないでしょう。

 「他人は、信じられない!」ということが、地球人の根底にあるようです。これは、自分自身が危ない存在であるから、他人は、容易に信じられな
 いからです。そして、その心情を都合のよいように、色々と利用するということもしています。

 スペースピープルの世界では、人々の中にいるのは神の面前にいること≠ナあり、初めて会う者同士でも知らない人ではない≠ニいう感覚、創
 造主のもとで、すべては同様に尊敬され信じあえる存在となっています。

 現実の地球を見ると、スペースピープルの生き方とあまりにもかけ離れている現実を感じます。
 神は死んだ≠ニ叫んだ、サルトルの世界観が実現しているようです。
 「生命の科学」を学習している人であっても、必ずしも友好的とは限らないという現実もあります。

 しかし、「生命の科学」では、宇宙の意識により総ては創造され、そのもとでは人々も祝福された存在として平等であり、従って、神を信じるのと
 同じように他人を信じられることが分かります。

 地球のゆくえ≠気にしながら、今の自分に何ができるのか、色々と想い続けている状況です。
 

                                             2019.2.4(月) K・W



◇カイパーベルト小天体の存在確認!
 約100万円の市販されている天体望遠鏡(口径28cm)を利用して、地球から約50億km離れた半径わずか1.3kmの「太陽系外縁天体」
 を観測することに成功したと報じられました。

 これは、日本の国立天文台などの研究グループが、1月28日付で英科学誌ネイチャー・アストロノミーに発表したというものです。これで、太陽
 系誕生の解明など、低予算で最先端の研究が可能となることが証明されたことになります。

 このグループは、沖縄の宮古島に2台の市販されている望遠鏡を改造して設置し、約2,000個の恒星を断続的に観測して、その手前を恒星と重
 なる形で通過する天体を見つけ出したものです。

 ここで注目したいのは、海王星の外側の小天体、つまり、カイパーベルトにある小天体について、はじめてその存在を確認できたということです。

 カイパーベルトとは、海王星軌道の外にある小惑星や氷、ちりなどが密集した領域で、太陽から約48天文単位(1天文単位は太陽と地球の平均距
 離で約1.5億km)以遠をリング状に取り巻いており、彗星の供給源であるとして、G・P・カイパーが1950年代に提唱したものです。同様
 の考えを1940年代に提唱したK・E・エッジワースの名を合わせてエッジワース・カイパーベルトとも言うようです。
 但し、具体的に確認されたものではありませんでした。

 アダムスキーは、著書「UFOの謎」の中で、太陽の光と熱が遠方の惑星にも届いている原理をテレビのブラン管の仕組みで説明し、ブラウン管の
 前面に光を投影するために太陽(カソード)から飛び出した光(陽電子)が、負の第1アステロイド帯(第1アノード)に引き付けられ、また、そ
 の外側の第2アステロイド帯(第2アノード)に引っ張られ、更にその外側の第3アステロイド帯(第3アノード)に引っ張られることで、ブラウ
 ン管前面に光を投影している。これにより、太陽から離れている惑星であっても充分に光を届けていると説明しています。

 太陽系でいうと第1アステロイド帯は、火星と木星の間にある小惑星帯に相当します。第2アステロイド帯に相当するのは、海王星の外側にあると
 されるカイパーべルトと言われているものです。アダムスキーは、この太陽系の惑星を9つとして、その先にXYZの3つの惑星が存在し、その外
 側にもアステロイド帯が存在するとしていました。これは、今日、オールトの雲と言われているものです。

 オールトの雲は、太陽から約1光年のところを球状に取り囲んでいる小惑星や氷、ちりなどが多く存在する領域で、1950年代にヤン・オールト
 が提唱したものですが、観測により実証はされていません。

 これらの事実を、アダムスキーが知っていて説明に利用しているのか、単にスペースピープルから知らされたことを語ったのか分かりません。
 ただ不思議なのは、カイパーベルトとオールトの雲の提唱者がオランダ生まれ、あるいはオランダ人であり、2人とも1950年代に提唱したとい
 うことです。

 私は、これらの提唱者は、スペースピープルから、このようなアイデアを伝えられていたのではないかと考えています。
 当時は、アダムスキーとの接触(1952年のコンタクト)に合わせ、その前後に多くの地球支援プロジェクトが動いていたと考えられます。
 例えば、宇宙開発のためにスペースピープルがヘルマンオーベルト博士と繋がっていたことは有名な話ですし、分子生物学が急速に発達したのもこ
 の時期で、そこにアダムスキーが関わっていたことも知られています。

 アダムスキーによると、火星と木星の間にある小惑星帯は、その外側まで惑星4つごとに存在し、惑星が爆発して粉々になったものものではなく、
 逆に古くなった惑星の代わりに新たな惑星を生み出すなど、宇宙の子宮のような役割を担うということです。今日の天文学等も、この説に近づきつ
 つあるようです。

 今回発表された小天体は、カイパーベルトが小惑星帯と同様な存在であることを示したもので、アダムスキーの提唱したことの傍証になると思いま
 す。その点で、大変に意義ある発見であると考えています。


                                            2019.2.13(水) K・W