◇地球のゆくえは?
人間の歴史を見てみると、利己的なところから少しずつ利他的な方向へ進んで行くことが、社会を発展させて来たように思います。
しかしこれは、安定したものではなく、行きつ戻りつしながらであったようです。
そこに確かな学びがあるなら、3歩進んで2歩さがっても1歩は進むというものであったと思います。
今日の世界情勢を見ていると、ロシアのウクライナ侵攻をはじめハマスが仕掛けたイスラエルとの戦い、ここに来てインドとパキスタンが戦闘を行っています。
国同士の戦闘ばかりではなく、軍事政権や独裁政権では、国民の生活や人権が著しく制限され悲惨な状況となっています。
平和な日本においても、詐欺や傷害、殺人事件が増えている状況です。
また、アメリカをはじめヨーロッパ諸国においても、かなり利己的な方向へ逆戻りしているように思われます。
このようなことから、今後、〝地球はどうなるのか?〟、〝地球のゆくえ〟が気になる人も多いと思います。
このまま行くならば、対立は激化し、世界は経済における二極化の方向に向かうかもしれません。
つまり、世界経済においては、アメリカとアメリカ以外というものです。
こんななか日本は、アメリカに多少妥協しつつヨーロッパと対立しない道を目指すものと思われます。
一方アメリカも、これは得策ではないことから、少しづつ譲歩することになるでしょう。
仮にそうなったとしても、これら一連の行動は利己的な社会の表れであり、人間が少しも学んでいない表れであると思います。
世界混乱の渦中にいるアメリカのトランプ大統領は、世界を我がものとする勢力を解体しようとしているようですが、かといって世界平和を目指しているわけでは
ないようです。
自分の力が及ぶ勢力をつくるとしても、その根底は、我欲であるように見えます。
地球が、こうした力で成り立つうちは、平和な世界が訪れることはないと言えます。
むしろ、対立によるマイナス面が露呈することになるでしょう。
正にモーセの〝目には目を〟〝歯には歯を〟を実践している時代となっているのです。
この行動を修正したイエスの教えこそ、学ばなければならないものであり、実践しなくてはならないものだと思います。
このような時代であっても、精神的には、それらに影響されず、真実を見つめつつ生きる人々が存在しています。
少数ながら、これらの人々がいるからこそ、世界情勢とは関係なく時代は動くことになるのだと思います。
今は、ごたごたしている場合ではないのです。
正に〝地球のゆくへ〟を考え、スペース・ピープルからのアプローチを想定し、準備をしておく時代であると考えています。
2025.5.8(木) K・W