宇宙に想う!  


◇何に価値を求めるかで人の価値は決まるが・・・。

  多くの人々の行動基準は、損か得か≠ノ置かれていることを理解されているでしょうか?
  損か得かの軸となるのは、自分であったり、一定の集団であったり、国や地方などの地域であったりしますが、それぞれの損になるか得になるかが行
  動基準あるいは、判断基準となっているということです。

  これは、地球上ではあたり前のことであり、何ら疑問は持たれないかと思われますが、この考え方には留意が必要となりますので、意識しておく必要が
  あります。

  最も小さい範囲で考えた場合、つまり、自己(自分側)の損か得かは、必ず相手方の得とはならず、多数の相手側からすれば対立する回答となるからで
  す。

  国会議員の多くに、「何のために政治をしていますか?」と質問すれば、「人々の幸せのため!」と答えるでしょう。これに、誰も意義は無いでしょう。
  しかし、「人々の幸せとは何か?」と尋ねれば、各人によって異なっているでしょう。
  ただし、基本的な生活の部分では共通している部分もあるでしょうが、各人の価値観が異なることから、当然、人によって幸せの部分は異なるのです。
  ここが問題なのです。

  ある人は、お金や財産に価値を感じ、総ての判断基準はこの獲得になるかもしれません。またある人は、音楽や絵画などの芸術に価値を感じ、またあ
  る人は、 学問や真理の追究に価値を感じるかもしれません。

  これらの考え方が、各人の根底にあって、生き方を決定し、総ての判断基準、損か得か≠ノ繋がっていきます。
  金銭的なことについての損か得か≠ルど陳腐なものはありませんが、経済界で生きる大人たちは、常に原価計算を考えいくら儲かるかを計算します。
 
  国際間のやり取りも常に自国の利益≠優先しますし、国際紛争への関与も総て自国の利益に関係します。
  資本主義経済界では、これが、社会システムの根底にあるので、ある程度やむを得ないところではありますが、このようなところの問題点については、
  十分に承知をしておく必要があります。

  損か得か≠フ概念は、資源についての効率的な運用を促進する視点もあり、それ自体に問題があるというより、何に基づいて損なのか得なのかと
  いう立脚点、基準の問題なのだと思います。

  金銭的な損か得かより、真理の追求としての損か得かの方が、より判断基準は高いと言えるでしょう。
  私たち本来の損か得か≠ヘ、宇宙の意識に照らした場合の選択であるはずで、この場合は、ある行為が宇宙的な進化をより促進するのか否かが、
  判断基準、言わば損か得か≠ノ相当するものと考えます。これが、スペースピープルの社会では、当然のこととなっているのでしょう。

  私たちは、何に価値を求めるかによって、生き方の総てが変わってきます。つまり、その人の価値も決まるとも言えます。
  しかし、通常、このような場合は、人の心の価値判断に依拠していることが多いのです。
  そこで、さらに言えば、何に価値を求めるかではなく、価値を判断する最も普遍的で意図的に変化させられない基準・・・宇宙の意識を基準に総てを判
  断し生きることが、 何よりも重要であるということでしょう。


                                                                      
2013.9.2  K ・W    
                                     
                                                          
◇2020年東京でオリンピック開催!           
  日本時間の9月8日早朝、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京がイスタンブールとの決選投票で
  勝利し、オリンピックの東京招致を実現しました。大変おめでたいことです。

  このことで、日本の力が改めて証明され、チーム日本の団結力の勝利であるとも言われています。
  オリンピック招致は、スポーツ関係者ばかりでなく、開催までの7年間に3兆円以上の経済効果が見込まれるとされ、安倍総理の第4の矢としても、
  期待されているものでした。

  日本は、前回の2016年開催のオリンピック招致に敗れ、今回は、背水の陣で臨み、オールジャパン体制での勝利となりました。
 
  決定の前には、高円宮妃久子さまをはじめ安倍総理も参加し、東京都の主催者と共に最後のスピーチを行いました。
  高円宮妃久子さまは、3.11の支援に対しての謝辞をはじめ、皇室はスポーツを推奨していることなどを、フランス語と英語で気品高くスピーチされま
  した。安倍総理も、福島での放射能被害にも触れながら、スポーツの素晴らしさと、日本がオリンピック開催に相応しい場所であることを表情豊かに
  語りました。

  その他、IOC委員でもある招致委員会理事長の竹田氏、猪瀬都知事、滝川クリステルさんやアスリートなど、誰もがそれぞれに日本復興をテーマに
  「安心・安全・確実な五輪」を訴えるという素晴らしいスピーチを行いました。

  このスピーチが良かったとIOC委員をはじめマスコミは語りますが、この成果は、何よりもロビー活動の勝利であったと思われます。
  前回は、この活動が弱かったと言われていました。この弱点を、克服しての勝利なのです。

