◇「宇宙人は地球にいるのか」
7月7日の地元下野新聞の1面、〝針路〟と題するところに表題のタイトルが掲載されました。
筆者は、栃木県生まれのJAXAの准教授、「はやぶさ2」のミッションマネージャーであった吉川真(まこと)氏です。
吉川氏は、当該新聞社の本社客員論説委員となっていて、何度か「はやぶさ」等に関する記事を載せています。
本日が、七夕であることから掲載したもので、あまり期待をせずに読んだのですが、なかなか興味の持てるものでした。
前段で、織り姫とひこ星にからめて、〝宇宙に「宇宙人」、つまり地球外知的生命体はいるのだろうか〟と書き、最近の太陽系外における惑星の発見(約6千
個)に触れています。
おそらくその中には、地球に似た環境があるだろうと説明し、地球からでは距離が遠いので探査機を送るわけにもいかないと書いています。
そして、この〝銀河系(天の川銀河)に2千億個もの恒星があるといわれているし、そのような銀河が宇宙には数千億個もある〟そして、それなら、〝地球の
ような知的生命体がいてもおかしくない〟と、よく聞く確率論を語っています。
次に、小見出し『存在を信じる学生が半数』とし、知的生命体が地球に来ているのか。宇宙科学を受講する学生に質問したという。
すると宇宙人が地球に来ているという話を信じる学生が、4割から5割であったという。
学生の多くは、テレビ等で話題となる怪しげな宇宙人は、嘘だと思っているという。
「宇宙人は、地球人に分からないようにして地球に来ている。」というのです。
そして、〝宇宙人が地球を攻めてくることはないのか〟ということについて、最近、「興味深い話を聞いた」とのことです。
その内容は、「宇宙人が地球を攻めてくることはない」。それは、「地球まで来ることができるということは、われわれよりはるかに進んだ科学技術を持っってい
ることになり、そのような技術があれば、わざわざ地球を攻めて来る必要はない・・・。」
「さらに重要なことは、そのような技術を持っている宇宙人は、好戦的ではないはず・・・。」と述べています。
「強大な技術を持っていると、平和主義でないと自滅してしまう・・・。」ということです。
次の小見出しは、『技術を伝える段階にない』として、宇宙人が地球に来ているとして、なぜ地球人に気付かれないようにしているのか」と書いています。
その理由は、「優れた技術を人類に伝えて良いレベルに人類が至っていないと宇宙人が判断しているから」と書いています。
最後に、「世界各地の紛争が終わって、穏やかな日々を送れるようになりますように」。と今年の短冊に書いたということです。
本文で注目するのは、最近、「興味深い話を聞いた」というところで、どこの誰から聞いたのか? ということです。
先の優れた推論は、そこから聞いたということのようです。
それはおそらく、JAXAの職員からではないかと推測されます。
JAXAは、月の裏側の映像を持っていて、一部、加工されているようなところがあることから、色々と知っているはずなのです。
いずれにせよ、真っ当な推論をすれば、上述のような回答になるはずですから、相手は、その範囲内で話しているのだと思います。
「宇宙人は他の惑星にいるのか」ではなく、「宇宙人は地球にいるのか」という、大変踏み込んだ話題は、何か特別なことを聞いている可能性を含め、真実の
宇宙の一端に触れていることを感じさせます。
2024.7.8(月) K・W
◇地球は病んでいないか?
アメリカのウォーク街の金融関係の人々は、「今だけ カネだけ 自分だけ」で生きていると、国際ジャーナリストの堤未果さんは言っています。
人の上に立つような人々が、このような状況では何ともお寒い話です。
しかしこれは、地球人の多くが侵されている〝病〟なのではないかと思います。
どうしてこれが病かと言えば、この生き方は、人々を大金持ちと貧乏人に二分し不幸を助長する世界とするからです。
どうしてこのような病になるのか? それは、エゴを基本に生きることから信じられるものが〝お金〟しかない状況になるからです。
お金さえあれば、ほぼ人々の欲求を満足させることが出来ると思っているのです。
確かに、そのような人々は、お金があれば満足できる世界に生きているのだと考えられます。
このような世界では、モラルも正義も関係ないと考えていることでしょう。
その結果、世界は荒廃していくことでしょう。
お金は、必要なものを手に入れる道具であり、なくては困るものの必要以上に持っていても仕方のないものです。
しかし、そのようには考えられないのです。
そもそも〝お金〟しか信じらないのはなぜなのでしょうか?
おそらく、それ以上のものを知らないからだと思われます。
それは、宇宙の意識を知らないからですが、具体的には、宇宙が存在する理由や人が生きる意味、そして普遍的基準の存在についての考察が必用なので
す。
そして、人の転生の法則も大きな意味を持っています。
人々は、自分が存在する理由や生きる意味について、考えなさすぎなのです。
この部分を考えさせない教育、目先の興味で振り回す社会が、真実を考えさせない温床となっていると思います。
つまり、エゴを助長する社会となっているのです。
個性個性と言いながら、真実から遠ざかる教育となっているのです。
これらの〝病〟に対する処方箋はないのか?
アダムスキーが著した「生命の科学」や「第2惑星からの地球訪問者」などは、先の事柄を考える良きテキストになると思います。
これを読めば、宇宙が存在する理由や人が生きる意味、そして普遍的基準の存在について理解できるようになります。
人は、正しいことを基礎にして考察していけば、その考察の先は、誰もが同じようなものになっていくはずです。
そうした体験を自らしなければ、真に平和な社会は訪れないと思います。
この〝病〟から脱するには、書籍を読む前段に、一人静かに思考する時間が必要なのだと思います。
2024.7.23(火) K・W