◇苦難な時代を乗り切ろう!
第101号「G・アダムスキー通信」の〝冒頭語〟の中で、金星人カルナの言葉を引用して、「このような苦悩が宇宙のどこかにまだ存在するなんて、いっ
そう悲しいことです。」と書き、言わば他人の苦労を己のこととする必要性を書きました。
しかし、普段からそのような気持ちで生きておられる人々にとっては、それが苦痛になる場合があります。
私も、そうなる場合があるので理解出来ることです。
先日、NHKの〝あさイチ〟で、世界中の不幸な有様を見ることで、「鬱になる」、「胸が苦しくなる」などの症状がでるという話しがテーマになっていました。
都合で、内容は見ていないのですが、さもありなんという感じです。
そのような方々は、人間として、正直、真面目、情が厚い、情け深いのだと思われます。
それは、右脳を中心とした〝情〟の働きなのだと推察されます。
この部位ばかりが先行してしまうと、体のバランスを壊す可能性があります。
バランスを取るためには、左脳の部分、理性や知性が必要になります。
ここで、大きな事件等に対して、〝自分は何もできない〟と卑下するのではなく、なぜそうなるのかを考え、状況を分析して、自分ができることを行えば
いいのです。
出来ることは、人によりそれぞれですが、例えば、寄付や祈り、何らかのボランティア、地元自治会への協力などです。
直接的なことでなくても、そうしたことはすべて繋がっているのです。
人の想いが、それらに反映されるのですから無意味ということはありません。
こうすることで、社会で起きている事件等に対して、無関心でいるのではなく、問題であると認識しながら、それを昇華し、苦痛もなく生活できるのだと考
えています。
それにしても、ロシアのウクライナ侵略をはじめ、大規模な災害や事件、事故が世界的に起こっています。
これだけ多くの悲惨な事態が起こるということは、自然界からのメッセージであると考えないわけにはいかないでしょう。
大変な時代となりました。
こんな時代であるからこそ、自己が試されているのだと思います。
今まで培ってきた多くの学びや教えを総動員しながら、これらの時代を乗り越えていくこととしましょう。
きっと、宇宙の意識との対話が、重要なカギになるに違いありません。
2023.9.15(金) K・W
◇何事にも倫理観が大切!
何度か書いているように、経済行為に倫理観がないと、独占や利益誘導あるいは詐欺さえ誘発しかねないと思われます。
それは、人には抑えきれない〝欲〟があるからです。
特に、資本主義経済システムにおいては、あらゆる手法を用いて〝欲〟を実現していきます。
これは、純粋な精神性に欠ける行為です。
これらは、社会科学系の人々の〝人心の乱れ〟なのかもしれません。
それでは、科学的な分野ではどうなのでしょうか?
科学者は、対象とするものが人体なのか宇宙なのか、生命とされる分野なのか、また、マクロなのかミクロなのか、それぞれの分野で物理学的あるい
は化学的に研究し、真理を探究していきます。
真理の探究で成果を上げるには、〝意識〟からの声に忠実でなくてはなりません。
この点を見れば、倫理観も高い人達だと考えてしまいます。
しかし、科学者の世界では、自らの成果を認めさせるため、様々なからくりや努力を惜しまないようです。
特に、大学に勤務する学者は、国からの補助金をもらえる分野の研究を行うなど、自己の興味とは異なる方向にも努力するようです。
この辺は、社会科学系の学者と変わらず、自らの感性による真理の探求とは異なると思われます。
一方で、自己の興味や関心が研究できるところであれば、どこへでも行って研究したいという思いも強いようです。
これが高じてくると、人々とって危険な分野であっても、そのことより自己の興味や関心の方が上回り、そこに手を染める科学者も少なくないようです。
2019年12月、中国の武漢で発祥したとされる新型コロナウイルスは、WHOの調査結果とは異なり、当地のウイルス研究施設から漏れたものと専門
家は見ているようです。
そこでは、他国では認めない危険な研究も可能なため、世界各国から研究員が集まっていたようです。
その人たちは、そうした可能性または事実を知っているわけですが、決して言わないでしょう。
新型コロナに対する人々への報道が違っていても、それも決して言わないようです。
アインシュタイン博士は、第二次世界大戦直前に当時のルーズベルト大統領に原子爆弾の開発を進言しています。
これは、ドイツに先起こされるまずいとの思いからですが、平和主義者の彼は、後に反省をしたようです。
こうして見ると、残念ながら科学者も倫理観が乏しいのだと思われます。
社会の大勢を占める一般人については、推して知るべしであると考えられます。
ですから、一人一人が、〝倫理観〟を持つことによって、もっと素晴らしい社会になれるのではないかと推測されます。
2023.9.25(月) K・W