宇宙に想う!  

 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象について
     の感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書いていき
    たいと思います。

      重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。

      頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。


◇二元論の功罪から見えるもの

  二元論については、「G・アダムスキー通信」の冒頭語等でも何度か触れてきました。
  二元論というのは、世界に存するものを物質と精神の大きく二つに区別する考え方です。
 
  フランスの哲学者であるルネ・デカルト(17世紀)は、物質と精神とは異なるものとして二元論を唱え、 以来、物質で代表される科学的世界におい
  ては、精神的な現象は取り入れないというような考え方となりました。

  この結果、18世になってイギリスで産業革命が起こると、工業生産能力は格段に飛躍し、大量生産が可能になりました。そして、次から次からへと
  発明が起こり、車や飛行機、家電製品の普及により、人類は、豊かになり飛躍的に進歩しました。
  今日では、医学的な進歩も相まって、人類は、平均寿命を延ばしてきました。

  以上の点は、単純に見る限り良かった点だと思われます。

 
しかし、これらの進歩は、物質的な発展であり、精神的なものについては、なおざりとされてきたのです。
  物質的な研究に、精神的な部分を介在させると説明がつかなくなるというのが理由です。

  この件については、アダムスキーの「第2惑星からの地球訪問者」において、SPより、地球人は物質的進歩に精神が追い付かず、この溝を埋めな
  ければならないと伝えられています。

  事実、SPが心配されたように、地球上においては、物質的な成果を重んじる経済に翻弄され、精神修業は、一部の宗教家か、思想家あるいは哲
  学者等の変わりものが行うような時代となっています。
 
  この結果、例えば医学においても、西洋医学では、人間の各臓器を物質ととらえ、機械のパーツのように不良なものは交換するという考え方が主
  流となっています。
  これでも、多くの方々は延命しているのですが、本質的な解決、因果を解消するものとはなっていません。
  このように、物質重視により精神的な部分が軽んじられ、その探求を怠っている点が罪の部分と言えるでしょう。
 
  ここで重要なのは、物質は積み上げることが可能であり、他人が簡単にまねすることもできるということです。
  この意味するところは、原理を理解できなくとも、過去数世紀の積み重ねによる知識も活用することができ、過去の失敗に学ぶことができるという
  ことです。これはちょうど、原理は知らなくとも積み木と同じように、重ねることで積み上げることができることから理解できます。

  一方、精神は、地球上で転生により明確に知識を持ち越すことができず、いかに両親がすごい知識人で精神性が高いといっても、その知識を持と
  うとすれば、自分も同じ努力をしなくては成らず、知識を得たからといって、精神性が高くなるとはかぎらないということです。
  つまり、精神については、両親を含め他人の精神性を、そのまま自己の上に積み重ねることが出来ないということです。
 
  これが、アダムスキーが伝えた哲学(生命の科学)の理解に当てはまります。
  アダムスキーの伝えた教えを単に記憶することができたとしても、理解ができていないということがあるのはそのためです。アダムスキーの教えを
  理解できる人は、書物を読んだ時点で、その人の前世や現世における経験から、そのことを知っていたということなのです。
 
  ここには、「知っていることしか理解できない。」という、不思議な原理が作用するということなのです。

                                                    2013.7.15   K・W 



◇きじ鳩が寝室の手すりに巣を作った!
  昨年、7月中旬に自宅2階寝室の窓の手すりにきじ鳩が巣を作りました。
  ここは、1階から伸ばしたバラが誘引されていて、5月には見事な風景を作ってくれるところなのですが、7月上旬にきじ鳩が来ていることに気づい
  て数日で、巣を作り卵を産んでしまいました。

  それからというもの、私と妻は、ヒナがかえるのを楽しみに毎日観察していました。何せ、寝ているところの頭の位置に、距離としては、壁一枚と少
  々数十センチあるでしょうか? そんな位置なのです。                              
                                         
                       
  
