宇宙に想う!  

NHK〝あさイチ〟でUFO特集Ⅰ
3月1日(水)のNHKの〝あさイチ〟でUFOについて取り上げられました。
〝あさイチ〟は、朝の連続テレビ小説終了後の8時15分から放送されるもので、この日は、国会の中継があることから8時55分までとなっていま
した。博多華丸・大吉さんと鈴木奈穂子アナウンサーが進行し、ゲストは、野口聡一(宇宙飛行士)さんと岡田結実さんを迎えて行われました。

野口さんは、「広い宇宙では、絶対知的生命体はいると思う。」と語り、岡田さんは、UFOを目撃したことがあると語っていました。

番組のほぼすべてがUFOについての内容で、正に特集ですが、前半は、ハーバード大学の高名な天文学者であるアヴィ・ローブ教授を軸に構成さ
れていました。

まず、背景として、2020年4月にアメリカ国防総省が公表した、アメリカ海軍が捉えた映像が流されました。
そして、2022年5月に、アメリカ議会下院において、50年振りにUFOについての公聴会が開かれ、国防総省高官が、「未確認飛行物体は高いリ
スクになるので、どこから来たものか調査していきます。」と語っています。

国防総省は、UFOの特別チームを立ち上げ、2021年3月以降の軍等の目撃情報を整理し、2023年1月に公表したということです。
それによると、全366件の内、無人飛行機・気球は195件で、171件は、未確認であったということです。

NASAも調査チームを立ち上げ、その結果を一般へ公表するとしているようです。
そして、アヴィ・ローブ教授へのインタビューが流れます。

ローブ教授は、「UFOを宇宙からきていることを含め調査すべき」、「UFOが何であるのか解明するのは科学者としての義務」、「もし、地球外生命体
が来ている証拠が見つかれば人類の未来は変わるでしょう。」と語ります。

ここで、アメリカ国防総省は、UFOではなくUAP(未確認航空現象)と自然現象を含めて呼ぶようになったとの説明が入ります。
このUAP解明のため、ローブ教授がリーダーとなって科学者グループで結成したガリレオプロジェクトが動き出したということです。
既に研究が始まっていて、24時間空を調査しているということです。

ローブ教授が、こうしたことに関心を持ったのは、6年前に地球に接近しスピードをアップして飛んで行ったオウムアムアの件からで、その形等から
人工的な物体であると考えているということです。

そして、「私たちは、データを集めて地球外の文明が存在するのかを解明すべきである。」、「人間は、自分たちが宇宙の主役であると主張し続けて
います。宇宙で最も重要な存在だと考えています。」、「それは、傲慢であり不適切です。」、「私が言いたいのは、子どものように好奇心をもち未知
のものを探求すべきだということです。」と語っていました。

科学者として、誠に正しい態度であると思います。      < ※ 次回へ続く >
 
 
                                      2023.3.6(月) K・W 



NHK〝あさイチ〟でUFO特集 Ⅱ
先の話ののち、日本の熊本大学教授高橋慶太郎さん(宇宙物理学が専門)が語ります。以下概要。
「NASAやローブ教授が、本格的調査に入るということで、アメリカのUFO研究が新しいフェーズに入った。」
「ローブ教授が言うように、国民の関心に向き合って科学的に調査することが科学者の使命であると思う。」
「科学的には、UFOが宇宙からきている可能性が低いとしても、ローブ教授が言うような可能性を含めて研究することは重要なこと。」

これらの後、UFOを科学的に研究している人は日本にはいないという話が出される。
それについて、高橋教授の「UFOが宇宙からきている可能性が低い」を肯定したうえで、野口さんは、次のように話します。

「いかに宇宙は広いか、その中で地球に来るとすると、関東平野の中の土俵(太陽系)の中の0.5mmというシャーペンの芯を探しに来るようなもの。
とても来るとは思えない。」
「私たちが知っていることは、宇宙のほんの少しなので謙虚になって分からないままにしないで、データどりをするなど分かるようにするのは重要。」

そして、UFOを独自に研究している東京都豊洲の北島弘さん(元ITエンジニア)が登場します。
北島さんについては、「月刊ムー」やテレビでも取り上げられていますので、ご存じの方も多いと思います。

自宅マンションの39階で、UFO観測装置を作成しパソコン2台、専用カメラ2台で24時間、365日、飛行物体を自動で写真に捉えているというものです。
今までに、「自然現象、鳥、ヘリコプターではない」ものが、いくつも撮影されていて、番組では、そのうちの2例が紹介されました。

番組後半では、福島県飯野町の30年前に建てられた「UFOふれあい館」の話題で、2年前に「国際未確認飛行物体研究所」を館内に設立し、新たな研究
が始まっているというものです。
具体的には、昨年6月までに投稿された452件のうち、UFOの可能性のあるものを世界に向けて公開しているということです。

そして番組は、「UFOの真実は、現段階では分からなかった・・・。しかし、地球外から来ている可能性を含めて、本格的な調査が開始、近い将来、新た
な発見があるかも・・・」と閉めています。

UFOの研究の歴史を知らない人は、今まで、あまり調べていなかったものが、これから、調査が始まるというように受け取ることでしょう。
しかし、アメリカでは、空軍主導で、プロジェクト・サイン(1947年)、それを引き継いだプロジェクト・グラッジ(1948年)が調査を行い、さら
に、1952年には、プロジェクト・ブルーブックが結成され、ジョーゼフ・アレン・ハイネック博士を中心に情報収集などの調査を行っています。

これらの背後では、CIAが情報を収集していて、そのことを知った市民団体が1978年「情報の自由公開法」に則りCIAを訴え勝訴し、1000ページも
の関連資料が公開されています。

さらに言えば、アメリカ政府は、墜落したUFOを回収しているうえに、アダムスキーのコンタクトをすべて事実であると知っているのです。
前回書いたように、アメリカの高官は、、「未確認飛行物体は高いリスクになるので、どこから来たものか調査していきます。」と、その正体を知るかのよ
うに高いリスクと表現しています。
しかし、彼らにとって、その正体は邪魔な存在となっているようです。

では今後、どのような展開があるのか?
〝あさイチ〟で、UFOを取り上げたこと自体、どこからかの指示があったと考えられます。
内容も、その指示に沿ったものでしょう。

そこを踏まえると、一歩進んだ事実が公表される可能性はありますが、それらは、地球防衛の理由として使われるのではないかと想像されます。
また、こちらは、悪い話ではありませんが、宇宙開発に予算をつぎ込む理由として使われるかもしれません。

いずれにせよ、ローブ教授のグループが、何の足かせもなく自由に科学的に研究されるのであれば、おおいに期待したいと思います。


                                      2023.3.18(土) K・W



 
   はじめに 
 
        ここでは、「生命の科学学習会」や「G・アダムスキー通信」では、触れることが少ない、日々の生活における行動や社会
    的事象についての感想、あるいは、スペースピープルに馳せる想いなど、広範囲にわたり「生命の科学」をベースにした
    考え方で、分かりやすく書いていきたいと思います。
    重要なことについては、「生命の科学学習会」で追加説明したり、「G・アダムスキー通信」に改めて記載することもあると
    思います。
    頻度は、月数回を目標とします。短文にはなりますが、皆さんの生活の参考になることができれば幸いです。