歌詞でつなぐ人生!     
 令和となった今日、昭和歌謡の素晴らしさが見直され、地上波テレビで頻繁に放映されています。
 テレビを観ている世代が昭和の人々で、若者はテレビを観ないから、視聴者に合わせての放映だと言うのも一理あると思います
 
 しかし、昭和歌謡は歌詞がわかりやすく、意味のあるものが多く、気持ちよく歌えることから若者にも人気があるようです。
 そんな中のお一人、シンガーソングライターの竹内まりあさんの歌詞の中から、気になる歌詞をつないでみたいと思います。

 「 生れる時ひとり 最後もまたひとり だから生きているあいだだけは
      小さなぬくもりや ふとした優しさを 求めずには いられない 」 (みんなひとり)

 これは、人生の始まりと最後が同じ条件であることに注目して言葉をつないでいます。
 このような想いから、人は、他者とつながって生きていくものと思います。
 現在は、携帯電話の普及とネット環境の整備により、同一の趣味などによって遠方同士でつながりやすくなりました。

 好きな人とつながって好きなことをする。
 これは、悪い事ではありません。
 当人にとっては、嬉しいことでしょう。

 しかし、自分の隣人とはつながっていない人が増えています。
 これは、地域の自治会加入率の低下となり、自治会の崩壊ばかりか地域コミュニティの崩壊へつながる由々しき問題となっています。

 地域コミュニティの崩壊は、その集合体である自治体の政策が何もうまくゆかなくなることにつながる、大変危険な問題なのです。
 このフレーズから、そんなことも考えてしまいます。

 「 この世で起こるすべてには 意味があると考えれば 
       私の悩みや悲しみ それさえも大切なギフト 」 (旅のつづき)

 このような時代は、人生の中ごろに多いように思います。
 これは仏教の縁起のような考え方です。
 それで、悩みや悲しみさえも起こる意味があるのだから、大切なギフトなのだと言うのです。

 わかりやすく言えば、仏教的でありながら、悩みや悲しみさえも神様からの大切な贈り物ということでしょうか。
 なかなか、考えさせられるものです。

 「 いつかは誰でも この星にさよならを 
    する時が来るけれど 命は継がれてゆく 」 (いのちの歌)

 このフレーズは、人生最後の話しとなっています。
 年齢を重ねるごとに、この言葉の意味について考えてしまいます。
 〝この星にさよなら〟というところは、単に死を想起するのではなく、勝手ながら他の惑星への転生を考えてしまいます。

 中には、地球が好きで、また地球へ生まれることを願う人がいるかもしれません。
 一方、やっとおさらばできると喜ぶ人もいるかもしれません。

 そんなことを考えてしまうのです。
 そして、この星から自分は去ってしまうけれど、人々の営みや子孫は切れることなくつながっていくのだということでしょうか。

 歌詞は、聴く人読む人によって感じ方、理解の仕方が異なります。
 だから、広く人々に共感がもたれるのです。

 竹内まりあさんは、ご自身の音楽活動よりも、ご主人の山下達郎さんの音楽活動を重視されているようです。
 そのためコンサートの回数は少ないようですが、これからも継続するようですから、今後のご活躍も期待したいと思います。

  
                                  2025.9.6(土)  K・W



大阪・関西万博へ行ってきました! 
 先日、「大阪・関西万博」へ行ってきました。
 児童らの夏休みも終わり、万博終了まで1か月あることから、空いていることを期待して9月9日(火)午前10時入場としました。

 東ゲートからの入場で、午前9時30分頃に着きましたが、入場できたのは10時40分頃でした。
 その間、多くの人々とともに炎天下のもと、列に並んでいるのは大変に疲れました。

 入場後、アイスクリームの乗った、美味しいいちごのかき氷を食べてから行動することとしました。
 名のあるパビリオンは、予約を取ることが難しいことから行わず、空いている施設を見学する方法としました。

 最初に日本関連館であるロボット・アンド・モビリティステーションという小さな展示を観ました。
 そこでは、将来に向けたロボットとの協働による社会の変革と、人とロボットが共生する未来社会を考えていこうというものです。

 次に、コモンズ館Aを見学しました。
 コモンズ館は、A、B、C、Dなどといくつもあって、そこでは大きな建物の中を分割して、小国がそれぞれの文化や伝統など、その国の強みを紹介するも
 のです。
 
 A館は、ウガンダ共和国やケニア共和国、ボリビア多民族国など28か国が展示していて、昔の日本でも見られたような植物の皮を使ったカゴ類や民族
 衣装などの衣類が目立ちました。
 
 小国は、先進国の植民地であった国が多く、今日でも歴史や伝統が表現しにくいところを感じました。
 また、日本から頼まれたので、参加してくれたのではないかと思うところもありました。

 その後昼食をとって、ペルー館やサウジアラビア館、フィリピン共和国館などを観ることができました。
 ペルー館は、マチュピチュ遺跡と地上絵を中心に美しい映像とともに紹介していました。

 先のボリビアやペルーは、かつて行ったことがあり、当時の異国情緒豊かな想いでが脳裏によみがえるようでした。
 サウジアラビア館では、入館してすぐの広場で寸劇があり、サウジアラビアなまりの英語で、サウジアラビアでは伝統的に来客には美味しいコーヒーで
 もてなすことを知らせていました。

 館内では、当国が豊かな国であると紹介していましたが、これは、石油に関連した話であると思われます。
 フィりピン共和国館は、周囲が籐(または竹)により籠のように編み込むデザインで覆っていて、これも独特のものがありました。
 また、島国としての特徴が印象に残りました。

              
            サウジアラビアの寸劇                   大屋根リングから各国パビリオン

 夕方が近づくと人がやや少なくなり、そこで大屋根リングへ向かい、各国のパビリオンのユニークな外観を楽しむことにしました。
 大屋根リングは、木製で造られた大変立派な建造物であり、リング下の休憩スペースは日陰となっていつも人々でにぎわっていました。

 一周2kmとか言われるようですが、かなり長い印象がありました。
 しかし、海風が吹いて、少し涼しかったのは良かったと思います。

 まとめとして、万国博覧会は、オリンピックと同じように平和の祭典であると実感しました。
 今回のコンセプトは、「未来社会の実験場」ということですが、確かにその片りんは見えたと思います。
 今後も、このような祭典が平和裏に開催され、各国が自信をもってお国自慢や、未来への提言を行うことを期待したいと思います。

 参加国も、国内が安定していないと参加できないことを感じます。
 当日は、気温が35度を超え、約2万4千歩を歩き、入場者が19万人を超えたとのことで残念なこともありましたが、世界平和や未来の社会を感じるに
 は良い経験であったと思います。
 

                                  2025.9.20(土)  K・W


             

 



宇宙に想う!  


   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象について
    の感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書いてい
    きたいと思います。
    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。