はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。

    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。



宇宙に想う!  

 
歴史とは何か
 歴史とは何でしょうか?

 正に、このタイトルで書物が発刊されています。
 それは、1961年に E・H・カー氏がケンブリッジ大学で行った講演に基づいて出版されたものです。

 そこでは、客観性のみで歴史を語る人はいなく主観性が含まれているので、それをどう解釈するかということや、歴史は現在と過去との対話である
 と言うことが語られているようです。
 
 つまり、客観性のみで歴史は残すべきであるが、実際には、分からないところが多いことから、主観的な部分が入る余地があるということです。し
 かし、一応、事実であるとされた歴史については、そのことと現在とを対比しながら思索していくということで、「古きを温めて新しきを知る」と
 教えた孔子につながるところがあるようです。

 歴史は、真実を残すことで様々な人間模様や成功や失敗など、今日につながる伝記や史跡、地名、あるいは昔話などとの因果関係を学ぶことができ
 ますが、実際には、真実のみを正確に伝える歴史はほとんど存在しないということです。

 その理由は、特に古い歴史において、戦争などの争いがあるたびに、勝者が歴史を書き換えるということがどこの国でも行われていたからです。
 近現代になってもなお、革命に関連して、過去に肯定されていたことを否定するような運動が行われたり、第二次世界大戦においても、勝者によっ
 てそのような行為は行われてきたのです。

 これらは、真実を打ち消し偽りを挿入していることから、不幸以外の何物でもありません。
 現在においては、歴史の真実を知るすべはなく、主観によって推測することで補える場合もありますが、歴史は書き換えられるという事実を知るだ
 けで、歴史に対して慎重になるのではないでしょうか。

 私たちは、このようなことを理解したうえで、それでも歴史から学ぶことはたくさんあるでしょう。良くないと判断される行動は、過去において行
 わないようにすることで、歴史から学んだことになるでしょう。

 しかし、いずれは、過去の時代に時間軸の焦点を合わせると、その時代の様子が映し出されるという機械が発明され、歴史も明確となり犯罪も言い
 訳で来ない時代が訪れるかも知れません。欲深い地球人は、そのような時代を誰もが歓迎しないでしょうが、そうならなければならない必然性が起
 こるような気がしています。

        
                                                                  2018.8.6(月) K・W 


魂は皆兄弟!?
  魂は皆兄弟なんだろうか?
  ちなみに、地球人を50世代も遡ると、人類は親戚関係であることがわかると言われています。
  しかし、ここでは魂の話です。

  アダムスキーは、魂という表現をあまり使わず、宇宙の意識と同様に説明しているようです。

  少し整理してみると、魂は、意識界に生まれ、人体は宇宙の中に生まれると言えそうです。
  魂は、個別的に認識されるように、個々の人体に入って初めて現実界に出現できるようです。

  人体は、寿命があって、肉体に損傷があったり古びてくると死を迎え、宇宙の中で原子や分子に分解されます。
  しかし、魂は、人体が死を迎えても死ぬことは無く、現実界では居場所がなくなるので別の肉体に移りこんで転生します。

  その手順は、人体から抜け出た魂が、別の人体へ直接入るのではなく、1度、意識界へ戻り、その後、次の人体へ入ってゆくように推測しています。
  アダムスキーは、噴水を例に、魂が噴水のように意識界から生きよいよく吹き出し、それぞれ一粒の水滴となって存在し、いずれ元の意識へ戻るような説明をし
  ています。

  魂が意識界にいるときは、地球的な時間の長短に関係なく、個別の特性を持ちながら他の魂など全体の魂と繋がり、意識界を形成しているように思います。
  以上のようなことから、魂は、宇宙の意識から生まれると説明される分けですが、言い換えれば、宇宙の意識から分与された一部であると考えられます。
  さらに言えば、魂は、個別に完全に分離しているものではなく、他の魂や意識界と繋がっていると言えると思います。
 
  このように解釈すると、宇宙の意識は私たちと遠い存在ではなく、私たちの魂が宇宙の意識を形成していると言えなくもありません。

  だからこそ、誰もが素晴らしい可能性を持った尊い存在なのだと思われます。 
  人間の総ての魂が、宇宙の意識から生まれているということになれば、魂は神の素質を持っていて総て兄弟姉妹なのだと言えるのでしょう。
 
  宇宙の中には、超人的に高度に発達した人々もいることでしょう。そのような人々を含めて、総ての魂の集合体が、そのまま宇宙の意識と同じなのかどうかは断
  定できませんが、宇宙の意識の重要な部分を占めているのではないかと思います。

  人間は、宇宙の意識の出現した姿であると考えると、神々しい存在であるはずですが、そうでない選択ができる例は、今日の地球を見れば分かる通りです。これ
  らが、明らかになれば、私たち人間が、何を求めて生きて行けばよいか明確となり、お互いを尊敬しながら平和な社会を築くことになるでしょう。


                                                                 2018.8.14(火) K・W