  ロビー活動とは、「個人や団体が、政治的影響を及ぼすことを目的として行う私的活動のこと」とされ、ユリシーズ・S・グラント米大統領の時代、ホテ
  ルのロビーでくつろぐ大統領に陳述を行ったのが始まりと言われています。

  このような私的な活動を、IOC委員個人に行うということです。
  日本では、このような活動は、公平ではないと考え嫌う傾向があります。分かりやすく言うと、委員個人が投票権を持つことから、味方になってもらう
  必要があり、そのためには、相手に共感をしていただく努力が重要です。その方法は、単なる説得というより、利権が多いに絡むと考えた方が良いよ
  うです。ようするに、投票日までの間、あらゆる買収工作を行うということです。

  こういうことをやらせている、認めていること自体が驚くべきことなのです。このところは、感覚を麻痺させずに認識しておく必要があります。日本にお
   ける選挙を考えてみてください、投票権を持つ人に個人的に接触して、親しくなり相手を買収していくのです。
  これに異議を挟まないことが不思議なのですが、 しかし、こうした事実は、何が世界を動かしているのかを知ることができると言うことでしょう。

  このようなことだから、日本人は苦手なのです。しかし、物事の実現には、同じ土俵で戦わなければなりませんから、郷に入れば郷に従うの言葉通
  り、これを実践した結果の勝利なのです。

  これを行う人をロビーストといって、米国では、専門のロビーストが3万人もいると言うことです。近隣諸国では、これに長けていて、日本を貶めるた
  めに米国議会や報道関係に働きかけたりしています。

  今回、レスリングがオリンピックから外されようとしましたが、これも、某国のロビー活動の結果であるようです。

  また、日本をはじめトルコなどでも、それぞれオリンピック招致請負人を雇い活動をしてきました。ここにもビジネスがあり、何億のお金が動いたのか
  計りしれません。

  世界を支配しようとすれば、スリーS(SeX,Screen,Sport)を推進しコントロールすることだと言われています。
  しかし、この3つは、扱い方によつてはプラスにも働くと思われます。特に、日本人は、独自の感性により毒を甘味に変える力を持っていると思われ
  ます。

  これを信じつつ、2020年東京オリンピック開催が、全世界に単に感動や喜びを広げるだけではなく、スポーツの新たな見方の提案と、日本文化や
  精神を伝えてくれることを願いたいと思います。


                                                                   2013.9.11  K ・W


◇調和の重要性の認識を!
 
アダムスキー著「生命の科学」では、様々な表現を用いて調和≠フ重要性を伝えています。
  これは、大変に深い意味があると感じます。調和とは、極端なところでは、善と悪との調和、右と左の調和、ハードとソフトとの調和、エゴと宇宙の意
  識との調和を意味しています。
  これは、片方を肯定するものではなく、お互いの存在を認め尊重する行為なのです。

  ここで言う調和を別の言葉で言えば、中庸≠ニいうことになるのではないでしょうか。
  中庸とは、右でも左でもないバランスのとれた中間を指していて、言い方によってはいい加減とも言えるものです。これは、良い加減と言うことがで
  きるもので、歴史的には、仏教の創始者のブッタ、ゾロアスター教の創始者のゾロアスター、儒教の孔子、ギリシャ哲学で万学の父であるアリストテ
  レス、更に恐らくはイエスさえも中庸を重視していました。中庸≠ニは、このように偉大と言われ聖人と呼ばれる人ほど重視していたということです。

  アダムスキーは、その重要性を「生命の科学」において唱えているわけです。
  中庸というのは、日本人は得意な分野ですが、西洋人をはじめアジア地域でさえ、いい加減と取られるものですが、実際には、争いを行わないため
  の知恵であり、反発と恐れず言えば、この考え方、日本的な文化、思想を世界に広めていく必要があると思われます。

  西洋文明は、論理的であり、損か得か、勝ちか負けか、成果や結果のみを求める文明です。これを認めることで、資本主義社会の発展に寄与してい
  るわけです。しかし、資本主義社会は、資本家が最大の利益を得るものであり、市場操作が可能な仕組みであり、差別社会に温床となっているので
  す。勿論、日本的な思想が総て良いわけではなく、西洋的な合理的な考え方も限られた資源を有効に活用する意味で大切ではあります。

   しかし、行き過ぎた合理主義、物質主義は、競争を激化し、貧富の差を増大し、争いや対立など紛争の温床となっています。
  中庸は、調和と言う言葉により、「生命の科学」において知らせされていますので、この真意を、その使徒である私たちは、理解しなければならないと
  思います。


                                                               2013.9.27  K ・W



 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につ
         いての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書
         いていきたいと思います。

      重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

      頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。