宇宙に想う!  


   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会的事象について
    の感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした考え方で、分かりやすく書いてい
    きたいと思います。
    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。

「生命の科学」は、なぜ広まらないのか?
 スペースピープルより、アダムスキーを介してプレゼントされた「生命の科学」。
 これが、なぜ広まらないのか?

 このことは、何度も気にかけていることです。
 なぜなら「生命の科学」は、〝真理〟を伝えているからです。
 
 筆者にとっての〝真理〟とは、「誰によっても否定し得ない宇宙に通ずる真実」のことです。
 こうしたものは、宇宙からの力を得るに違いなく、それでも広まらないことを危惧していたわけです。

 この理由は、いくつも思い浮かびます。
 例えば、地球人には早すぎる教えであること、強力な助っ人がいないこと、効果が分かりにくいことなどで、それぞれに具体的な理由がいくつも想起されます。

 しかし、これらとは少し違う側面も承知をしていました。
 それは地球が、暗雲に包まれているという事実です。

 この暗雲というのは、〝人々の我欲〟、〝悪意ある行動〟など、宇宙の流れに対抗している力で、これらの波動が地球を覆うことで、新生児をはじめ第二次
 成長期における気付きを困難にしているのです。

 これらは結果として、〝目覚めない人々〟を増加させているのです。
 目覚めにくい環境であっても、目覚めないのは、その人の自己責任です。

 しかし地球のこの環境(お金の支配、真実が隠されている、人間の存在意義を知らない等々)で、真実に気づくことは簡単なことではなく、カルマを含めたよほ
 どの事前準備が必要なのだと思います。

 この〝目覚めない人々〟は、悪意ある意思に利用されやすく、それが社会全体の意思であると見なされてしまいます。
 〝目覚めない人々〟も問題であるものの、それを利用している人々、その状態を維持させ自己の利益の方へ誘導している人々は、もっと問題であると思いま
 す。

 こうした人々をアダムスキーは、サイレンスグループと呼んでいたようです。
 地球上の暗雲というのは、こうした個人的あるいは集団的利益、思惑という力によって生み出されているとい考えています。

 このような状況下で人々は、個人的興味(関心)あるいは利益など、エゴを満足させることにしか目を向けず、人類の未来、人間は何を成し遂げていくのかな
 ど、まったく眼中にないのです。

 その結果、おかしなことに広大な宇宙において、人間(地球人)が、この太陽系から出ていくことはできないと考えている科学者ばかりなのです。
 何と、情けないことでしょうか
 宇宙哲学的に考えると、そんなことあり得ないことなのです。

 地球は、この様な世界ですから、「生命の科学」待望論は、従来のごとく起こることはなく、地球の大転換期までもう少々待たなければならないのだと考えてい
 ます。


                                   2024.1.6(土) K・W



日本の月着陸実証機が成功!
 日本の小型月着陸実証機「SLIM」(Smart Lander for Investigating Moon)が、実証実験に成功しました。
 正確には、「成功したとみられる」ということですが、失敗ではないとされています。
 これは、世界的な快挙であると思います。

 軍需産業に頼らない国が、その技術力でもって月への着陸を成功させ、まして厳しいミッションに成功するなど大変素晴らしいことだと思います。
 SLIMは、H ‐ⅡAロケットに乗せ、X線で宇宙を観測する「XRJSM」とともに昨年の9月7日に種子島宇宙センターから打ち上げられました。

 今回のH ‐ⅡAロケットは47号機であり、この成功により成功率98%となって大変に安定した優れたロケットとなっています。
 全長53m、人工衛星を除いた総重量が289tで、2001年から運用をはじめ、2007年から打ち上げ事業については三菱重工業株式会社が担っているよ
 うです。

 しかし、昨年3月、本機の後継機となるH3ロケットが、第1段エンジンは正常に作動しながら第2エンジンに着火せず失敗した事から、H3機と同じ機材を使
 う第2段目の検証に時間を費やし、打ち上げを延期して今回の成功につながっています。

 打ち上げから日程を追ってみると、2023年9月7日打ち上げ、11月6日地球からの最遠点通過、12月25日に月周回軌道投入、2024年1月14日高度
 約600kmの円軌道の投入に成功、そして1月20日に約20分をかけ、予定どうり神酒(みき)の海のクレータに着陸成功となります。
            
 ここでのミッションは、目的地の100m以内への着陸です。
 従来の月着陸船は、目的地点から数km以上離れることもしばしばであることから、大変困難なミッションであると考えられます。
 この100m以内への着陸も〝成功したとみられる〟わけですが、残念ながら太陽電池の向きが悪いのか発電しないということです。

 しかし、その困難なミッションを成功させるため、着地の方法や安全を担保する工夫、そして軽量化など日本独自の技術を多用しています。
 これらが、成功につながったに違いありません。

 月に着陸できたことで、米国、旧ソ連、中国、インドに次いで5か国目の成功となり、しかも、目的地の100m以内という極めて困難なミッションにも成功(検
 証にはやや時間がかかる・・)し、今後米国を中心に進められていくアルテミス計画に弾みをつけることになります。

          
            画像1 赤印の中央がSLIM着陸目標地点 ©SELENE/JAXA

          
          画像2 SLIM着陸目標地点周辺のようす。中央付近の白いクレーターが「SHIOLI」 ©SELENE/JAXA

 SLIMの着陸地点は、栞(しおり)=SIOLIと名付けた白いクレーター斜面で、この周辺には、不自然な地形やドームなどがあり、興味をそそる地域となってい
 ます。

 また、SLIMは、月の起源を探る目的もありますので、月面での写真をはじめ探査についても少なからず期待したいものです。
 かつては、月は〝死〟の世界と言われていましたが、現在では、表面を覆うレゴリスは、重さの比率で約45%が酸素であるとされ、さらに月面上で、水や氷
 と思しき物が発見されていることから、利用価値の高い星と見なされているのです。

 今後、火星への前哨基地として活用される月ですが、日本が関わることで平和目的のために進出していくことを期待したいと思います。


                                    2024.1.20(土) K・W