宇宙に想う!  


新人よ大志を抱け

  春は、小中高や大学などの新入学や、社会人として会社等に採用される新人の増える時期です。
 それぞれ、夢と希望を持っての入学等になります。

 テレビコマーシャルではないですが、未来は不安と希望でできている≠フですから、そのどちらに傾くかは、各人の想いと準備にかかっているの
 でしょう。

 就職は、学校教育を修了し、20歳前後で社会人になることが多いのですが、まだまだ子供であると言える行動が多いものです。
 日本人は、戦後に寿命が延びたことから、戦前の人と比べ7掛けで考えないといけないと言われています。7掛けとは、年齢に0.7をかけて考え
 るというもので、今の30歳くらいの精神状態が昔の20歳と同じようであるということです。

 確かに、そのようなものであると思うことが多だあります。
 学生気分が抜けないというより、豊かな時代に何不自由なく暮らしてきたからなのだと思います。
 もっとも、最近では、苦学している学生が増えてきているということではありますが・・・。

 特に、教育の問題であると思われますが、まだまだ指示待ち族≠ェ多いのも特徴の一つです。
 こんな話も聞きます、社長が、ごみを箒で掃いているのを見ていて、手伝おうともしないのが新人て、注意されると、言われれば手伝ったと弁解す
 るというのです。

 良くとらえれば、指示もされないのに、勝手に行動するのはまずいと考えているのでしょう。
 しかし、社会に出れば、これらの行動は、気が利かないと言われてしまうのです。

 また、こんなこともあるようです。
 入社式等で、社長が新人の心構えなどを話しているのに寝ているというのです。
 これでは、会社に対する姿勢や社会人としての意識が低すぎるということになるでしょう。

 社会人として、しっかりとした心構えの新人もいる一方で、社会をなめているような新人もいるということです。
 社会をなめているような新人は、心を入れ換えないと、社会で働いて生計を立てることができなくなるでしょう。
 早いところ、そのような意識を転換させる必要があります。

  学校では、やりたくなければ、やらなくとも自分の問題で済みますが、会社においては、組織の一員として同じ方向を目指さなければ、役割を果た
 せないばかりかブレーキとなります。これは、会社はもとより、社会の基本であり、このメカニズムは、学校では許された、言わば自由度を制限す
 る部分であり、期せずして地球では、人間を育てる部分になっているのだと思います。

 私も、職場では、新人を指導し見守る立場であることから、鉄は熱いうちに打て≠フ伝え通り厳しくかつ適切に指導していきたいと考えていま
 す。

  山本五十六が伝えたとされる仕手見せて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやる≠ニいう格言を心に留め、新人の周囲が見守りながら職場での有用な人
   物として、また社会で役立つ人として、さらに人間性を高めることの大切さを指導していきたいと考えています。

  新人よ大志を抱け

  
                                                                2016.4.9日(土) K・W


人を育てる・・・。
  人はどうしたら成長できるのでしょうか?
  日本の学校教育においては、小学校6年間、中学校3年間の義務教育において、日本で生きるための基本的な知識は学習することができます。しかし、まだま
  だ肉体的にも精神的にも未熟であることから、高等学校3年間、さらに大学4年間、大学院2年間等の教育を受け、世界の中で生きるための基本的な知識を身
  に着けることとなります。

  しかしこれは、肉体的な成長とさまざまな基本的な知識をため込んだということにすぎないのでしょう。
  知識はある程度理解したとしても、知恵の部分は、経験が乏しいことから、まだまだ未成熟なままであると思われます。
  知恵は、訓練によって身に着けて行かないと、社会に出て成果に差が出てくるでしょう。

  さらに重要となるのは、倫理観などを主体とする精神的な成長なのだと思います。
  この部分の基礎は、家庭教育の中で身に着け、学校教育において膨らませていく部分ですが、なかなか育たない部分であると思います。

  スポーツにおいては超一流であっても、または、学業においては一流大学を出ていたとしても、倫理観を育てているとは限らず、色々な決まり事を守れず犯罪に
  手を染めることも少なくありません。つまり、スポーツ的な能力や学業における能力と、倫理観とは別物であると言えるでしょう。

  人間の精神的な成長には、愛、寛容、忍耐、慈悲、信念等々の部分も重要ではありますが、人の人としての正しい行いや真理を追い求めるような倫理観は、人
  間の成長の中で最も重要なのでないかと思います。

  倫理観が高ければ、誰も見ていないからと言って、決まりを守らないということはなく、誰が見ていようがいまいが決まりを守ろうとする精神です。
  これは、宇宙的な感性の高まりばかりではなく、地球上で必要とされる規律を守ろうとすることでもあります。

  このような決まりを守ることによって、人間は、多数で生きられるようになったのであり、倫理観が高まれば高まるほど、犯罪や争いは減り、人々の生活は簡素化
  し、安心した社会が実現できるだろうと推測することができます。
 
  自己の成長を見た場合、様々なことを体験し、そこから逃げず耐えながら懸命に生きるとき、そこに何らかの精神的な成長があるように思います。
  特に、倫理観を高めるには、過去の偉人の生き方に学ぶことも参考にはなります。なぜなら、人類から偉人とされる人々の多くは、宇宙の意識を無視せず感じ続
  けた結果なのであり、結局、宇宙の意識に対する全幅の信頼を持ち続けることが倫理観を高めることにつながるのだと思うからです。

  人を育てる際は、忍耐と愛をもって見守りつつ、人間社会における倫理観の重要性を説きながら、自ら範を示し共に歩んでゆくスタンスが必要なのだと思いま
  す。


                                                              2016.4.28日(木) K・W




 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。

    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。