 <2階のバラの後ろ側に巣がある>     <大きくなった2羽のヒナ : 本年7月>    

  朝起きると、毎日、鳩の様子を見ていました。最初は、こちらの様子を気にしていましたが、ガラス戸があかないものと安心し、子育てをしていました。

  夜間は、メスが担当で、昼になるとメスとオス交互に卵を抱いています。
  卵は2個で、約2週間でヒナに孵り、3週間もしないうちにヒナは飛び立ちます。

  ぶじ2羽が巣立った時には、ホッとしましたが、このためにバラの咲がら摘みができなかったため、慌てて巣を処分し、バラの剪定をしたものです。

  そして今年、早々と5月上旬にきじ鳩が手すりの中央寄りのやや高い位置に巣を作りました。
  6月中旬には、2羽のヒナが巣立って行きました。

  すると、今度は、6月下旬に昨年と同じところにきじ鳩が巣を作り、現在、2羽のヒナが間もなく巣立つところです。
  今年、5月のきじ鳩は、恐らく、昨年、巣立って行った鳩が少なくとも1羽いたtものと思います。
  昨年と同じ所に巣を作った方は、多分、昨年と同じつがい≠セと思います。

  鳩は、つがい仲良く卵を抱き、どんなに暑くとも卵から離れることはありません。
  時々、辛くなると、相手の鳩を鳴いて呼び寄せ、交代をしているようです。

  ヒナが孵ってからも大変です。ヒナが小さいうちは、片時も離れることなく暑い中でも体の下や脇に座らせ面倒を見ています。 
  人間でさえ、これほど忠実に、そして真剣に子どもを育てているだろうか? ・・・と、そのいじらしい姿には、感動するものがあります。

  今年は、きじ鳩だけではなく、隣のベランダにツバメが巣を作り、4羽のヒナを育て上げ、無事旅立ちました。
 
  ハトやツバメの巣作りは、糞やダニなどの発生を誘引するため、私たちにとって好ましくないのですが、その真剣な姿には、改めて生きものの賢こさ
  や、役割について考えさせられるものがあります。

                                                 2013.7.24   K・W 


◇神の創造物の破壊について 
  神の創造物を破壊してしまったことがありますか?
  森林、大気、土壌、海水等々の汚染等は、神の創造物の破壊となるでしょう。しかし、直接、これらのことに関係していなくとも、神の創造物を破壊し
  たことがない人などいないことでしょう。

  私たちは、生きるために野菜を摂取し、豚、牛、鶏などの動植物を刹那しています。これらは、確かに創造物の破壊なのでしょう。

  蚊に刺されれば、自然とかゆみに手が届き、殺そうとしなくとも蚊を殺してしまうこともあるでしょう。自分で、殺さなくとも、蚊取り線香をたくことで、蚊
  を殺している人も多いことでしょう。家にいるゴキブリを殺虫剤や捕獲用具で捉えることでしょう。こんなことは、当たり前のことですが、創造物の破壊
  とならないのでしょうか?

  若いころ、このようなことで悩んだ時期もありました。蚊がいる場合、3回、テレパシーで警告を発して、それでも刺しに来る蚊を殺すなどとした時もあ
  りました。

  しかし、自然界の動植物、特に動物が分かりやすいのですが、生きるために他の動物を摂取していますし、草食動物も植物を食べるなど、それぞれ
  自然界の中で自分の種の存続に務めています。

  また、「第2惑星からの地球訪問者」の中で、アダムスキーが食を求めての殺し≠ノ疑問を抱いた際、土星母船の指導者から、「あなたがチサの
  葉を食べるとそれはあなたの一部になり・・・あたなと一緒に物事を体験し始める・・・。」
  と説明されています。こうして、チサの葉は、より高い貢献をすることができると言うことです。

  この人間が、くだらないことばかりしていると、食された動植物は好ましくない低い体験をすることになると思われます。
  ここは、大変重要なところです。

  しかし、そもそも人間が創造されたということは、人間が自然の中で生活できる領域を与えられていると考えられますので、その領域を「生命の科
  学」の学習と実践により、感じながら生きることが必要なのだと思われます。

  人間は、誰でも未熟です。特に地球人は、あまりにも未熟です。未熟なゆえに、過ちを繰り返すにしても、いつかは、宇宙の理である「宇宙の意識
  とともに生きる!」と、心に誓うならば、何時かは創造物を破壊することなく進歩することができるようになるのだと思います。
 
                                                2013.7.29   K・W