宇宙に想う!  

 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象につい
         ての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書い
         ていきたいと思います。

    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。


◇「あかつき金星軌道投入」
   
  去る、12月8日(火)の朝刊に、標記タイトル「あかつき金星軌道投入」等の文字が新聞各紙の朝刊に踊りました。

 「あかつき」は、宇宙航空開発機構(JAXA)が開発した日本初の金星探査機で、2010年5月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げら
 れ、2010年12月7日に金星に接近し軌道投入に挑んだものの、主力エンジンの故障で残念ながら失敗してしまいました。しかし、今回、金星
 に再接近したことを機に、故障した主力エンジンの代わりに制御用エンジン4つをフルに活用し、再度金星への突入に成功したものです。

 この制御用エンジンは、本来は機体の制御に用いるもので、通常1秒以下しか噴射しないもののようで、それを連続噴射するという裏技を駆使して
 の成功となったものです。

 金星については、アメリカやロシアの探査機が、着陸等により観測をしているところですが、太陽に近いことから地上の温度が摂氏425度、強風
 が吹き荒れる地獄のような世界とされています。このような金星についての知識は、義務教育をはじめ大学教育においても教えられていますので、
 これが地球上の常識となっています。

 しかし、アダムスキーによると金星は、地球上の高地で感じるような気圧の違いはあるものの、海があり快適な気候で、天使のような愛に満ちた人
 々が暮らしているということになっています。

  アダムスキーを理解し信じられる人々は、現代の宇宙探査の結果が正しく公表されないだけだと考えますが、他の人々は、現代科学や政府等を信じ
 ていますから、何の疑いもなく総て正しいと思っていますので、当然ながら、金星は死の世界であると考えています。

 日本の「あかつき」は、搭載した3台のカメラをはじめ6種類の観測装置を備え、金星の大気等の観測を行いますが、宇宙で知り得た事項は、その
 まま公表できないルールが世界的にあるでしょうから、日本が知り得たことであっても正しく公表されることはないでしょう。

 仮に、そうであったとしても、観測している日本の科学者等は、真実を知ることができると想像されますので、スペースピープルのご支援も期待し
 ながら、金星探査機あかつき≠フ成功を願っているところです。

                                                                2015.12.14日(月) K・W


悪の見えざる手!?
  暮れも押し迫り、今年1年を振り返れば、世界に様々な闇が押し寄せてきたことを感じます。
  この闇は、恐らく日常を不自由なく暮らしている一般の人にも、不安を与えるほどの大きなものであると思います。

  特に、11月13日の夜に起きたフランスでの同時多発テロは、今年に入って多くの人質を殺害したことで知られたIS(イスラム国)によるであり、ISによる無差別
   のテロやシリアでの勢力拡大、それに伴う何十万人もの難民の問題などが影響していることと思われます。

  近年を見れば、イスラエルとパレスチナ問題をはじめ国通しの対立は常に存在し、イラクやアフガニスタン等でみられるような内紛なども世界中で起こっていま
  す。冷戦を経て、今は、友好的に見えるアメリカやロシア、更に中国等の大国の動きも、それぞれの国の利益を考えながら外交を行うことから、何が起こるか分
  からないような状態となっています。

  世界を見回せば、先進国や富裕国がある一方で、後進国や最貧国が共存しています。食べ物や衣類などが余って、処分に困る国がある一方で、明日食べる も
  のがない世界で生きる人々も存在ます。特に、理解に苦しむのは、同一の国の中で、その両極となる人々が存在していることです。

  この日本でも、グローバル社会を目指し、競争を加速した結果、人件費を節約する企業では、安賃金の雇用者を増やし、働けど 働けど わが暮らし楽になら
  ざり じっと手を見る≠ニ詠った石川啄木の詩のような生き方となっています。

  このような時代が続いた結果、人々の意識はすさみ、心のさびしい集団となりつつあります。
  なぜ、このようになってしまったのか? 答えのない時代≠ニ言われていますが、意識に目をつぶりエゴをもてはやしてきた結果であることは確かです。

  「社会の仕組み」が、おかしいのだということに、早く多くの人々が気付く必要があります。
  行き過ぎた資本主義、金融資本主義は、貧富の差を拡大し、競争を更に熾烈化させました。

  そもそも資本主義社会は、人々のエゴに基づいて考えられた仕組みです。しかし、決して、悪いばかりではなくある程度は肯定できるものです。それを、恣意的に
  利用したり、拝金主義的な貪欲というものの作用が多くの悪を生み出すのです。

  こうして、経済学の父として知られるイギリスのアダム・スミスが、人々の必要性(需要)により、それを製造(供給)する数量や価格が定まるという、需給グラフの
  交点は、神の見えざる手≠ノよって決定されると言いましたが、今や、経済は、悪の見えざる手≠ノよって導かれているように感じています。

  しかし、このような時代にあっても、私たち、一人一人が、「生命の科学」を基に、真理を見抜く目を曇らせることなく生きていれば、人間の行く末や生き方につい
  て、様々なことに気づくはずであると思います。


                                                                2015.12.27日(日) K・W