◇金星ではなぜ成長が早いのか?
アダムスキーは、金星人について、地球上の2年間で成人に達すると説明しています。
これは、惑星により異なるのだろうと思われます。
水星や木星では、もっと時間がかかるのだろうと推測します。
地球では、肉体的にはほぼ18年で成人に達します。
これに比べれば、金星人の2年は、あまりにも早く犬や猫と変わらない速さということになります。
恐らく、2年の間に肉体的にも精神的にも成人に達しているということだと思われます。
そのうえ、彼らは、長生きで1000歳以上となることも珍しくないようですから、成人してからの期間が長いことになります。
なぜ、金星では、成長するのに時間がかからないのでしょうか?
推測されるのは、魂は継続するので、幼児の期間を何度も経験する必要がないということです。
確かに、魂は、かつて経験したことのない新しい肉体に入るわけですが、魂と肉体が一体となれば、仮に新しい惑星であっても、魂の意図と肉体の
動きとの連動に大きな時間を割く必要がないのだと思われます。
むしろ、生が連続であることを認識しながら、永遠に生きるためには、言わば、無知の期間である乳児期や幼児期、未成熟である少年期等は、短い
ほうが良いということになります。
成人までの期間が長い地球では、その間に、過去の記憶が徐々に喪失し、話ができるようになるころには、すっかり忘れてしまうということになる
のでしょう。
しかし、地球上での18年間は、魂と肉体との調和や決まり事などを学ぶ期間として必要なものであるのは否定できないでしょう。
以上のことから、進歩している惑星ほど、乳幼児等の期間が短くなっているのではないかと推測しています。
地球上においては、意識のレベルが低いことから、成人までに長い期間が必要なのだと思われます。特に日本においては、18年間で概ね肉体は成
人しても、精神的にはいくつになっても未熟な大人が多いように感じます。実に、嘆かわしいことです。
蛇足ながら、地球上では、「小さいうちは可愛くてよい」と言われる傾向があり、すぐに大人になっては面白くないと思われる世界です。
人間の目的が理解されない世界、つまり、遅れた世界では、このような認識が優位となるのだと思われます。
2016.12.16日(金) K・W
◇人体は楽器に似ている!
毎年、クリスマスは、地元のプロテスタントの教会で、合唱団の一員として聖歌を歌っています。
合唱団は、宗教に関係ない団体で、毎年、教会に招かれボランティアとして参加しているものです。
そこには、地元出身のプロのピアニストやバイオリニストも招かれ、クラシックの名曲など素晴らしい音色を奏でています。
その演奏を聴きながら、楽器自体のレベルもあるでしょうが、それを奏でる人間の腕前、精神がそこに反映しているのだと感じます。
楽器の個性を最大限に引き出せるのは、演奏者自身の音楽的な感性や技術などの能力によるのです。
音楽的な能力の高い人は、その楽器が高価なものでなくても、人々を感動させる音色を奏でることができるでしょう。
楽器が、ピアノであれバイオリンであれ、あるいはトランペットやパーカッションであっても、それぞれの専門家が本来の音を奏でることができます。
逆に、いくら立派な楽器であっても、それを演奏する人の技術が未熟であったり、演奏が嫌いであれば、多くの人を感動させることができないでしょう。
楽器を人間に例えれば、ピアノやバイオリンなどの目立つ人や、あまり主役とならないホルン役の人など、様々な人間が存在していて、自分らいい音をいかに鳴
らせるかが問われているのだと思います。
これがオーケストラであれば、指揮者役の人も必要になります。
この時、誰がどの楽器、役であろうと問題ではなく、自己の存在そのものを尊重し自らを表現することが重要となります。
しかし、人間社会では、それぞれが自己の存在に満足せず、他者をうらやみながら不平を言い合っています。
人間として地球上に存在しているということは、その個体はそのままで完全であるということです。
問題なのは、その住人でありながら、肉体をコントロールできない心≠フ存在なのだと思います。
人間が、真の自己に気づき、周りとの協調の中で、その能力を如何なく発揮するならば、地球自体をも唸らせる素晴らしいシンフォニーを奏でることができるのだ
と思います。
それが人間の役割なのではないでしょうか。
是非、私たちも、このように生きてゆきたいものです。
2016.12.28日(水) K・W