◇人類は覚醒するのか?
ここ30年くらいになるでしょうか、〝人類は覚醒する〟とか〝地球の次元が上昇する〟という話を耳にします。
それは、この太陽系あるいは地球が次元上昇を促す光の帯を通過するとか、異星人からのメッセージを受けたものなど色々な理由があるようです。
最近でも、このようなことは言われていますが、これは、地球人の生き方が〝このままではいけない〟という心の動きがあるからだと考えられます。
では、まったく根も葉もない事かというと、そうとも言えないかもしれません。
自然なリズムの一つとして、例えば太陽の衰退期や地球の25,800年という歳差の周期など何らかの原理が働くということは否定できないと思います。
それによって、太陽系単位あるいは惑星単位で進化または成熟、衰退するということがあるかもしれません。
これは、まったく未知数です。
しかし、宇宙の法則から考え人々の生き方として、宇宙の意識にまったく無頓着に生き、他者と仲良くなれない人間が、宇宙のリズムに乗って覚醒するとか、
飛躍的に成長するということは考えられません。
それはないはずです。
かならず生きることに努力をし、人々の中にいて喜びを感じられるような人でなけれなならないと考えています。
ようするに、そのような人々でないと準備ができていないのです。
この地球は、人間が人となるための基本的な事柄を学ぶための惑星となっています。
ここには様々な考え方の人々が暮らしていますから、何をするにも簡単ではありません。
ここで暮らしながら、人間として何が大切なのか、生きるための哲学を学んでいるのです。
そして宇宙に、何らかの力や指針が無ければ秩序が保てないことに気付くのです。
このように生活できない人間が、自然に覚醒したり次元上昇に耐えられるはずがありません。
確かに地球は、かなり長い間、多数の人々が目覚めることなく〝魂の始まりの星でありまた終わりの星として〟役割を果たしてきました。
そろそろその役割を返上し、覚醒からの一歩を歩む惑星とならなければならないと感じています。
そのためにはある程度、おそらく地球の2割くらいの人々が真実に気づき目覚めなければならないのだと思います。
アダムスキーを信じる人々は、その中の一人として、しっかりと歩んでいかなければならないのだと感じています。
2025.1.8(水) K・W
◇宇宙に通じる学びが大切!
人間にとって〝学び〟が大切であるというのは論を待ちません。
人は、〝学ぶために生きている〟と考える人も少なくないでしょう。
人は生まれ家庭で教育され、そして学校で教育され、社会へ出てからも社会から教育され学んでいきます。
こうして人は、共通言語や物理的な共通認識を学んでいくのです。
戦後の学校教育では、アメリカのジョン・デューイの考え方に強い影響を受け、経験や実践を重視した「実用主義」となっています。
これをプラグマティズムと言っています。
この考え方をさらに進め、「実利主義」が教育の中に入り込んできたのが気になるところです。
もともとは、人間生活に実際に役立つことを重んじて、様々な問題を解決していく力を養うものであったのが、実利というお金儲けに傾いているのです。
小学校の頃から株の取り引きを学んだり、商売の基礎を体験させたりすることが大切だと考えるようになって来たのです。
これはすでに20年くらい前から、アメリカで行われていた教育です。
確かに、社会に出てもお金儲けができなくては生活できません。
そこにつけ入る考え方のようです。
また、お金持ちになることが社会の成功者であると見なす人々が多いのも歪んだところです。
デューイは、「学校は民主主義の性質をもった小さな社会として機能すべき」として、社会生活に役立つ知識を推奨するものの実利を重んじてはいません。
そもそも、日本の教育基本法第1条には、「教育は、人格の完成を目指し・・・。」とされ、学校では心身ともに健康な国民の育成をするところなのです。
実利を重んじるとすれば、学校教育ではなく専門学校か専門研修なのです。
ですから、特に小中学校においては、何より人間教育を重視する必要があるのだと思います。
これが不十分で、お金儲けの楽しさのみ教えていては、社会生活における良し悪しや協調性が育たないこととなります。
現代社会では、正にそのことが問題になっているように感じます。
アダムスキー支持者の私たちは、人間は惑星を越えて転生を繰り返し、そのたびに〝学んで〟いるのだと理解しています。
その〝学び〟とは、地球だけに通用するものではなく、つまり単なる知識の積みあげではなく、宇宙に通じる事柄であると理解しておく必要があるでしょう。
2025.1.23(木) K・W