宇宙に想う!  

ルシファーは止められないのか? Ⅰ
2022年2月24日、ロシア連邦がウクライナに侵攻し大きな打撃を与えました。
この侵攻は侵略となり、多くの戦死者を生み出したほかライフラインや住宅等の破壊が続いています。
今日、ロシア連邦は、核兵器を脅しとして利用しながらウクライナ東部を死守しようとしています。

遡れば、2014年2月27日。ロシア連邦が、ウクライナ領のクリミア自治共和国に対して軍事侵攻を行い占拠しました。
この時、アメリカや欧州など世界的に大きな問題として対応をしていないのです。
これに味を占めたかのように、数日間でウクライナ東部を占領しようとロシア連邦は侵攻したようです。

かつて、ユーラシア大陸やアジア大陸では、侵略の歴史が色濃く残っています。
安心して眠ることのできないような地域に住んでいる人々も少なくなかったようです。

しかしそれは、国が明確ではなく領土が確定しない時代の話です。
今日は、国が明確とされ国土も明確(一部紛争は残る)となっています。
そのような中で、発生しているということです。

先日、5月19日から21日まで、広島市において「G7広島サミット」が開催されました。
広島生まれの岸田総理が、広島に各国首脳を招へいすることから、核兵器削減など多くの期待が持たれましたが、従来と変わることない発言等
に地元をはじめ、核軍縮に関わる方々には期待外れであったようです。

今回は、ロシア侵略の当事国であるウクライナのゼレンスキー大統領が極秘来日し、各国首脳と懇談したものの兵器支援を各国にお願いする
という内容で、これが広島の地で行われたことに不快感をはじめ、戦争を長引かせるだけであるとの反発も持たれています。

ロシア連邦とウクライナの戦いが長期化すれば、今日以上に当事国ばかりか世界的に大きな問題を引き起こします。
何とかならないものか、これが重要なところです。

振り返れば、ロシア連邦がウクライナへ侵攻する際、事前に分かっていながら少なくともアメリカは、これを止めようとしませんでした。むしろ、侵
攻すことを待っているかのようでした。

ここが重要です。
これは、あえてやらせたと考えた方がわかりやすいのです。
そして、状況を見ながら武器を支援して長期戦を見据える。

これで、誰が得をするのかという問題です。
広島サミットに出席する各国首脳は、各国を代表する立場にあるものの自分でできることには限りがあるのです。
それぞれにひも付きで、背後に利権が絡んでいることから簡単な発言などできないのです。

政治と金の問題などと日本で言っていますが、日本の問題などたいしたことではないのです。
他国では、もっと強いつながりがあるのです。

これが、真理を貫けない理由なのです。

       ・・・ 次回へ続く

                                       2023.6.10(土) K・W



ルシファーは止められないのか? Ⅱ
振り返ると、2014年2月にロシア連邦がクリミア自治共和国を軍事侵略した際、事前に承知していたアメリカをはじめNATO各国はそれを阻止す
るよう話し合いを行うべきでした。

これは、まったく可能であったと思われます。
これを行わなかったのは、さらに次、ロシア連邦が進攻すると見込んでいたからだと考えられます。

つまり、この時から、今日の事態を想定していたということです。
言い換えるとロシア連邦は、西側の策に入り込んだのではないかと思われます。

なぜそうするのか? それはわかりません。
しかし、想像することはできます。

1 ロシア連邦の世界での信用という点での地位の低下と国力の低下をもくろむ。
2 ウクライナ支援の名目で、古い武器や弾薬を消費させる。
3 世界が軍事力の必要性を認識し軍備予算を拡大し関連産業が潤う。
4 復興に際しても、多額な資金が必要となり各国で大きなお金が動く。

1については、ロシア連邦の侵略を肯定する国は少なくないものの、そのほとんどは新興国以下であり、世界の先進的な国々からロシア連邦は、
野蛮な国とみなされ世界的地位の低下や経済的低下は避けられない。

2と3、4は、経済的な関連です。
特に2については、劣化ウラン弾がロシア側で使われていると言われていましたが、ウクライナ側も、イギリスが提供していて、今年5月13日には
その保管庫がロシア連邦に攻撃され、放射能が拡散していると伝えられています。

これは、戦後の復興に暗い影を残しています。
武器弾薬の消費は、軍事産業の活性化につながり、復興には58兆円以上が必要と試算され、3、4の各国の動きも正にこれにつながります。

ナオミ・クライン女史の説からいけば、ロシア連邦のウクライナ侵略によるショックに合わせ、各国が軍備増強を進めるという「ショック・ドクトリン」
の成果と言えそうです。この場合、報道各社もその意向に従います。

兵器を使った戦いは、人々が築き上げた多くの財産を破壊(既に20兆円以上)して多くの人々を死傷させます。
それを是とする世界があってよいものでしょうか?

やはり早く収束を目指すべきでしょう。
国連が、役に立たないとすれば各国が協調して停戦に動く必要がありますが、それができないとなると、今後、この闘争の延長線か、将来、同じ
ような事態に対して歯止めがきかず、人類そのものの存亡に関わると言わざるを得ません。

この闘争を早く収束させることが〝是〟であるなら、各国が知恵を出して仲裁すべきですが、今のところまったくその動きがありません。
2千年以上にわたり文明を高めてきた人類が、2千年前と同じことをしていて解決できないのです。

裏を返せば、この戦いを長引かせようとする意向が見え隠れしているようです。
しかし、多くの破壊や死傷者を生むことを〝是〟としてはいけないでしょう。

とても仲裁できないほど拗れていますが、不可能ではないと思います。
各国の思惑があるとしても、一般国民は報道などに惑わされず多くの破壊等を〝否〟とする意向を世界的に広げていかなければならないと思い
ます。

ルシファーは、人の心の中に生れるものであるからから、普段から、その心の中に平和のとりでを築いていかなければならないのだと思います。
        (「戦争は、人の心の中に生まれるものであるから人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」:ユネスコ憲章前文)

                                      
                                       2023.6.23(金) K・W



 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会
    的事象についての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした
    考え方で、分かりやすく書いていきたいと思います。
    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると
    思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。